※この物語は『魔法少女リリカルなのはStrikerS』にオリジナルキャラを交えた本編再構成ものです。

 なので、設定に矛盾があったり、このキャラ何か違くね?など多々思われるところがあるでしょうが、

その辺は見逃してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔法少女リリカルなのはStrikerS Kalt Schwert(凍てついた刃)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時空管理局地上本部航空魔導師隊″、通称空士部隊″。

これは、本局所属の航空武装隊とは異なり、地上本部が保有している空戦魔導士を主力とした部隊である。

 

もともと陸戦魔導師が主流の地上部隊において、空戦魔導師は圧倒的に数が少ない。

だから、空隊(本局航空武装隊)試験に落ちた、飛行適正をもつ魔導師を集めることで空戦魔導師を保有し、

それらで編成されたのが航空魔導師隊である。

 

 

 

その中で、ミッドチルダ東部に拠点を置く空士27部隊″。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

物語の始まりは、そこの部隊長の一言からだった・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「異動・・・・・・ですか?」

 

青年の訝しげな声が響く。

若干険しい顔をしているが、それが彼のデフォルトなので相手も気にしている様子は無い。

 

「その通り、君にはこれから機動六課″という部隊で頑張ってもらうよ」

 

そう答えたのはここの部隊長。戦闘能力が低いくせに、ただ態度だけがでかいこの男を、

隊員のほぼ全てが嫌っている。

もっとも、この男は金とコネだけでこの地位に上り詰めているのだから当然の結果といえるだろう。

 

「機動六課?・・・確か、本局の新設部隊だったはずですが・・・何故私を?」

「つい先日、その機動六課が担当しているレリック事件″の首謀者と思われる者が判明したのだよ。

広域次元犯罪者でかなりの危険人物らしい。

だから、地上本部としても警戒を強める意味を込めて君を増援として送りたいのだそうだ」

 

ジェイル・スカリエッティ″違法研究や人体実験などで広域指名手配をされた次元犯罪者であり、

本局の執務官が、『違法研究者でなければ間違いなく歴史に残る天才』とまで洩らしていた存在である。

もともと、この男は通信映像や音声のデータは数多くあるものの逮捕歴は無く、

管理局が何年も追っている犯罪者だ。

それほどの人物がロストロギアである『レリック』を収集しているのだ、

警戒を強める理由としては十分すぎるくらいだ。

 

 

だが・・・・・・・・・

 

 

「・・・・・・本当にそれだけですか?」

 

段々と、青年の眼光に鋭さが帯びてきた。

 

「どういう意味だい?」

「警戒を強めたいのなら首都防衛隊を動かすはずです。私を機動六課へ送っても警戒を強めることには繋がらない」

「いやいや・・・・・・君ほどの優秀な人材を送るのだ、本局所属の連中には十分すぎるくらいだよ」

 

部隊長の男はさも愉快そうに返した。まるで、青年の反応を楽しむかのように。

それを見た青年の反応も、訝しげなものに変わっていく。

 

「・・・・・・何が狙いですか?」

「狙いとは人聞きが悪いな。それに、これは上からの指示でね、気になるならそちらに掛け合ってくれ」

 

青年も管理局員だ、上からの辞令ならば異を唱えることは出来ないだろう。

 

(上からの指示だと?・・・・・・・・・まさか・・・)

 

だが、その一言で青年の脳裏に1つの推測が生まれた。

あまりにも馬鹿馬鹿しく、それでいて・・・起こりえるかもしれない、そんな考えが。

 

「言っておきますが、内部調査などには付き合いませんよ」

 

本局所属でありながらも地上部隊として存在しているようなところだ、地上本部としては目障りだろう。

あるいは、本局の弱みを握るためか・・・・・・理由を挙げればきりが無い。

だからこそ、青年は試したのだ。目の前の男がボロを出すかどうかを・・・・・・

 

「内部調査?はっはっはっ、君はそんなことを考えていたのかい?馬鹿を言いたまえ。

君は地上本部からの戦力として派遣されるだけだ。ただ、()()()()だよ」

 

ここにきて部隊長の男の下卑た笑みが一層深くなった。

だからこそ油断してしまったのだろう、言わなくても良いはずの、核心を突く一言を言ってしまったのだ。

 

(・・・なるほど・・・・・・やはり()()()()()()か)

 

「・・・・・・分かりました。無礼な物言いをして申し訳ありませんでした」

「なに、気にすることは無い。それではよろしく頼むよソウシ・エスクード″三等空尉」

「・・・了解」

 

 

(こんな強引な手に出るとはな・・・それだけ目障りということか・・・・・・)

 

 

(機動六課・・・・・・か・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼はまだ・・・知る由も無かった・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこに・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その凍てついた心を溶かす・・・・・・・・・・・・そんな日々があることを・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして・・・同時に・・・・・・・・・過去の傷に苛まれる日が来ることも・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まだ・・・・・・知る由も無い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『魔法少女リリカルなのはStrikerS Kalt Schwert(凍てついた刃)始まります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


後書き

 

皆様始めまして、極一部の人にはこんにちは。素人SS作家加賀美″といいます。

ついにパソコン小説の舞台に足を踏み入れてしまいました。正直、まだドキドキしています(笑)

そんなこんなで始まったリリカルなのはの二次創作ですが・・・・・・手始めがStrikerSって・・・

ひょっとして俺、ハードル上げすぎた?

しかも、リリカルキャラ出てねぇし!・・・・・・皆様、これはなのはです・・・なのはなんです!!

最後に、ドがつくほどの素人が書くものですから色々拙いところもございますが、どうぞよろしくお願いします。





投稿ありがとうございます。
美姫 「オリジナルで始まるリリカルなのはの物語」
果たして、そこには何が待っているのか。
美姫 「これから頑張ってください」
ではでは。



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