恋姫†無双戯曲 −導きの刀と漆黒の弓−

 

−キャラクター設定−

 

 

一刀や愛紗達ゲーム「恋姫†無双」に出てきたキャラクター達公式HPで“詳しく”紹介されているキャラクター以外のキャラ、つまりサブキャラ及びアインオリジナル設定の新武将達の設定です。このSSはこれから紹介するキャラクター達が中心に回っていく、オリジナル色の強いサイドストーリーになりますのでご了承下さいませ。また、このキャラクター達はゲームと同じく史実とは全く関係ありません。

 

 

※真・恋姫†無双の発売と私自身の数々の不注意に基づき、15話の時点でこれまでの公孫賛の真名、魏延の真名、馬岱の口調を修正いたしました。魏延はまだ出てきていない為さほど影響はないかと思いますが、公孫賛の真名に関してはこれまで最初から読んで下さっていた皆様に多大なる混乱と御迷惑をお掛けする事を深くお詫び申し上げます。今後は真名のうち間違いなどと言う初歩的なミスを犯さないよう精進していきたいと思っておりますので、よろしければこれからもお付き合いくださいませ。

 

 

嶋都 一弦(シマヅ カイト)

 

北郷一刀の同級生であり、幼馴染。姓の嶋都は戦国の時代、北郷氏が家臣としてとある猟師を家臣に取り立てた時に、本家である島津から取って与えたもの。それ以来嶋都の家は代々北郷の側近として仕えてきた。

実家は表向きは弓道場だが実はかなり実戦色が強く、いわゆる弓術。代々北郷の補佐役としてその実力は実戦では北郷と同等以上の力を発揮する一族なのだが、一弦に限ってはもともと性格が優しい子供だったために鍛錬に心が耐えられずにその実力こそ一族随一までになったものの、それまでの明るく無邪気な性格はすっかり変わってしまった。実力とその多くを語らなくなってしまった事の弊害か段々と一族にも疎まれ始めるが、裏表なく人と接する事のできる一刀だけはそんな彼も分け隔てなく接し、それゆえに彼と行動を共にする事が多くなり、段々と昔の性格を取り戻しつつある。直情的で正義感に強く、明るい一刀とは対照的に、一弦はつねに冷静で物静かで人の事を優先してしまう思考の持ち主。

武器は弓道場の息子だけあって弓。だが実戦式なため一弦が持っている弓には湾曲刃が取り付け可能で、また体術も一流。弓の名は双逆鎌弓(ソウゲキレンキュウ)。恐ろしいまでの正確無比な速射で相手を確実に潰し、接近してきた人間は湾曲刃で斬りつけるといった戦闘スタイル。実家が剣術道場の一刀を簡単にあしらってしまうその実力は天性のものであり、同時に心を救ってくれた一刀の力になるために更なる手にしたもの。

長い前髪と何の特徴もない身体のせいで、着ている服によって女性に見えてしまったりもする。その所為で女子の多いフランチェスカでは玩具にされている節もある。

 

 

公孫賛 伯珪(コウソンサン ハクケイ)

 

姓は公孫、名は賛、字は伯珪。真名は白蓮。北方の弱小領主であり、領民の評判はなかなかいい。武もなかなかのものだが、所詮は弱小領主ということもあって関羽達には少々及ばない。照れ屋で人が良く、そのくせ気が弱いという鎧で身を固めていなければ本当に普通の女の子なのだが精一杯領主としての勤めを果たそうとしている。領内ではそんな彼女を、だからこそ助けようとしている派閥と、あまり信用が置けないと考えている派閥で真っ二つ。なまじ政治能力と周信能力が高いために身分よりも能力を重視した雇用をしてきたのが名門の出の人間達の不信感を買ってしまっていることも一つの原因。

一刀に巻き込まれて飛ばされてきた一弦は彼女の領内に飛ばされて助けられる。

 

 

張燕(チョウエン)

 

姓は張、名は燕、字はなし。真名は瑠那。身元の分からない捨て子だったが、張牛角に拾われる。黄巾の乱の際には彼女に半ば唆される形で盗賊団を結成するもやはりやっている事に納得がいかず、結局張牛角と袂を分かって自領内で義賊として活動する。元の姓は猪だが、もう戻すのがめんどくさいらしい。反董卓連合軍にも参加しており、その時に公孫賛と協力して影から一刀に協力している。のちに袁紹が所構わず攻めだした際、同じく攻められていた公孫賛と再び手を組んだのだが……

長い三つ編みに、黄巾党の協力をさせられていた時からの名残の黄色いバンダナが特徴の正義感溢れる元気娘。歳は公孫賛より一つ二つ下で、彼女の事は白蓮ねぇと呼んでいる。愛紗よりも少し背が低く、胸はあまりないが気にしていない。一人称はあたい。

 

 

皇甫嵩 義真(コウホスウ ギシン)

 

姓は皇甫、名は嵩、字は義真。真名は蘭華。董卓軍の将軍として最後まで戦っていたのだが、董卓が事実上一刀達に敗れたのちは死闘を繰り広げていた相手である公孫賛の元に身を寄せていた。それが結果的に袁紹に公孫賛達を攻める大義名分を与えてしまう事になり……

軽いウェーブのかかったセミロングに眼鏡の秘書風の20代中盤の美女。物腰は柔らかく、しかし槍を持たせればそこらの将軍では歯が立たないほどの実力者。はきはきと喋るしっかり者の完璧超人のような皆の憧れのお姉さん的存在、なのだが実は結構ドジ。一人称は私。

 

 

華陀 元化(カダ ゲンカ)

 

姓は華、名は陀、字は元化。真名は泉。何処にも属さない年齢不詳のさすらい女医さん。一刀と一弦が飛ばされた当初は黄巾党の被害者を救済しながら歩き回っていて、丁度公孫賛の領地を流離っていた。いきなり戦に巻き込まれて衰弱していた一弦の治療を行ってからなんとなくそのまま公孫の軍に居つく。

航空会社J○Lのアテンダントの女性のような夜会巻きの髪型に淡いピンクの短いチャイナ服がどうしてもナースに見えてしまう。右目のモノクルと紫苑クラスの大きなアレが特徴。一人称はあたし。

 

 

魏延 文長(ギエン ブンチョウ)

 

姓は魏、名は延、字は文長。真名は焔耶。入蜀しようとした一刀達の前に厳顔と共に立ちはだかった猛将。厳顔が鈴々との一騎打ちに持ち込まれた際、北郷軍の囲みを破ってそれを阻もうとしたが、白蓮、一弦、瑠那の三人に逆に阻まれ、厳顔が囚われると一緒に降伏する。厳顔と共に仲間になるが、朱里に叛骨の相があると言われてショックを受けて逃げ出そうとする。それを知った一刀はすぐに焔耶の元へ出向き、一弦の下に就くように直々に申し渡して事なきを得た。以来一刀と一弦には何があっても逆らわないが、自分をいらないといった朱里が苦手。馬岱と姜維は天敵。

真正面から戦えば愛紗や鈴々と比べても引けを取らない猛将で、普段はかなり強気で乱暴な喋り方をするが実はかなり気が弱く、極限まで追い詰められると泣き出してしまう実はとっても可愛い女の子。一人称は俺。

 

 

姜維 伯約(キョウイ ハクヤク)

 

姓は姜、名は維、字は伯約。真名は菜々。袁紹が気紛れを起こして攻め入った小さな町で親と逸れて孤児になってしまった女の子。顔良が良心の呵責から連れ帰ってみたところ、宝の持ち腐れになっていた袁紹の兵法の書などをガンガン勝手に読み散らかす才能の片鱗をみせた。年端もいかない女の子の才能に、思わずこの子を育て上げてクーデターでも起こそうかと本気で思ってしまった顔良だったが、賢い子供と相性の悪いお馬鹿な袁紹にバレたらどうなるか分からないので、結局隠し通す事に。

セミロングのボブカットで、白のセーラー服っぽい格好に同色の半ズボン。頭には同じくセーラーっぽい帽子がのっている璃々ちゃんと同じ歳の女の子。しかし頭の回転の速さは朱里も舌を巻くほどで、並みの大人では相手にならない思考能力を持つ。

一弦の事を兄と呼び、いずれは一弦と誰かをくっつけて自分がその養子に納まることを本気で考えている、ある意味最強の女の子。でも魏延だけはママと呼びたくないらしい。一人称は私。たまに猫科の動物っぽい声をだす。









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