――ラダトーム王国北西の森
   ミリィの家 1F リビング――
  * * * side ノーム * * *

 主の羞恥プレイ、もといミリィさんに見られながらの着替えも無事に何事もなく終わり、それから幾許かの時間が流れました。
 途中、主が何度か例の筋肉痛に顔を顰めて、ミリィさんに怪訝そうにされていましたけれど、そこは上手く取り繕っていらっしゃいました。
 もし、無理をして痛い思いをしているのだと知られてしまったのなら、今度は泣かれるだけでは済まないかもしれないと戦々恐々とされてらしたようですけど、幸いにも筋肉痛は一過性のもの。
 なので、そんな時間もすぐに終わってしまいました。わたしとしては途方に暮れる主の姿という非常に貴重なものを見る機会を逸してしまって、少々残念ではあるのですけれど。
 ――閑話休題……。
 さて、ミリィさんの用意してくださった朝食を皆さんでいただき、掃除や洗濯等の家事を手分けして済ませてしまうと、後は昼食の支度を始めるまでの空いた時間を各々自由に過ごすこととなります。
 とはいえ、一昨日、昨日と戦闘続きだったこともあり、お昼まではのんびりしようというのが全員の一致した考えのようでした。特に主は倒れられたのですから、お昼までと言わず、一日安静にしていてもらわなければなりません。
 主から褒賞をいただけるとのお言葉もあり、わたしも昨日は聊か頑張りすぎてしまいましたし、紅茶でもいただきながらのんびりとさせていただくとしましょうか。
 ミニチュアサイズのティーセットの中からポットを取り上げ、自分用のティーカップに中身を注ぐ。さて、他の方々はどうしているのでしょうね。
 琥珀色の液体から湯気と共に立ち昇る芳醇な香りを楽しみながら、それとなく室内の様子を見渡してみます。
 主はミリィさんから本を借りて読んでいらっしゃいます。何でもこれからのことを考えて、今のうちにこの世界の一般常識に関する知識を収集しておきたいのだとか。
 ちなみに、今主がお読みになられているのは、冒険者入門というタイトルのそれなりに分厚い参考書のようなものです。主が歴史と地理、大まかな法律を知るのに良いものはないかとお尋ねになられたところ、ミリィさんからこれを薦められたのでした。
 冒険者の資格が協会による身分保障にもなっている以上、有資格者は一定の教養を身に付けていなければなりません。その資格を取るための参考書であるからして、必要な一般教養についてもある程度簡単に纏めてあるのでしょう。
 わたしも少し見せていただきましたが、なるほど初心者向けだけのことはあり、分かりやすくよく纏められていました。
 しかし、既に冒険者資格をお持ちのはずのミリィさんの手元に何故このような参考書があるのでしょうか。
「この世界で旅をするのなら、冒険者資格は必須だからね。ユリエルにも近いうちに試験を受けてもらおうと考えてたんだ」
 様々な施設を利用する上で冒険者は優遇されますし、伝説に関連する場所ともなれば身分が不確かなものでは立ち入らせてもらえないところも少なくないとミリィさんは仰います。
 ちなみに受験資格は協会が認定した教育機関での一定以上の単位取得か、または一定以上のランクに達した有資格冒険者に推薦されることで得られるそうです。
 今回はミリィさんが推薦権利をお持ちであるとのことで、彼女からの推薦で受験する運びとなりました。
「そういうことだから、頑張ってね」
 そう言って朗らかに笑うと、ミリィさんは必要なテキスト一式をテーブルの上に置いてリビングを出て行かれました。
 彼女は彼女で、昨日までに消耗した装備の点検やら戦利品の分別やらで忙しいようでした。
 ディーネさんやリータさんも主を手伝うと言ってそれぞれ別のテキストをめくっていますし、本当にゆっくりしているのはわたしとシルフさん、アルさんくらいのものです。
 まあ、戦闘をすることに比べれば全然楽ではあるのでしょうけど、あまり根を詰めすぎるのも良くはありません。なので、適度に休憩を挟めるようフォローしてあげませんと。
 何と言っても、わたしは皆のお姉さんなのですから。

  * * * side out * * *

  堕天使ユリエルの異世界奮闘記
  第12章 白き翼への布石

 森を南に抜けたところにガイリアという名前の港町がある。
 王都ラダトームからも近く、古くより諸外国との貿易の窓口として栄えるこの町には常に多くの人や物が集まるようになっていた。
 町の中心を貫くメインストリートには様々な店舗が軒を連ね、そこかしこから客を呼び込む威勢の良い声が聞こえてくる。その声の訛りも多種多様で、本当にいろいろなところから人が集まっているのだと実感することが出来た。
 今、わたしはそんな賑やかなガイリアの町の通りの一つをミリィとリータちゃん、アルちゃんの四人で歩いている。目的はこれまでの戦闘で溜まった戦利品の売却と買出しだ。
 魔法による障壁があるからと防具らしい防具を身に着けていなかったわたしだけど、その考えは実際にこちらで戦ってみて改めさせられた。
 カースナイト戦では相手を侮って痛い目を見たし、地獄の鎧や騎士とも刺しで戦うことになっていたら正直、どうなっていたか分からない。
 わたしは最強かもしれないけれど、絶対無敵ではないのだから。これまでは、あくまで一方的な力押しが出来たからこその圧勝だった。
 だから、ミリィから買出しに行こうと誘われたのを機会に、そこそこの装備を整えられればと考えていた。
 それとは別に、服などの必要なものも買わないと。リフレシュアミストによる洗浄は完璧だけど、さすがにいつまでも一張羅というのはよろしくない。わたしだって女の子、おしゃれの一つもしたいのだ。
 というわけで、買出しである。
 ちなみに、今のリータちゃんは等身大の姿で身長は168センチとわたしより5センチ高い。すらりとした長身を下はブルージーンズ、上はクリームイエローのタートルネックセーターに包み、凛とした美貌で道行く人の視線を集めている。
 燃えるような赤毛に紅蓮の瞳を持つ彼女がパーソナルカラーとは対照的な青や緑といった明るい色を好むのは、その理由も含めて身内には周知の事実だった。
 そのリータちゃんに手を引かれて歩く小さな女の子。薄紫の長髪の先のほうをリボンで纏めて顔の両側に一本ずつ垂らし、大きな帽子を目深に被っているのは、変化の杖という魔道具で人間の姿に化けたアルちゃんだ。
 隣国ドラファルナが魔物も含めた多種族混合国家であり、民間レベルでの交流もそれなりにあることから近年では魔物であるというだけで危険視されることも少なくなってきているという。
 しかし、国家に属さない所謂野良魔物による被害の大きな土地ではその限りではなく、知らずに訪れた隣国の民が虐殺されて国際問題になったこともあるそうだ。
 ラダトームには過去に何度も魔軍の侵攻を受けたという歴史的背景もあり、魔物といえば敵と考える国民は決して少なくないのだろう。
 そういった人々との間に無用なトラブルを起こさないための彼女の変身だったのだけど、これはもしかしたら失敗だったかもしれないわ。
 背の高いリータちゃんに手を引かれながら、小さな歩幅で一生懸命ついて行こうとしているその姿の何と愛らしいことか。ミリィなんて、わたしと手を繋いでいるっていうのに、さっきからちらちらとアルちゃんのほうばかり見ている始末。
 まあ、わたしも可愛い女の子は好きだから気持ちは分からないでもないけれど、だからって、恋人が隣にいるのに他の娘に目移りするのはどうだろうか。
 気が付けば、二人の距離がより近くなるように手を繋ぎ直していた。指と指を絡めて、俗に言う恋人繋ぎというやつだ。
 ただベッドの上で肌を重ねるだけの関係じゃないのだから、こうしてそれっぽいことをしたって構わないはず。わたしからというのはその、恥ずかしくはあるのだけど。
 ミリィはすぐに気づいてこちらを見てきたけれど、わたしはもちろん知らない振りをして彼女と目を合わせようとはしなかった。
「ユリエル、どうしたの?」
「ああ、マスターってあれで子供っぽいところもあるから」
 首を傾げて不思議そうにするアルちゃんに、リータちゃんが苦笑しながらそう答える。やっぱり子供っぽいだろうか。
 いや、独占欲が強いって自覚はあるから反論したくても出来ないのだけど。
 周囲から向けられる視線がそこはかとなく生暖かいような気がして、わたしはそれらから逃げるように歩調を速めた。

「ねぇ、これなんてどうかな」
 そう言ってミリィが広げて見せたのは、やたらと布面積が小さな下着。両端を紐で結んで止めるタイプのもので、色は薄い紫。
「悪くないわね。でも、その紐じゃ、戦闘になったらミリィの動きに耐えられないんじゃないかしら」
 戦闘後に着替える段になって下着が落ちてしまったら笑い話では済まない。わたしもミリィにその類の恥をかかせるのは忍びないし、ここは一つ実用に耐えるものを選ぶべきだ。
「うん。だから、これは夜の運動の時用。戦闘も含めて普段はこっちかな」
 言いながらミリィはその薄紫のショーツを買い物カゴに入れると、別のを手に取る。
「どれどれ。……乙女の純潔守ります。ブルーガード(守備力+8)……って、何よこれ」
 ミリィが手にしたショーツのパッケージを見て、わたしは思わずそこに書かれていたキャッチコピーを声に出して読み上げてしまった。
「これ、履き心地良い割には長持ちするんだよね。三枚で1000G、お一人様一セット限りだってさ」
「いや、そういうことを聞いてるんじゃなくて」
 思わぬセール品に得をしたと喜ぶミリィ。わたしとしてはただの下着に身を守る程の耐久力があることに驚いたのだけど。
 どうやらこちらの世界では当たり前のことらしく、誰も気にしていないようなので、あえて突っ込まないことにしておいた。
 さて、ここまでの会話から分かるように、わたしたちは今はランジェリーショップで新しい下着を物色しているところだ。
 日用品なら大体ここで揃えられるからということで、ミリィの案内で入ったデパートの一角にその店はあった。
 品揃えもそれなりに良く、まずは満足のいく買い物が出来そうだった。
「ねぇ、マスター。こんなのはどうかしら」
「うわっ、真っ赤だ」
「マスターはお肌白いから、こういう鮮やかなのが栄えると思うのよね。同じ色のブラとセットで1980Gって値段も手ごろだしね」
 手にした真っ赤な下着とわたしの顔とを見比べながらそう言うリータちゃんに、ミリィが頷いて同意を示す。顔が赤くなっているけど、何を想像したのかしら。
「わたしのは良いから、リータちゃんも自分のを選びなさい。こういうところ来るのは久しぶりでしょ」
「わたしは見るだけで良いわよ。デザインさえ覚えておけば、実体化する時にイメージで再現出来るんだから」
「そういえば、そうだったわね」
「ってわけだから、これはマスターのね。大丈夫、きっと良く似合うから」
「さり気なく自分の好みを押し付けないの。わたしにはこんな派手なの似合わないわよ」
 言いながら試着室のほうへとわたしの背を押していくリータちゃんは実に楽しそうだ。しかも、他にも幾つか持っているあたり、これだけで終わるはずがなかった。
 彼女、実はこうやって事ある毎にわたしを着せ替え人形にして楽しむのだ。
 服のセンスは悪くないから最終的には良い物を選んでくれるのだけど、それまでがとにかく長い。おかげで買い物が終わる頃にはいつもくたくたになってしまうのだった。
 とはいえ、今回のリータちゃんの同行はロトの洞窟での戦闘のご褒美なので、断るわけにもいかなかった。当然、その時点でこうなることも分かっていたわけで……。
 まあ、ミリィやアルちゃんもいることだし、リータちゃんもわたしばかりに構ってもいられないだろうから、大丈夫だとは思うのだけど。

 ――それから数時間……。
 服や小物も含めて結構な量を買い込んだわたしたちは、それらの荷物を置くために、ミリィの瞬間移動呪文ルーラで一度家に戻ってきていた。
 わたしの転送魔法を使えればわざわざ戻る必要もなかったのだけど、座標を指定するためのデータがほとんどない現状では無理だった。
 協会の転送サービスを経由して送ってもらうことも出来たようだけど、ミリィがそれなら自分で戻ったほうが早いと言うので今回は利用しなかった。
 寝室に買って来たものを置き、再びガイリアの町へと転移する。向かうのは、ミリィも懇意にしている冒険者協会提携の武器・防具の専門店だ。
 丁度、こちらの買い物が済んだタイミングで先に預けておいた売却予定の物品の検品作業が終わったとミリィの冒険者手帳に連絡が入ったのだ。
 今回の目的の一つである戦利品の売却だけど、その数の多さから実際の取引にはかなりの時間が掛かることが予想された。
 何せ、剣だけでも四十本近くあるのだ。仮に検品のための魔法があったとしてもすぐに終わるとは思えない。
 自ら検品をしているという店主の話でも数時間は掛かると言われ、わたしたちは話し合った末に先に他の買い物を済ませることにしたのだった。
「 鋼鉄(はがね)の剣(つるぎ)が三十八本に、鋼鉄(はがね)の鎧兜が五セット。鉄の盾が八つにダースリカントの毛皮一頭分で占めて79260Gになりますが、よろしいですか?」
 まだ若い武器屋の店主が提示した買取金額に、ミリィは少し考えるような素振りを見せてから頷くと、承諾書にサインをして取引を完了させた。
 買い取り価格のリストを見せてもらうと、鋼鉄の剣が一本1500G、鋼鉄の鎧と兜が一セットで3200G。鉄の盾は一つ680Gで、巨大熊の毛皮は800Gだった。
 これらは相場にもよるけれど、大体販売価格の3/4程度の値だという。つまり、鋼鉄の剣なら販売価格は2000Gということになる。
 そう、さっきミリィがデパートの下着売り場で買ったブルーガード二セット分、つまりは特価品の女性用下着六着分と同じ値だ。
 魔物という脅威が身近にある以上はそれに対抗するための武具の値段が下落するということは考え難いので、あの下着の値段のほうが異常なのだろう。
 いや、守備力の数値表記があったからあれも防具の一種なのか。
 一着あたりの通常平均単価が450Gであることを考えると、下手をすれば鉄の盾より優秀ということになってしまうのだけど、果たしてそれで良いのだろうか。
「お待たせ」
 わたしが陳列棚を見ながらこの世界の物価に関して思考を巡らせていると、取引を終えたミリィが戻ってきた。大金を手にホクホク顔の彼女は実に機嫌が良さそうだ。
「どう、何か良さそうなものは見つかった?」
「そうね。これなんてどうかしら」
 問われたわたしは、陳列棚から銀の胸当てを手に取った。銀と言ってもミスリル銀で、その守備力は軽量ながら鋼鉄の鎧を上回る。
「これなら服の上から装備出来るし、魔法との親和性も高そうでしょ」
「うん。どれどれ、お値段は……5800Gか」
「高いのかしら。こっちの魔道士の服は2980Gだけど、守備力は大分落ちるわね」
「ああ、これは着ている人の魔力を消費して守備力を高める仕様だから、布地自体は普通の服と同じなんだよ」
「それでも基本守備力は18もあるのね」
 厚手の布で作られたこの魔道士の服は、数値の上では例え鋼鉄の剣であっても易々とは切り裂けないことになる。それでいて、装着者の動きを阻害しない柔軟さも兼ね備えているのだから、大したものだ。
 それにしても、やはり相場が分からないと判断に困る。ミリィは余裕があるから気にしなくて良いって言ってくれたけれど、だからと言って無駄遣いをするわけにもいかないだろう。
 わたしの受験にだって幾らか掛かるだろうし、それでなくても冒険者という職業は収入が安定しないのだから、貯蓄は多いに越したことはないはずだった。
「この服、実際にはどれくらいまで守備力を上昇させられるの。それに、強化する度合いやタイミングは任意で選べるのかしら」
「そうだね。着ている人の身を守ろうとする意思に反応して瞬間的にスカラの呪文が発動するみたいだから、効果の発動タイミングは任意で消費魔力と上昇幅は一定ってところじゃないかな」
「なるほど。それならわたしの防御障壁と変わらないから、普通に守備力の高い装備を身に付けたほうが良さそうだわ」
 ミリィの説明に頷き、わたしは魔道士の服をハンガーに戻して代わりに銀の胸当てを手に取った。
「となると、後はインナーだね。さすがにさっき買った服だけじゃ心許ないし、何か良いものがあれば良いんだけど」
 そう言って店内を見渡したミリィの目がある一点で止まる。つられてわたしもそちらに目をやれば、そこには一着のレオタードがあった。
 差し詰め、天使のレオタードといったところか。綺麗な純白の生地。背中には天使を思わせる一対の大きな白い翼が付いている。
 胸元の切れ込みが深いのが気にはなるけれど、インナーとして着込むのなら問題はないだろう。
「ね、ねぇ、ユリエル。あれ、買わない。お金はあたしが出すからさ」
 我に返ったミリィが勢いよく詰め寄りながらそう言ってくる。目の色を変えてという表現があるけれど、今の彼女は正にそんな状態だ。
「ちょ、ちょっと待ちなさい。……っ!?」
 尋常ではない様子のミリィを押し留め、件のレオタードへと近づいたわたしは、値札と一緒に付けられたその商品説明を見て思わず息を呑んだ。
 思った通りの天使のレオタードという名前らしいその衣装には数値の上では鋼鉄の鎧(守備力+30)の三倍以上の耐久力があるというのだ。
 しかも、炎や冷気に魔法、受ければ死に至るような呪文への耐性も非常に高い、正しく天使の加護を受けたようなレオタードだった。
 間違いなく一品物。それも、伝説級の品に違いない。これのことを知っていたのだとすれば、ミリィのあの反応も頷けるというもの。
 品物が品物だけに、値段のほうも三倍どころでは済まなかったけれど。
 ま、まあ、高い守備力に加えて、これ一着で複数の耐性を強化出来ることを考えれば、決して高すぎる出費でもないだろう。
値札に記された金額に覚えた目眩を堪えながらサイズを確かめると、わたしは天使のレオタードが掛けられたハンガーを手にミリィと二人でレジへと向かった。
「お買い上げいただき、ありがとうございます。天使のレオタード一点で29800Gになります」
 伝説級のレオタードは、その値段も伝説級だった。

  * * * 続く * * *



 女の子の買い物シーンは、男が描写するには難易度が高すぎると思います。
 作者です。
 ・DQ世界の謎、物価について。
 二次創作を書かれている方はもちろん、原作をプレイしたことがある方なら一度は考えたことがおありではないでしょうか。
 例えば序盤の宿屋には一人あたり2〜4Gで泊まることが出来ます。その一方で、回復アイテムの薬草は1個8G、DQIIIの勇者の初期装備である銅の剣は200Gくらいしたと思います。
 HP・MPが満タンになることから食事や風呂付きで一人一泊2G。
 銅の剣一本の値段と百日分の宿の宿泊代が同じとは、幾ら魔物のせいで武具の価格が高騰していたとしてもあり得ないでしょう。
 ちなみに、作中でのリータちゃんの1980Gがお手ごろ価格だという発言は、1G=1円のつもりで言ったものです。
 鋼鉄の剣が一本2000Gすることからも分かるように、決して安い値段ではありません。
 ・天使のレオタードについて。
 デザインはDQVに登場したものを、性能に関してはDQVIの物とリメイク版DQIVの物を合わせたような感じで、更にオリジナル要素を加えてあります。
 値段はVの物が21000Gだったので、性能アップに合わせて値上げしてみました。参考はDQIIIに登場する勇者の最強装備王者の剣(35000G)。



今回はお買い物シーン。
美姫 「まあ、買っている者は装備品だったりもするけれどね」
とりあえず、良い買い物が出来たのかな。
美姫 「序盤の装備としては高レベル物よね」
まあ、その分モンスターも強いけれどな。
美姫 「ともあれ、冒険者になるための準備は出来たって所かしらね」
だな。次回はどんな話になるのか。
美姫 「次回も待ってますね〜」



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