夜を司る者、二人

 

 

 

 

 

 

「せいっ!!!」

無機質な鉄の足場を踏み、少女が剣を振るう。

「はぁっ!!!」

しかし、それをその場にいた青年が持っていたナイフで受け止める。

「貴様・・・やるな」

青年が少女と少しの距離をとって言う。

「・・・・あなたこそ・・・」

少女も剣の刃を下にした構えをとって答える。

「まさか・・・噂の正体がお前だったとはな・・・川澄(・・・) (・・)先輩?」

青年が口元を歪めながら苦笑する。

「こっちこそ・・・貴方が殺人鬼とは知らなかった・・・遠野(・・・) ()()・・・」

舞もそちらこそという感じで言う。

「殺人鬼とは心外だな・・・オレは人を殺した覚えは無いな」

そう言って重心を低くして、構える志貴。

「嘘・・・貴方は今まで何人も殺してるはず・・・」

そう言って舞も隙なく剣を構える。

「ふんっ・・・真実を捉えられんものはいずれ死ぬ・・・それが今か・・・先か・・・それだけの事」

そう言って志貴は舞目掛けて加速していく。

「斬!!」

志貴は舞の目の前でナイフを振るう。

「こんなところで死ぬつもりはない・・・祐一と佐祐理が待ってるから・・・」

そう言って舞は目の前で繰り出された斬撃をいとも簡単に弾き返す。

「ほぉ・・・なかなかやるじゃないか」

そう言って、志貴は後ろに後退した。

「“遠野 志貴”では今の一撃をまともに受け返されていただろう・・・」

志貴はそう言って舞を見据える。

「“遠野 志貴”だったら?・・・じゃあ・・・今の貴方は・・・?」

舞が剣の刃を見せて聞く。

「オレは遠野 志貴の深層意識の奥深くに眠るもう一人のやつ・・・七夜(・・・) ()()だ」

そう言って志貴は駆け出した。

 

 

戦いの始まりはなんだったのだろうか・・・?

それは何処の学校にでもありそうな噂が元・・・。

噂を追求する二人は・・・夜を司る者。

故に・・・二人が戦いというワルツを踊るのも・・・やはり夜・・・。

漆黒のみが世界を支配する・・・夜という世界で・・・。

 

 

said

 

 

「ねぇ、知ってる舞?」

昼・・・ご飯を食べている時、佐祐理が言ってくる。

「何を・・・?」

私はたこさんウインナーに手を伸ばしながら聞く。

「ぬぉぉ!!!それは俺が最後に食おうと!!」

「祐一・・・うるさい」

私は叫ぶ祐一を無視して、たこさんウインナーを食べる。

「うん、最近夜も物騒になってきたから、舞も気をつけないと」

それを聞いて・・・私は理解した。

佐祐理にはもう、あの夜の事は話してある。

でも・・・まだ私に戻ってきていない欠片があるから・・・私はまだ夜の校舎にいる。

そのことについてだろう・・・。

「大丈夫だって、佐祐理さん。こいつ、下手したら俺より強いかも・・・」

「そんなことない・・・」

私は少し顔を赤くして祐一の頭にチョップを振り下ろす。

「ぶっ!」

当たり所がよかったのか・・・祐一は頭を抑える。

「判った・・・なるべく気をつける」

そう言って私は箸を置いた。

「ぐぅ・・・さっきの一撃はよかったぞ、舞・・・」

祐一が頭を抑えながら言ってくる。

「あははー、祐一さんもさっきのは言いすぎですよー。舞だってちゃんとした女の子なんですから」

「はちみつくまさん」

私は佐祐理と一緒になって祐一に言う。

「うぐぅ・・・」

祐一は、少し引き下がる。

「悪かったな、舞」

そして、素直に謝ってくれた。

こんな祐一は・・・かなり嫌いじゃない・・・。

「まっ、俺も今日は一緒に行くから、佐祐理さんも安心してくれ」

祐一が佐祐理に言う。

佐祐理には・・・危険な事はして欲しくないから・・・。

「はい・・・判りました」

「うっし。なら、そろそろ戻りますか」

祐一の言葉を聞いて、私達は片づけを始める。

「なら、またあとでな」

祐一がそう言って、私達も教室に戻っていった。

 

 

志貴said

 

 

「なぁ、遠野」

有彦が声をかけてくる。

「やぁ、有彦。いつ来たんだ?」

俺は尋ねる。

「今だ」

この男は即答しやがった。

「お前はいつまでたっても気楽だな」

俺は有彦に言う。

「ははは、まぁな」

有彦は気楽に笑って言い返してくる。

こいつのいい所はこういう気さくな所なんだよな。

「で、何の用だっけ?」

俺は聞く。

「ああ、最近学校の備品やら窓が壊されまくってるんだってよ」

有彦が腕を組んでいう。

「ああ、そうらしいな。今朝窓の修理してるの見たよ」

俺は思い出していう。

「全く、最近また物騒だねぇ・・・」

有彦はうんうんと、頷きながら言う。

「まっ、俺達には関係ないな・・・」

俺はそう言ってポケットを探る。

もう既に体の一部といっていいほど・・・手に馴染む“七ツ夜”の感触。

まぁ、今日の夜にでも来て見るか・・・。

そして、そこに教師が来た。

「じゃ、またあとでな、有彦」

俺がそう言うと有彦は席に戻っていった。

 

 

そして・・・時刻は闇が支配する夜・・・。

“魔”を討つ者二人がそれぞれ動き出す・・・。

 

 

said

 

 

私は今、夜の校舎へと歩みを進めている。

目的はただ一つ。

今だ元に戻っていない欠片をどうにかする事と・・・。

「さて、噂は本当かな・・・」

私の隣を歩いている祐一が言う。

今日だけ祐一が一緒に行こうと言うので、今私達は一緒に学校へと向かっている。

「祐一・・・帰りに牛丼を奢る・・・」

私は帰りの事を祐一に話す。

「はいはい。わかりましたよ、お姫様」

祐一は少し笑って歩く。

「はちみつくまさ・・・ぐっ!!!」

私は返事をしかけた時・・・強烈な痛みが襲ってきた。

「舞っ!!!?」

それを見た祐一が駆けてくる。

「変な・・・感じ・・・。今まであった何かが・・・急になくなった感触・・・」

私は胸を抑えて言う。

「舞・・・今日行くのやめるか?」

祐一が手を差し出して、聞いてくる。

「行かないわけにいかない・・・たぶん・・・ありえない話だけど・・・誰かが・・・私の力の欠片を殺したんだと思う・・・」

私は祐一の手をつかんで立ち上がり、言う。

「馬鹿な・・・そんな事が可能なのか?」

祐一が聞いてくる。

「判らない・・・だから、早く学校へ・・・」

私はそう言って苦しいながらも歩き出す。

「はぁ、参ったよ。お前には」

そう言って祐一は私に肩を貸してくる。

「行くんなら、早く行こうぜ」

「はちみつくまさん」

私は返事をして、歩き出した。

 

 

志貴said

 

 

俺は何時ものように家を抜け出し、夜の街へと繰り出す。

(う〜〜む・・・最近夜抜け出すのが習慣になってきたな・・・)

俺はそんな事を思いながら街を歩く。

行き先は決まってる。

噂にも出てくる・・・俺達が通う学校だ。

別に被害者が出たわけじゃない。

吸血鬼じゃないとも思う・・・。

だけど・・・俺の中の・・・あいつが吼える・・・。

向かえ・・・と。

敵を倒しにいけ・・・と。

俺に言う。

だからなのか・・・俺は既に学校に進入していた。

無機質なコンクリートの廊下・・・。

変わりばえしない教室の扉たち・・・。

そして・・・。

「ふ・・・ん・・・中々楽しい獲物だ・・・」

オレは目の前を眼鏡を取って見る。

案の定・・・得体の知れない空気にもしやと思ったが・・・。

「“死”がひとりでに歩くものか・・・普通なら見えない何かが・・・此処にいるという事・・か」

オレはそう言ってポケットからナイフを取り出す。

「ふん・・・極彩と散れ・・・」

オレは瞬時にその見えない何かと交差し・・・その見えない何かを17に解体し、殺した・・・。

「ふん・・・他愛も無い・・・斬刑に処す・・・その六銭・・・無用と思え」

オレはそう言って踵を返す。

「これが噂の正体か・・・つまらんな」

オレはそう言って歩き出した。

 

 

「・・・・・・・」

先程・・・見えない何かを殺した少年、七夜 志貴は玄関へと歩みを進める。

「んっ・・・」

その時、志貴は何かを感じたように、目の前を見据える。

「・・・・何者・・・」

志貴はポケットの中のナイフを握り、言う。

「・・・・誰?」

目の前の暗闇からも声がした。

「貴様は・・・」

志貴は暗闇から出てきた人物を見て言う。

「・・・・・」

対して、その暗闇から出てきたのは少女だった。

「ふん・・・どうやら・・・貴様が噂の正体・・・か」

そう言って志貴は駆け出した。

 

 

そして、二人は戦いの火花を散らす。

「そらっ!!」

志貴は舞の目の前でジャンプし、舞い目掛けて蹴りを放つ。

「ふっ!!」

舞も、それを軽々かわす。

「霧散っ!!!」

着地した志貴を狙って神速の舞の剣が放たれる。

既に、大半のなくした自分を取り戻した舞の身体能力は全て、人を超えていた。

「ぐぅ!!!」

寸分で直撃はまずがれた志貴だが、右足に少しの傷を負った。

「貴様・・・“魔”・・・か」

志貴はそう言って立ち上がる。

「貴方だって・・・今のを避けられるなら・・・充分人間じゃない・・・」

そう言って舞は再び構える。

「ふん・・・なら・・・楽しませろ・・・よっ!!!」

そう言って志貴は重心を低くし、加速したと思えば、その姿を消した。

「どこっ!!!?」

舞は目の前で消えた志貴に対して叫ぶ。

「遅すぎるんだよっ!!!」

その叫びと共に、志貴は舞の目の前に現れ、舞の胸座をつかみ、地面へと叩き付ける。

「かはっ!」

叩き付けられた衝撃で舞は少しばかりの血を吐く。

「舞っ!!!」

それを、はたで見ていた祐一が舞いに向かって叫ぶ。

「ふん・・・こいつのつれか・・・吾は面影糸を巣と張る蜘蛛。ようこそ、このすばらしき惨殺空間へ」

そう言って志貴は両手を広げ、笑う。

「お前・・・やっぱりただの人殺しかよっ!!!」

祐一は叫ぶ。

「言っただろう・・・オレは人は殺していない・・・」

「嘘だっ!!」

しかし、祐一は否定の叫びを上げる。

「まぁ、聞け。この世にはな・・・吸血鬼なる存在がいる・・・オレが殺してきたのはそいつらだ・・・」

志貴は眼を細めて言う。

「吸・・・血鬼・・・?」

祐一は震えた声で言う。

「そうだ・・・オレは・・・古来より日本の裏で暗躍してきた“魔”を討つ退魔の一族・・・七夜の生き残りだ」

そう言って志貴はナイフの刃を戻す。

「ふん・・・そこで倒れているやつはもう終わりか。なら、早々に立ち去れ・・・オレの気が変わらんうちにな」

歩きながら言う志貴。

「ま・・・って・・・」

それ・・・舞が止めた。

「・・・・なんだ?」

志貴は振り向かず聞く。

「貴方は・・・どうやって・・・魔物を殺したの?」

立ち上がりながら舞は聞く。

「教える義理は無い・・・」

そう言って志貴は歩き出す・・・が。

「ふん・・・まだいたか!!」

志貴は目の前を見て叫ぶ。

「舞!!」

祐一が舞の名を叫ぶ。

「はちみつくまさん・・・」

舞もそう言って立ち上がる。

「おかしい・・・」

舞は立ち上がっていった。

「ああ・・・何で・・・見えるんだ?」

祐一が言った。

「・・・・・・・吸血鬼となったか・・・憐れな」

そう言って志貴はナイフの刃を出す。

「そこの女・・・戦えるなら手を貸せ」

そう言って志貴は構える。

「言われなくても・・・」

そう言って舞も剣を構える。

「“まい”!!!」

舞が叫ぶと、舞の後ろに・・・うさぎ耳をつけた小さな女の子が姿をあらわす。

「力の解放!!」

舞の叫びと共に、その小さな女の子は光を纏い、再び舞の中に戻っていった。

「・・・行く!!」

そう言って舞は先程以上の速さで目の前の魔物へとかけていく。

「霧散零式!!」

舞は目にも止まらない速さで上・中・下段へと居合を打ち込む。

「ガァァァァ!!!」

吸血鬼と化した魔物が叫び声を上げる。

「ふん・・・自己修復・・・か・・・貴様ではそいつを殺せん」

傷を修復していく魔物を見て、志貴が言った。

「オレが殺る・・・」

そう言って志貴が構える。

「はぁぁぁっ!!!」

志貴は加速をつけ、魔物目掛けていくが・・・。

「ゴァァァァ!!!」

魔物の放った衝撃波で、志貴は後ろへと後退する。

「ちぃっ・・・知能だけは持っているか・・・」

そう言って再び志貴は魔物目掛けて駆け出す。

「ゴァァァァァ!!」

魔物は再び衝撃波を放つが・・・。

「飽きないな!!」

志貴は持ち前の反射神経でそれらを全て避け、魔物の間合いに入る。

「そろそろ逝くか?」

志貴はそう言って魔物に高速の4連撃を喰らわせる。

「ゴォォォ!!」

実態を持っているがゆえ、物理攻撃を当てる事も可能になったのである。

「はぁぁぁ!!」

上空へと吹き飛ばされた魔物へと舞が追い討ちをかけようとする。

「孤月っ!!」

舞もその身体能力で上空で孤を描くように剣を振るい、魔物に斬撃を当てる。

「ゴァァァァ!!!」

魔物も強烈な叫びを上げ地上に落ちる。

「ふん・・・とどめだ・・・」

そう言って志貴は構える。

「私が先制をかける・・・」

舞は着地した瞬間、目に見えない速さで魔物へと駆け寄る。

麦穂薙・・・」

舞の呟きとともに、舞は魔物と交差し・・・魔物は横一文字斬られる。

その魂極彩と散るがいい。毒々しい輝きならば誘蛾の役割は果たせるだろう」

そう言って志貴は魔物目掛けて走り出す。

「極彩と散れ!!」

そして・・・魔物は志貴と交差した瞬間・・・17に解体された。

「ふん・・・」

そう言って志貴はナイフの刃を直す。

「いずれ地獄で会おう・・・お互いにな」

そう言って志貴は歩き出す。

「七夜 志貴・・・その名前、覚えておく」

舞はそう言って剣を鞘に直す。

「貴様の名もな・・・川澄 舞・・・」

そう言って志貴は夜の街へと消えていった。

「大丈夫か、舞?」

祐一が舞に駆け寄って聞く。

「祐一・・・牛丼奢る・・・」

舞は近寄ってきた祐一に言う。

「はいはい、緊張感が一気に失せたな」

祐一は苦笑して歩き出す。

「なら、行こうぜ」

そう言って二人は歩き出した。

 

 

2度と交わらない二人だが・・・確かに夜には存在する2つの影。

川澄 舞という魔物を生み出してしまった少女と・・・七夜 志貴という・・・生粋の殺人鬼の少年・・・。

二人はまた・・・どこかで・・・いつか出会うのだろうか・・・。

それは・・・この夜の闇だけが知っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

                                               <Fin

 

 

 


あとがき

 

 

終わりよけりゃぁ・・・それで全てがいいんだよ。

フィーア「そんなわけあるかぁぁぁっ!!!!」

ぼべらっ!!!

フィーア「全く、駄文ばっか量産してるんじゃないわよ!」

ぐぅ!!貴様なんてことを!!

全国一万五千人の農家の人に謝れ!!!

フィーア「・・・何故に農家?」

なんとなく・・・かな。

とりあえず、この短編をおおくりしました。

フィーア「またもや昔のものを引っ張り出してきて」

仕方がないだろ?時間が欲しいんだ。

フィーア「寝る間も惜しんで書け!!」

鬼か貴様は!!

フィーア「あんたさぁ・・・6銭って何か知ってる?」

いっ・・・いや・・・知らんが・・・。

フィーア「三途の川の渡り珍よぉぉぉっ!!!」

俺は地獄行きかぁぁぁぁ!!!!

フィーア「成敗完了・・・美姫さん、浩さんにも渡しておいて上げて、6銭」



ガタガタガタガタガタガタ……。
こ、こんな物が送られてきたよ。
話の内容から察するに、これはアレだよな……………6銭。
………そ、そうだ古物商に持っていけば、幾らかにはなるかも。
きっと、フィーアちゃんもそのつもりで送ってきたはずだ。うん、本当に本当!
そうと分かれば、美姫に見つかる前にポケットに……。

美姫 「うふっ」

ピシッ

み、見てた?

美姫 「うん、もうばっちりと♪」

は、ははははは。(ど、どうにかこのピンチを切り抜けなければ…。カシャカシャ、ピーン)
美姫、まあ落ち着こう。いいか、確かにこれは6銭だ。しかし、現在において換金すれば6銭じゃなくなる。
分かるな、分かるだろう。

美姫 「うん、分かったわ。つまり、渡り賃じゃないって言いたいんでしょう」

そう!その通りだよ、美姫君。君は実に優秀な助手だよ。
現在におけるコンクリートジャングルの混沌。その荒野にただ一人立ち向かう探偵の助手には相応しい。
この灰色の脳細胞が告げるには、つまりこれは渡り賃ではなく、ただの、そうただの贈り物なんだよ。

美姫 「灰色の脳細胞よりも、あるのかどうか分からない透明色の脳細胞の方が合ってるわよ」

そ、そうか。兎も角、その透明色の脳細胞が言うには、これは渡り賃ではありえないのだ!

美姫 「力説ありがとう。でもね、どれだけ力説しても無駄よ。
     それに、特別にアンタは渡り賃なしで良いんだって。良かったわね。
     これも私がしょっちゅう、アンタを三途の川に送ってあげているお陰よ。感謝しなさい」

するか!お前に分かるか。
行く度に、今回は遅かったねとか、今回はいつもよりもましだねとか、ちょっとお茶でも飲んでも行くかい?なんて爽やかに聞かれる気持ちなんて。
おまけにな、最近なんかすぐに復活して、途中で引き返すのが面倒臭いからって、初めから船に乗せてもらえないんだぞ!
そんな訳で、最近じゃあ暇な時は三途の川のすぐ傍で将棋をしてたりするんだぞ。どうだ!

美姫 「…つまり、船に乗りたいの?」

……いえ、遠慮します。もう、あっしなんか川原で大人しく将棋を打つのがお似合いでして…。
間違っても渡りたいなんて思いません。ええ、そりゃもう。最近じゃ、将棋の弱い浩って知れ渡ってくらいでして。
ええ、本当に。そのくせ、生命力だけは人外とも噂されとりますです、はい。

美姫 「鬼たちにも人外扱いされるアンタって、一体」

ははははは。まあ、訳の分からない話はその辺にして、今回はここいらでお開きに。

美姫 「それもそうね。アハトさん、投稿ありがとうございました!と、浩、アハトさんを迎えに行ってきなさい!」

へっ?

美姫 「離空紅流、無手奥義。斬魔紅蓮炎獄掌(ざんまぐれんえんごくしょう)」

グゲレバァ!

美姫 「ふぅ〜。アハトさん、今迎えが行きますからね〜」





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