TRIANGLE HEART BEAT 〜三人目の『不破』の物語〜




 

第二十八話 −RETURN TO WHERE THEY USE TO BE

 

 

 

 

 

 

 

 

嵐のような銃声で目を覚ました玲二は、目の前の光景に一気に脳が覚醒していくのを感じた。

そして初めに頭に浮かんだのは疑問。なぜ、キャルと戦っているのは自分ではなくエレンなのか。

そしてすぐに自分の後頭部の鈍い痛みに気付き、何があったのかを理解した。

しかし理解した所でどうにもならない。

左右両側の信徒席から応酬される高速のフルオート射撃が耳を襲う。

 

「二人とも止めるんだっ!」

 

玲二の声すら高速の銃声に掻き消される。

そしてそれ以前にこの場を収めるのにもう言葉は通用しない。

お互いに自動小銃の弾装は空になり、二人は平行に疾走しながらそれを投げ捨て、そしてエレンはリボルバー、キャルは大口径のオートマにそれぞれ持ち換える。お互いに使い慣れた銃に持ち替えつつも先ほどの応酬を繰り返し、そして互いに両端の柱の陰に身を滑り込ませ、お互いに礼拝堂の柱の陰に身を潜めつつ牽制射撃を繰り返す。

キャルの暴力的なまでの二挺拳銃による乱射がエレンが身を潜める柱を襲い、そして銃弾が尽きると共にエレンが身を乗り出してキャルのいたところに正確無比な六連射。

計算など何もない、ただの銃弾の応酬。

しかしだからこそ玲二にはある疑問が浮かぶ。

 

「どうしたっていうんだ、エレン。……それじゃまるでキャルじゃないか」

 

玲二の目に映るのは、完全にキャルのペースで銃を乱射するエレン。

それは普段の沈着冷静で計算高いアインとしての戦い方とも合わないし、自分で生きる意義をみつけたその後のエレンとしての戦い方にもそぐわない。

キャルのほうはというと、キャルもまたキャルでその邪悪に見える笑みにどこか暗い影が落ちている。戦い方も暴力的だが何処か自暴自棄になっているような印象を受ける。

 

(それはそうだよな。本来なら俺がそこでお前と……)

 

それが決闘の約束をしたにもかかわらずエレンに戦わせている自分に対する攻めの感情からだと分析した玲二は、唐突にそこである一つの可能性にたどり着いた。

 

(もしもだ……、もしあの戦い方が計算されたものだったとしたら……)

 

殆どサイスに増幅された怒りの感情と持って生まれたセンスのみで銃を手にしている現在のキャルは、おそらくサイスに教えられていたであろう戦術などはもう既に頭にない。

そんな状態でサイスの作り上げた最初の完成品であるエレンとやり合える筈など、本来ならないはずなのだ。

いついかなる時も冷静に、そして確実に相手を仕留めて来たエレン。いかに人を撃つことに関して抵抗を感じているエレンでも、このようなチンピラのような愚は冒さない筈だ。

 

(つまり、これはエレンの誘い……!)

 

そして玲二は自分の背中に冷たいものが奔るのを感じた。

二挺拳銃の暴力的な連射を繰り返すキャルと、その合間を狙ってリボルバーでの六連発を続けるエレン。

傍から見ると一見ペースは完全にキャルのものに見えるし、キャル本人はそう思って自分の勝利を感じ始めているだろう。

しかしそのキャルのペースそのものは、苛烈ではあるが同時に致命的なまでに単調でもある。

ゆえにエレンがわざとキャルのペースに合わせていたとしたら。そう考えて柱の陰のエレンに目を向けた時、玲二はエレンの手の中にある鈍い銀色の輝きをみた。

今までキャルに押され気味に六連発を繰り返したエレンと手の中の鈍い輝き。

完全にすべてがエレンらしくない行動すべてが、この二つにより玲二の中で急速に一つの結論を導き出した。

玲二がそれに気付いたのとほぼ同時だった。

キャルの猛烈な連射がやみ、そしてエレンが右手にリボルバーを構えて柱の陰から飛び出す。

そしてエレンの六連射が始まるのと同時に、キャルはその身を柱の陰に飛び込み、素早く予備弾の装填をする。

柱に当たるエレンの六連射。そしてに一拍開けてエレンの左手が銀色の光を一閃させる。

六連射が終わり、好機とばかりに柱の陰から身を躍らせるキャル。

キャルはエレンの放った七発目の存在など予想だにしていない。

勝利を確信して飛び出したキャルを刃のきらめきが襲う。

 

「キャル!!!!

 

七発目がキャルに到達する事はなかった。

夢中でナイフとキャルの間に、玲二はただエレンを信頼してその身を割り込ませた。

 

(エレンはもう人を殺さない)

 

恭也とイチに二人で誓った約束をエレンも守ってくれるだろう事を信じて。

そしてナイフはキャルの右肩に襲い掛かり、そしてキャルに覆いかぶさって飛び込んだ玲二の左肩に突き刺さった。

 

「なんでだよ……」

 

地面に倒れた玲二の耳元で、懐かしい声が響く。

 

「何だよ、それ!? そんなのアリかよ!!

 

取り乱したようなそんな声と、視界に飛び込んでくる少女の表情が、玲二の記憶の中の彼女の面影と重なる。

 

「すまんな……やっぱり俺、嘘、下手だよな」

 

そう呟いて気を失う玲二。

そんな玲二の重さと流れ出る血の暖かさを感じながら、キャルの思考は完全に麻痺していた。

なぜ……、なぜ玲二がその身を挺してまで守るのが自分なのか?

答えが見つからないまま仰向けになって思考を停止させてしまっているキャル。

そんな彼女から、唐突に玲二の体が引き剥がされた。

エレンだった。

ナイフを右肩に食らわせた後一気に詰め寄って追い討ちをかけるはずだったエレンは、もうすぐ傍まで駆け寄ってきていたのだ。

冷静に玲二の傷を確認し、動脈などが傷ついていない事を確認してから慎重に、そして素早くナイフを引き抜く。

 

「何で……」

 

ぐったりとしたまま意識を取り戻す気配のない玲二を見つめながら、キャルはそう声に出して聞くしかなかった。その場で答えてくれる唯一の可能性に。

 

「解らない? これが彼の望んだ事だったからよ」

 

アインは頃のように全く感情というものを感じさせない抑揚のない声でそういうと、食い下がろうとするキャルを手で遮って玲二の傷の手当を始めた。

自分を庇って傷つき、床に倒れている玲二をみていたキャルの脳裏には、玲二と過していた日々が蘇ってくる。

姉と慕った女性が死に、もうのたれ死ぬしか道のなかったキャルに手を差し伸べた玲二。

楽しかったあの日々を思い出して涙が溢れてくる。

そしてキャルは、玲二と過していたロフトが爆炎に包まれてもひたすらあの場所で玲二を待っていた自分の本当の気持ちに気がついた。

キャルはただ玲二の、自分の愛する人の帰りを待ち続けていたのだ。

今なら信じることが出来る。身を挺して自分を守った玲二が自分を見捨てたなんてことがあるはずがないと。自分はただ玲二を信じきれていなかっただけなのだと。

それを自覚したキャルの表情からは、もう以前のような邪悪さは欠片もなかった。

そこにいるのはファントム・ドライではなく、玲二と束の間の楽しい日々を過していた純粋な一人の少女だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「うぅ…………」

 

「あっ、玲二気がついた?!」

 

玲二が目を開けるとそこにキャルの顔が逆さまに映っていた。その表情に昔と同じような明るさを湛えている。

膝枕されていることに多少の混乱と気恥ずかしさを覚えつつ玲二が首を回すと、エレン、恭也、美由希の三人が玲二とキャルと囲むようにして座っていた。

 

「ごめんね、玲二……。あたしが馬鹿だったばっかりに……」

 

「……もう、気は済んだのか?」

 

「うん……。だって、また、玲二と会えたんだから……」

 

うっすら涙をみせるキャル。

 

「エレンも……信じてた。絶対にキャルを殺さないって」

 

「ごめんなさい。でも貴方に苦しんで欲しくなかったから……」

 

申し訳なさそうに表情を暗くするエレンに、玲二は解っている、もういいんだと優しく微笑みかける。

そんな二人を見て少々不満そうなキャルと、少しだけ表情を緩めるエレン。

 

「申し訳ないが、そう長くここに留まるわけにもいかんぞ」

 

「そうそう、私達の事忘れちゃってるみたいだけどね」

 

三人の世界に入りかけた所を、置いていかれていた高町兄妹が釘をさした。

今更ながら少々バツの悪そうな玲二。

美由希はそんな玲二を面白そうに見ていたが、恭也は特に気にすることもなく話を続ける。

 

「イチから連絡があった。ノエルとイチで二人拘束したそうだ。外の少女と初めのフィーアさんで四人。ということは後二人は確実にいるということだ」

 

加えて高町家のほうも襲われたがケイによって無事退けられた事を美由希に補足しておく。

 

「それとマスター。おそらくあの人もここにいてすべてをみているはず」

 

「でも多分恭也先輩と美由希さんの力量は想定外だろうな」

 

エレンと玲二が自然に会話に入り込んだのをみて、キャルも何かを話さなければと慌てて口を挿む。

 

「で、でもさ、玲二! これだけの人数で後二人だよ? ましてや伝説のこの人まで味方なんだから」

 

「あはっ、恭ちゃん伝説だって」

 

「そんな言われ方をする覚えは……それにキャルさん。俺たちは全員殺さずに拘束するつもりですから」

 

伝説と呼ばれたことにムズ痒さを感じながら、恭也はキャルに自分達の目的を告げる。

 

「俺たちの目的は後の二人の拘束とサイス・マスターという人物の身柄です。一人として殺すつもりはありません」

 

恭也の言葉にキャルはわけが解らないといったように首を傾げて玲二に説明を求める。

 

「ここにいる恭也先輩と美由希さん、それにイチ先輩と香港警防の御神美沙斗さんの協力を取り付ける条件がそれだったから。それに俺としてももう、俺たち三人のように生かされたあの子達を殺すなんて事はしたくないし、サイスにだって死という形での逃げなんぞ与えてやりたくない」

 

そして玲二はキャルの膝から離れて上体を持ち上げ、キャルの目を正面から見据えた。

 

「キャル、あの子達は助けてサイスは香港警防に引き渡す。こんな状態の俺のかわりに協力してくれ」

 

そう言って軽く、しかししっかりと頭を下げた玲二に、キャルは無邪気な笑みを浮かべる。

 

「それが玲二の為なら、あたしはなんだってやるよ」

 

「……ありがとう、キャル」

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぜだ?! なぜこうなる?! なぜこんなにも上手くことが運ばないんだ!?」

 

取り乱すサイスの横にはズィーベンと、そして先ほど恭也と美由希との戦闘から離脱したゼクスがひかえていた。

サイスの当初の予定ならば病院のイチを始末し、藤枝美緒を確保、そしてツヴァイとドライの戦闘で願わくば相打ち、まあ実際はツヴァイがドライを撃てずに負け、そして残ったドライとアインをあてがった二人と帰還しているはずのメンバーで始末。

これですべてがサイスの思惑通りに事が運ぶはずだった。

しかし実際は学校外部にむかった二人からは連絡もなく、そして、

 

「……ギュゼッペ、本日をもって梧桐組はインフェルノから抜けさせてもらう。貴様のしてきた事はすべてそちらの上役に流させてもらう。……今まで互いの利益のため、そして死んだ兄貴の志を継ぐために耐えてきたが、お嬢様を利用しようとし、兄貴の死の原因が貴様にあるとわかった以上もう此方としては立てる義理などない」

 

そういって一方的に電話を切ったのは梧桐組の志賀透だった。

志賀に事実をすべて話した人間がいる。

逆上しかけたサイスの脳が、かろうじてその事実を認識する。

敵にいる人間でその事実をすべて知ることが出来る人間。それは玲二達から事情を聞くことができ、そしてそれに基づいた事実調査を出来る人間。

 

(香港警防の女はアメリカに渡っている。高町恭也、高町美由希、アイン、ツヴァイは現在もこの学校内。となると……)

 

そしてサイスは現状でそれが出来る唯一の人間に行き着いた。

 

(狼村の小僧……。頭のきれる男だとは聞いていたがまさかここまでとは……)

 

たった一人ですべての配置と対応を考え、そして自分を出し抜いて見せたイチにサイスはこの期に及んでもなお、イチを捕らえて兵士に出来たらという欲求が湧いてくる。

そしてアイン、ツヴァイを元に作り上げた兵士達をいとも簡単にあしらって見せた恭也と美由希に対しても、サイスは同じ欲求を抱かずにはいられなかった。

そうなるともう先ほどまでの取り乱した面影はなく、いつのも狂気をはらんだ邪悪な笑みを口元に浮かべ、

 

「ゼクス、ズィーベン、もう三人のファントム達はどうでもいい。なんとしても高町恭也と高町美由希、最低でも片方だけでも捉えて見せろ」

 

と横に控える二人に命令を下す。

しかしこの期に及んでなお、サイスは自分の育て上げた兵士達に対する絶対的自信を崩さずにいた。

命令を下された本人達ですら、その絶対的ともいえるほどの圧倒的な力の差は感じ取っているのにも関わらず。

 

「ふっはっはっはっは! いいぞいいぞ! これで最低でも片方を手に入れられれば後はそれを利用して他の二人も手に入る!」

 

狂気の科学者は、自分の立ち位置すら認識出来ないほどに堕ちていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「それでは俺と美由希、玲二とキャルさんで残りの二人を止める。それでいいんだな?」

 

「ああ。エレンがこの中で一番サイスのことを解っている。ここまできたらあとはサイスさえ止めれば終わりだ。エレン……任せるぞ」

 

「……わかったわ。キャル、玲二は貴方に任せるわ。彼を守って」

 

「言われなくても」

 

少々重い空気が流れる。

捉え方によっては最後の別れのようにも聞こえるエレンの言葉に、しかし事の重さを解っている玲二は何も言う事ができない。

自分達はエレンに自分を育て上げた人間であり、少し前まで生きる理由そのものだった男と対峙させようとしているのだ。そんな申し訳なさに玲二の表情が苦痛に歪んだ時、

 

「しょうがないわ。イチ先輩でもいれば話は別だったのだろうけど」

 

となんとエレンがそんな軽口を叩いた。

信じられないものでもみるような目でエレンを見つめる玲二とキャル。

しかし恭也と美由希は、

 

「そうだな。アイツならどうにでもするだろう」

 

「だね。お兄ちゃんならいくらでもズルイ手思いつきそうだし」

 

とエレンの軽口に答える。

そして重くなりかけた空気を元に戻し、エレンは四人と別れて単独行動をとるべくその場を離れようとしたその時、

 

「エレンさん、早くいけ!」

 

恭也がそう叫ぶと同時に校舎の陰に向かって飛針を投げる。

それとほぼ同時に、美由希も反対側の草むらに向かって素早く飛針を投げていた。

それに反応するように飛び出してくる二つの影。

 

「てめぇら、ゼクスとズィーベンか!」

 

キャルにそう呼ばれた二人の少女達は、軽く目配せをするとロングヘアーの方の少女がエレンのあとを追うべく駆け出す。しかし、

 

「行かせないよ」

 

それが解っていたかのように走り去るエレンと少女の間に割って入った美由希。

そしてその背後にキャルが二挺拳銃を構えながら回り込み、玲二も腰に挿したデザートイーグルを構える。

 

「美由希、そっちは任せる。キャルさん、玲二、美由希の援護を頼む」

 

「「「わかった」」」

 

元々殺傷能力の高い銃が主戦武器の上、玲二のデザートイーグルは肩にでもあたってしまえば腕ごと吹き飛ばしてしまうほどの威力を持っている。

自分達の獲物の特性柄、拘束には不向きである事を理解している玲二とキャル、そして美由希は短く返事を返してロングヘアーの少女を取り囲む。

そして恭也は静かに八景を抜くと、もう一人、先ほど逃がした少女に対峙する。

先ほどの一戦で、もう恭也の力量は解ってしまっているのだろう。

茶髪の少女は気圧されたように後ろに下がりながら、それでも任務を全うしようとサバイバルナイフを両手に構える。

そんな少女を見ながら、恭也は小さく呟いた。

 

「それしか縋るものがないからか……。絶対に、助けてやるからな」

 

そして六人はほぼ同時に動き出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ、どうやら皆無事だったみたいだね」

 

ブリジットに肩を借り、フィーアとノインに付き添われて高町家に来たイチは、出迎えた晶、レン、なのは、久遠の四人を見てほっとしたように微笑む。

 

「ケイさんとケイトさんの事は聞かんのですか?」

 

「アイツの手甲があそこに転がってるからね。あれを使ったなら無事でしょ?」

 

レンの少々不満そうな声に、イチはそう答えた。

どういう意味か解らないと首を傾げる晶達。

 

「ケイはね、本来なら狼牙を継ぐはずの人間なんだ。だから忍としての戦闘能力もきちんともってる。中でもアイツの手甲を付けた時の鬼のような強さは仲間内でも恐れられてるほどだから」

 

本人はそれでも忍にはならないって言って聞かないんだけどね、と最後にそういって笑うイチ。

 

「まさかケイさんまであないに強かったなんてなぁ」

 

「俺、ケイさんに弟子入りしてみようか」

 

そんな話をしていると、家の前に車の止まる音が聞こえた。

そして中庭に忍達が顔を出す。

 

「ども〜♪ 狼村君のご注文の女の子お届けに参りましたぁ♪」

 

「はい、ありがとう。じゃあ御代は後でノエルさんに、って違うでしょ」

 

来て早々の忍の不穏当なボケに律儀にノリツッコミで返すイチ。

事情を知らない晶達はまったく訳が分からないと完全に混乱している。

あとからついてきた美緒と早苗に大まかな事情を話し終えると、イチはノエルが抱えてきた少女に目をやった。

 

「その子がそちらに?」

 

「ええ。多少怪我はさせてしまったかもしれませんが、大きなものはりませんでした」

 

律儀に縁側に少女を寝かせながら答えるノエルに、イチは頭を下げて礼を言うと、フィーアとノインに少女を任せて先ほどから全員が見てみぬ振りをしている一組の男女に目を向けた。

そこにはケイトの太腿に頭を乗せて疲れきって眠っているケイと、そんなケイの頭に手を乗せて幸せそうに眠るケイトの姿があった。

 

「ちゃんと護ってくれて、ありがとうな」

 

優しくそう声をかけて、その場をそっと離れるイチ。

そして忍達が連れてきた少女とその少女を見ているフィーアとノインをみて呟いた。

 

「恭也、美由希ちゃん、玲二、エレン……信じてるからね」

 

 

 

 

 

 

 


あとがき

 

あと二話か三話で終りそうです。

ここまでお付き合いありがとうございます。そしてもうちょっと宜しくです。

クライマックスなのにあまりヤマというか激しい場面がありませんが、まあこの話の特性あんど作者の能力上の都合ですのでとりあえず「精進せいや」ってな感じで見てやってください。

ああ、今年中に終りそうな気がしてきた♪

そしたらこの次にいけるかも、なんてw

段々イチが意地悪く、ブリジットがいじらしく、そして恭也が侍くさくなっていくのを感じながら、今回はこの辺で失礼いたします。

(実はツァーレンの娘達が一番どう扱っていいのかわからなくなってきた……)





玲二たちの方も無事に解決したみたいだし。
美姫 「本当に、ラストって感じね」
後はサイスと二人を残すのみか。
美姫 「一体、どんな結末を迎えるのかしら」
次回も楽しみにしてます。
美姫 「待ってますね〜」



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