とらいあんぐるハート×リリカルなのは


設定です
ヴォルケンリッターたちとはやてと恭也のお話……恭也25歳でお願いします。飛ばされたって事で
ザフィーラはアルフの場所へと逃げてがたがた震えてます
えてして女性は恋をすればするほど綺麗になっていくものらしいです(意味不明)
ヴォルケンリッターたちとリインフォースも1と2が生きてます。はやても勿論生きてます
そこらからすでに突っ込みだらけになりそうだorz







『騎士たちの恋愛』








 してはいけない恋愛というものはある。
 それは一重に既婚者に恋愛感情を抱き、そのまま強行するものたち
 それら一切のことは法律として統べている
 だが、多種国の国家や世界が入り混じったとき、世界の法律というのはどのようにすべきか
 それは柔軟性に富むしかない
 どの法律もその出身国にあわせ、生活した年数などをしっかりと把握し求める法律でなければならない
 だが、それにも抜け道はある。少し権力を持てば過去の改竄など出来てしまうものなのだ
 多種族同士だと概念が違うときが多く、男女比率や男尊女卑から女尊男卑などなど
 それこそありとあらゆるパターンが照合される
 次元世界において、それは統合されないパターンであり
 夢や希望を膨らませるというのも、まぁ、ありと言えばありの世界なのだ
 さて、そんなミッドチルダで生活しているヴォルケンリッターとリインフォースTとU
 更に、その主ともう一人は固まっていた
 ただ、犬(本人は狼と主張)ことザフィーラはすぐさま飛び出し逃げていった

「でや、みんなの意見聞きたいねん……うちは恭也さんの事好きやから一緒に居たい」

 八神家では、ただいま家族会議中。マイナス1という欠員は出ているが

「アインやツヴァイの意見、それに、シャマルやシグナム、ヴィータの意見も聞いておきたい
 あ、恭也さんは却下やで」
「というかだな、お前らは人を襲っていまさらになって困ったなぁっていうのは
 あまりにも考えが無いんじゃないのか?」

 ちなみに、全員が全員同じようなことをしたのは割愛しておく
 というよりも、先ほどの恭也の言葉で分かってください

「だ、だって、ほら、目の前にメインがあります。どうぞって手渡されたようなものだし
 恭也さんは帰れないと分かってても諦めないし、周囲には優しいし、それこそこちらが体を出してでもって
 ついでに、まぁ、縛れたら良いかなぁとかちょっと考えましたけど」
「黒いなぁ」
「全くです」
「主は、こんな考えなかったのですか?」
「うちか? うちは、本当に好きで好きでたまらんかったからかなぁ」

 シャマルの言葉に、ヴィータ、アイン、シグナム、はやてという順に答えていく

「ツヴァイも恭也さん好きやってんなぁ」
「蒼天の書を綺麗にしてくれたりしてくれますから、それにお母さんと仲が良いです」
「いや、まぁ、仲は良いが、それは恭也が私を連れてきたからだろう」

 事を簡単に説明すると、アインは確かに消えた。だけど、アインは違う世界へと流れ着いていて
 そこから恭也がつれてきたのだ。1年以内だが……そして、そのとき、恭也の事を知った面々は
 一目惚れに近いことが起きて、更に恭也へと接近した。それが此処二ヶ月ほどの動き
 機動六課で作戦中に見つけられた二人。なのはたちも存分に驚いていた
 異世界からの侵入者として捕まえたが、名前を聞いて驚いたのだ

「まぁ、アインのことは知っててん。でも、諦められるわけがなく」
「そうですね」
「まぁ、すまないと言えばすまない」
「悪い」

 アインは苦笑いだが、まぁ、気にせずにという事を伝える。元主でもあり
 今でもいとしい人だからこそだ。許すしか無いだろう
 勿論、恭也には更に悪い事したなぁなどと思う

「でだ、アイン、どうするよ?」
「それは、恭也の責任では無いのですから、気にしないほうが良いかと
 犬に噛まれたとか、蛇に噛まれたとか思ってください。私としては、皆と一緒の生活というのも
 かなり楽しいと思いますが」
「それや!!」
「おおっ」
「それなら、私たちも一緒に居れます」
「恭也と一緒に居れるなら」

 全員がその意見に合わさる。ただ、一つだけ問題が生まれてくるのは確かで

「その場合、時間を決めて二人きりになるとか考えないといけないな
 まぁ、この場合妊婦となってしまった全員に何かしらの影響が生まれるのだが」
「というより、どうして私たちが妊娠するのでしょうか?」

 元プログラムとして、ヴォルケンリッターの面々はあるはずもないことで悩む

「ああ、それは簡単だ。私が妊娠したいから恭也の内部遺伝子で生殖に関する部分を一部弄った」
「はい?」
「主のことは想定外だったけど、ヴォルケンリッターの面々は百発百中だ」
「あの〜、それって」
「ああ。私が恭也の子を産みたいからな」

 どきっぱりのアインに、ツヴァイは

「お母さん、はっきり言いすぎですよ〜」

 などともらす。だが、考えてみて欲しい。プログラムは子供が出来ない
 それは寂しいでは無いか? その考えは、アインの中であった
 そして、恭也を自分と一緒に居る人にしたい……だが、あちらの世界では邪魔も多いし
 尚且つ油断できない。そのために恭也をつれてきたのだ
 自分が好きな相手、愛してる相手なら、周りも気にせず受け入れてくれると
 まぁ、実際はその上へと行ったのだが

「こんな感情を持つこと事態今までなかったんだなぁ」
「本当ですね」
「主以外では始めてです」
「同じく」

 熱っぽ視線を受けた恭也はついっと違う方向に視線をやる
 バインドで動けないのはかわいそうだが、今は逃げられて困るのだ

「でも、最初取り合いになるかと思うたけど」
「その場合、主とも争うことになります」
「そうですね」
「はやてと争うなんてもってのほかだ」
「というわけで、決まりです」
「高町恭也、お前はこれから旦那様だ」

 何がどう旦那様なのか分からないので混乱している恭也

「だ、だが、普通、夫婦というのは、夫一人、妻一人だろう?」

 反論……だが、此処には機動六課の長とまとめ役などが居るのだ
 そんなこと百も承知

「ええ。だから、恭也さんの出身国、出身世界を弄らせてもらった」
「はい?」
「違う世界では、一夫多妻なんてところもあるんですよ
 こんなけ異世界が混じってると、それこそ、そこの現地の人でないと分からない苦労とか法律があります
 そんな中で結婚や離婚などの法律は相手との確認云々で決まってくるんです」
「まぁ、それは分かる」
「そやから、恭也さんの出身国と出身世界を弄るだけで、恭也さんは一夫多妻が可能やねん」
「はい!?」

 恭也は本気で驚いてる

「最初、皆に相談してんで。うちだって地球の出身やから、一夫一妻が普通の地域で育った
 でも、此処で生活して、色々調べてみてん。やっぱり、うちも恭也さんと一緒がええし
 他にもフェイトちゃんやなのはちゃんもちょっと怖いけどな」

 そのことに関しては皆、何となく理解している。フェイトとなのはの両名は
 どちらもこちらの恭也を、色々混じる視線で複雑そうに見ている

「ま、うちは大歓迎やけどな」
「なのはが良いならだけど、フェイトもかまわねーす」
「私もそこまで気にしないというか」
「まぁ、そうだな」
「私はこれで丸く収まるな」

 と、それぞれがぴっと見せるのは、色々書かれている婚姻届

「って、ちょっとまてっ!! どうして、お前らは大人しくそれを頷く
 ほ、ほら、普通は一夫一妻だろう。騎士としてそれで良いのか!?」
「何を言ってる」
「そうだ……すでにそんなこと分かってることじゃないか」
「私たちが傍に居る方法は、愛人制度か法律を捻じ曲げるくらい
 アインの言葉を借りるなら、皆と一緒に楽しい家庭を作りましょうって事です」

 それぞれの言葉に恭也は頭を抱える
 といっても、腕もバインドされてるので、うつむくことが精一杯だが

「アインもそれで良いのか?」
「私は、もとより、帰れるとわかって、帰ってきて、恭也が皆に好かれるくらいは気づいていた
 だが、それは誰と何処までなんて把握してない。何より、私と恭也には絆があるからな
 恭也が私を捨てないというのは確かだろう?」
「うっ」
「そして、それで愛人というか、他の誰かに掻っ攫われて子供が出来たとしても
 それは仕方ないことだ。私には止められなかった
 みなの想いも知っているからな」
「アイン」

 それぞれが沈痛な面持ちになる

「私は、やはり主はやてを裏切ることが出来ない。だから、今回のことは私にも責任はある
 恭也がどうしても嫌なら」
「そうじゃない! アイン、お前は、俺が少し距離を置くことになっても良いのかって聞いてるんだ
 確かに家族と共に居れるのは良い事だ。なら、俺はやはり少し距離を置くべきだろう」
「だから、言ったじゃないか……家族として一緒に居るなら大丈夫だろうっと」
「……分かった。アインがそれで納得するなら良い」
「やっぱりアインさんが一番なんですか?」
「最初にそういう行為を行ったのがアインだからな……まぁ、そのあたりは気にしないでくれるとありがたい」
「分かった」

 シャマルとシグナムたちも納得し、恭也も拇印を押していく
 勿論、他の面々は楽しげだ

「それじゃあ、これらは後で皆で出しに行こう。今は恭也さんを労わらんとな」
「まぁ、急にバインドで椅子に貼り付けだからな」
「ごめんなぁ」
「すみません」
「ごめんなさいね」
「悪い」

 はやて、シグナム、シャマル、ヴィータの順で謝る
 一般の恭也に、四重バインドはよろしくないのでは……アインは苦笑いだ
 一緒のことを考えて、バインドをかけたのだろう

「それで、なのはさんやフェイトさんのことどうしますか?」
「そのことやねんけど、もし、二人が言ってきたら受け入れられへんかな?
 少子化対策にはなるやろうし」
「あのなぁ、お前らは俺をなんだと思ってるんだ」

 恭也の呟きに皆、上を向く

「女性吸引機」
「うんうん」

 その言葉にもっともショックを受けてるのは恭也だが、否定要素は少ない
 まず一つに通信士のシャーリーや他の六課の面々の女性たち
 恭也も何か仕事って事で、書類整理よりもクロスレンジの駆け引きなどを教えてるが
 その姿は裏で出回り、管理局でもある意味異端とされてる
 ただ、その教えてる中にエースオブエースや金色の雷神様などが混じってる

「地味に凹むから言わないでくれ」
「あはは。まぁ、それでも恭也さんも自覚したほうが良いですよ
 恭也さんはとても魅力ある男性で、女性たちが放っておかない存在だって事を」
「そやね」
「よく分からんが分かった」

 恭也の頭の中では自分が魅力あるのかどうか考えている
 無骨であまりあるように思えないが、恭也はそれこそ包容力もあるし、父性や兄性など豊富に持ち合わせてる
 過去に色々あるために、女性としては安心できる場所の提供者みたいな
 それでいて全てをゆだねたいと思えてしまうのだ
 何より、守るために戦う恭也は強い
 たまたま出くわせたAMF持ちの敵を瞬時に壊していた
 ただ普通に斬ったと言ったが、それを見たときかっこいいのだ
 その映像も流れまくっているが……民間人を守ったとして聖王や管理局も何かしらの賞状などを渡した
 まぁ、そんなこんなで惹かれていく人が続出するのだ
 笑顔は無いが、クールな感じでそういう女性にはたまらない一品物である

「恭也さんにいまさら自覚を促しても無理だろうし、とりあえず決まったことは決まったことやね」
「全員が妊娠してるから無理は禁物だぞ」
「いや、真っ先に此処に飛んできたアインが言うものじゃあないだろう」
「まぁ、気にするな」

 それぞれにわいわいきゃいきゃい言いながらだ
 恭也としては、もう諦めようなどと思っている。アインたちがお互いを大切にしてるのだから
 自分がどうこう言った所で決定は覆らないし、自分もこういうのが嫌じゃない
 確かに、父親みたいな感性は持ちたくないが、これはこれで仕方ないだろう
 子供を祝福できないような矮小な心でも無いのだ

「とりあえず、決まりやね。第一夫人とかあるけど、そのあたりはじゃんけんで決めよ」

 ちなみにこのじゃんけん、とてつもない回数のあいこがなされた
 それはもう、三つしかないはずなのに、いくつものじゃんけんがなされていた
 その間、恭也はお茶やご飯の準備していった




 結局、アインが第一夫人の座をゲットした




 ただ、これは、恭也の女性吸引の数歩に過ぎなかった
 この後、更なるドラマ(コメディ風味)が始まるのは恭也は予想してなかった
 ただ、周囲に居る女性たちは分かっていたが








 あとがき
 いや、まぁ、ね、予想通り難しい。取り合いってのがなんとも
 最後のほうだけど、ちょっと取り合い風味にしてみたけど、他が如何せん難しい
 そういうわけで、すみませんが、これが限界です
 まぁ、この後に降りかかる恭也の不幸や女難なんかは知りません
 各自想像のもとで補ってください
 でわでわ、これで〜ノシ







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