Side:ジェスター


悪魔のぼーやと、亜麻色の髪の嬢ちゃんが休暇を終えて戻って来た翌日、早速ちょっかいを出してみたんだが――



「フッ!ハァ!Catch this!!(喰らいやがれ!!)

「全力全壊!ディバイィィィィィィン……バスターーーーーーーーーー!!

『Divine Buster.』


いひゃひゃひゃひゃ、笑っちまうくらいのワンサイドゲームだってか?
スケアクロウと、メガ・スケアクロウを夫々60体ずつ呼び出したが、下級悪魔の烏合の衆的な集団じゃ、一撃与える事も叶わないとは……実にいいねぇ!

休暇での1週間で、ぼーやも嬢ちゃんも気力が充実してるみてぇだし、コイツは楽しみ甲斐があるってもんだ!

「とは言え、少しばかり強くなりすぎじゃねぇか?
 いや、休暇とやらの前に比べてぼーやと嬢ちゃんのコンビネーションが良くなってるのか?……一体、休暇中に何があったのかってな。」

尤も、ぼーや達が強ければそれだけ強い悪魔を送る事が出来る訳だから、その点では心配はしてねぇけどな?
だけどよぉ、あの狐のお嬢ちゃんは中身が霧散したスケアクロウを集めて何しようってんだ?そいつ等は、魔界の蟲が入って無きゃ只のガラクタだぜぇ?


ま、そいつ等をどうするかなんぞは俺の予測が及ぶ範囲じゃねぇか。


だけど狐のお嬢ちゃんよ、万が一にもそのスケアクロウの残骸を縫い包みに再生しようとか考えてんならやめといた方が良いと思うぜぇ?
俺っちが言うのも何だけど、其れに綿つめて縫い包みにしたところで、そんな不気味な縫い包みを買う奴なんざ、余程のモノ好きでなきゃ居ねぇからなぁ…














リリカルなのは×Devil May Cry  黒き騎士と白き魔導師 Mission29
『休暇明けで一発〜Re Ignition〜』











Side:なのは


ふぅ……予想はしていたけど、まさか本当に休暇明け直後に仕掛けて来るとは思わなかったよ。
或はジェスターとしても此れは準備運動の心算だったのか、現れたのはスケアクロウとメガスケアクロウだけだったから、まるで問題にならなかったけど。

って言うか、幾ら下級の悪魔だからって耐久力が低すぎないかな?
私のディバインバスターと、ネロ君のバスターで略完封状態って、幾ら何でもやられ専門の雑魚にしたって弱すぎるよ!?


「Ha―其れは同時に俺達が強くなってるって事だろ?
 強くなったから、今までと同じ相手じゃ通用しない――俺達が仕事に復帰するのを待ってたみたいだが、来たら来たでその都度ブッ飛ばすだけだぜ。」

「うん、そうだね。」

ジェスターの真意は不明だけど、だからって好き勝手させて良いって言う道理は何処にもないもん。

時にくーちゃん、倒したスケアクロウとメガスケアクロウの外装――っていうか布袋人形をそんなに集めて如何するの?


「中に綿を詰めれば『グロ可愛い』的な縫い包みになるだろうから、綿を詰めて縫い包みとして売り出せば大ヒット間違いなし!!」

「「いや、何売ろうとしてるの!?」んだよ!?」

「因みに1個100円。」

「「しかも安すぎ!?」」



1個100円て流石に安すぎだよ、尤もその値段で売って、お客さんを確保出来たって言うなら其れは其れで凄い事かも知れないけど――やっぱダメだね。
元が悪魔だけに、見た目が結構いびつだから、此れだけで怖がりの子は逃げ出しちゃうかもしれないから、とても収益は望めないよ?


「……じゃあ、マリーに頼んで自立稼動型のデバイスを組み込んだオートマターに改造して貰って、全国のホラーハウスに配備してもらう。」

「まぁ、そっちの方が未だ需要はあるかも知れないか……
 尤も機械人形(オートマター)ってよりも、暗黒物質(ダークマター)って感じがするのは如何にも否めねぇけどな……」


見た目だけなら、精巧なマネキンとはまるで違うリアルさがあるからね。
尤も見た目がアレだから、マリーさんも此れを動かすための自立稼動型デバイスは作ってくれないと思うんだけどね…





結果だけ言うなら当然マリーさんに拒否られてオートマターが完成する事はなかった。
だけど、くーちゃんが諦めずに縫い包みとして作りなおした『ハイパーDX悪魔ヌイグルミ』が数日後に大ヒットするとは思わなかったよ、いや本気でね。



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「「合同公開演習?」」

「えぇ、とは言ってもマスコミや市民に対するちょっとしたデモンストレーションなのだけれどね。
 今までは割と閉鎖的な組織だった管理局だけれど、此れからの時代は其れではいけないと思うのよ。
 無論全てを明らかにするわけには行かないけれど、普段の訓練やちょっとした模擬戦を市民に公開するくらいなら問題にはならないしね。」


其れから2日後、午前中の訓練を終えたところで私とネロ君はレティさんに呼び出されていた。
何かなと思ったら、出て来たのが現在進行形で伝えられた『合同公開演習』の話。――確かにオープンな管理局をアピールするには良いイベントかも。



じゃなくて!


「その合同公開演習の話に、如何してネロ君まで同席なんですか?
 私は小隊長だから兎も角として、普通だったら副隊長であるドゥーエちゃんが呼ばれて然りだと思うんですけど――

「その理由は此れよ……流石に私一人の意見ではと思ったのだけれど、リンディに相談したのが間違いだったわ……」


へ?
え〜〜〜と……『なお、この合同公開演習に参加する部隊は部隊長とルーキーの組み合わせでの参加が必須条件である』って何ですか此れ!?
どうしてそうなるんですか!?って、若しかしてネロ君が呼ばれたのはつまりそう言う事なんですね!?


「そう言う事よ。
 私の草案を見せたら、喜々として『少し手直しして提出しておくわ』って、その結果が其れだと言う訳。」

「成程な、第97独立機動小隊の隊長はなのはで、ルーキーとなれば今年配属になった俺だしな。
 だけどレティ、コイツは案外参加部隊での差が出るかも知れないぜ?――ルーキーがドンだけ出来るかってのは、部隊長の指導で変わってくるだろ?」



た、確かに其れは言えてるかも。
訓練校を卒業したばかりの新人さんが、どれ程実戦で使えるようになってるかは配属先の部隊長の腕に係ってると言っても良いモン。
幾ら訓練校を首席で卒業したとしても、配属先の上司の指導云々では折角の才能を潰しかねないしね?

特に前半のフィジカルトレーニングは兎も角として、後半の模擬戦は其れがダイレクトに出る――其れを考えると、確かに此れは良い条件かもしれないの。


「リンディが其処まで考えていたとは思わないのだけれどね――どうせ『こっちの条件の方が模擬戦が面白くなりそう』程度しか考えてないと思うし。
 まぁ、既に決まってしまった事だし、今更変更も効かないし、何より最終稿を作り上げたのがリンディだから仕方ないわ。
 こう言っては何だけど、リンディもなのはさんのお母様の同族の匂いがするからね………」

「桃子と同じ匂いって…」


お母さんと同じと言う事はつまり……


「「「リンディ・ハラオウンには逆らえない!!」」」


だよねやっぱり!!
何て言うか、頑張ってねクロノ君とエイミィさん……そしてフェイトちゃんも。
って言うか、リンディさんがそうなった原因は如何考えてもお母さんだよねぇ?……アハハハ、お母さんとリンディさんは物凄く仲良いからねぇ〜〜〜。

「え〜〜と、其れでつまり、話を総括すると私とネロ君でこの合同公開演習に参加しろって言う事で良いんですよね?」

「えぇ、その通りよ。
 貴方達以外にも、私の傘下からあと2部隊くらい出す予定だし、リンディの方も2部隊くらい出してくれるでしょう――後はゲンヤさんの所からもね。」


ゲンヤさんって、陸の方からも来るんですか!!
あ、でも海と陸が仲が悪いって言っても、其れは単純に評議会派が陸に、反評議会派が海に多いだけだから個人的な付き合いは別だったよね。

だけど、ゲンヤさんの所が参加して来るって言う事は、若しかしたらギンガがルーキー組として出て来るかも知れない。
訓練校卒業後は会って無かったけど、もし会えるなら楽しみだな――実際の現場に出るようになってドレだけ成長したのかは気になるしね。


「だけど、其れとは別に管理局の変革を良く思わない最高評議会傘下の部隊も幾つか参加を決めているみたいだから注意して。
 前半のフィジカルトレーニングは大丈夫だと思うけれど、後半の模擬戦では何をしてくるか正直分からないから。」

「Ha!上等だぜ。ふざけた事が出来るなら寧ろしてみろってな?
 陰謀たっぷりに俺達に何か仕掛けてきたらその時はたっぷりと後悔させてやるさ――エース・オブ・エースと悪魔に喧嘩を売っちまった事をな!!」


そうだね。
ましてミッドの市民の皆が見てる中でトンでもない事しようものなら全力全壊でぶち壊してやるの!!


「それじゃあ、第97独立機動小隊は参加と言う事で――なのはさんとネロ君の参加届を出しておくわね。」

「宜しくお願いします。」

「あぁ、頼むぜ。」


それにしても公開演習か〜〜……エース・オブ・エースの名に恥じないモノを見せないとだね!








――――――








Side:ネロ


合同公開演習とは、また面倒な事になったみたいだが、なのはが一緒なら一切心配ねぇな。
てか、如何考えても公開演習の後半に予定されてる模擬戦で、俺となのはのコンビが負けるとは思えねぇ――つーか、誰が来ても多分楽勝だろ絶対。

自惚れる訳じゃないが、今年のルーキーの中では間違いなく俺は最強だろうよ。
その俺と組むのが、管理局きっての有名人でエース・オブ・エースの二つ名を持つなのはだぜ?負ける筈がねぇってんだ。


「なはは……まぁ、やる以上は模擬戦では勝ちに行くけどね♪」

「寧ろ勝ち一択だろ。」

んで、そんな事を話しながら只今ランチタイム。
今日の俺のランチは『超大盛り天婦羅ソバDX』で、なのははラーメンと半炒飯のセットで、久遠はきつねうどんと稲荷寿司のセットか。



「お〜〜い、なのはちゃ〜〜ん、ネロ君、久遠ちゃ〜〜ん!!」

「良ければ一緒にどうかな?」

「はやてちゃん、フェイトちゃん!!」


食堂は結構一杯だったんだが、はやてとフェイトが居るテーブルは空いてたみたいだな?



「いや〜〜、まさかなのはちゃん達とお昼をご一緒出来るとは思わなかったわぁ〜〜〜♪」

「なはは……お互いに勤務先が違うから、時間も中々合わなかったしね。」


あ〜〜〜…俺は席をはずした方が良いか?
幼馴染3人の久々の団欒てのに、俺が居るってのは流石に如何かと思うし、3人で積もる話もあるだろ?


「いんや、ネロ君は此処に居って、寧ろここに居ろや、異論も意見も聞かん、此れは夜天の主の決定事項やからな!!!」

「あ、あぁ……」

何なんだ今のはやての迫力は!?……上級悪魔と対峙した時並のプレッシャーだったぜマッタク……ま、居ても良いって言うなら居させてもらうけどさ。
にしても、はやてのランチはカレーうどん(Sサイズ)で、フェイトがサンドイッチとスープのセットか――其れで足りるのかよ2人とも?


「まぁ、足りてるなぁ?佐官言うても、そんなに出動するわけやないから基本はデスクワークやしね?」

「私も基本はデスクワークだから。」


動かないからか……逆に俺やなのは実働部隊だから腹も減るって事か。
カロリーは結構高いと思うが、其れなのに全然太らないからな俺等は……摂取カロリーを消費カロリーが上回ってるって事か。




「そう言えばなのはちゃんとネロ君、最近ドナイや?」

「ほえ?至って健康で健常だよ?風邪すらひかない感じかな?」


俺も健康そのものだな。風邪なんかとは生まれてこの方無縁だしな。
大体風邪くらいなら、かかった奴の気の持ちようで速攻で治るだろ?――俺もなのはも健康そのものってもんだぜ?


「あ〜〜〜、そう言う事やなくて、なのはちゃんとネロ君は何処まで行ったん?……もうキスくらいは済ませたかなぁ?」

「「ぶふぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!?」」


な、何言ってやがるはやて!!んな事になる筈ねぇだろうが!!
つーか、何処をどうしたらその思考に行きつくのか説明しやがれ!!


「ハッ!!まさか、キスなんてもんは既に通り越して一線越えてもうたんか!?」

「ないない、絶対な〜〜〜い!!!
 って言うか、なんでそんな思考に行きつくの!?絶対オカシイよね!?有り得ないよね!?何で、如何してそんな事になっちゃうの〜〜〜〜〜!!!」

「何でって……なのはちゃんとネロ君は付き合ってるんやろ?」








「「は?」」



おいコラ、今はやては何て言った?俺となのはが付き合ってる?
おいぃぃぃぃぃ!?何をどう解釈したらそんな思考に行きあたるってんだ!?てか何処をどう見てそう思ったーー!!説明してみろはやてぇぇぇぇぇぇ!!








――――――









Side:なのは


はやてちゃんは今なんて言ったの?私とネロ君が付き合ってる?

「にゃぁぁぁぁっぁっぁぁあっぁぁぁぁっぁあっぁぁぁ!!そ、それは誤解だよはやてちゃん!!
 確かに私とネロ君は仲が良いかもしれないけど、其れはあくまでもお友達としてだよ!?」

「シャラ〜〜〜ップなのはちゃん!!ネタは充分上がってるんやで!?
 割と普通に手を繋いでたりして、基本的にランチは一緒の事が多い上に、この間の長期休暇の時にはネロ君を地球に連れてったそうやないの?
 此れは普通に考えて、士郎さんと桃子さんに交際の許可貰いに行ったとしか思えへんやろがぁぁぁ!!
 そのくせ、この期に及んで付き合ってないと言い張るとか喧嘩売ってんのか〜〜!!さっさと付き合え、今直ぐ付き合え!そんで一線越えてまえぇぇぇ!」


わ〜〜〜お、暴走はやてちゃん発動だね。
実に見事な大暴走――9年前の闇の書の暴走も真っ青なくらい暴走してるよ間違いなく。


「じゃかましい!!こちとら、最もハートにズキュンと来た異性が師匠やで!?
 其れも恋とか愛やなくて、あくまでも『お父さん』的な事に過ぎへん!てか、そもそも師匠にはクイントさん居るし!
 大体ウチの部署はなんで男はオッサンしか居らへんのや!!ぶっちゃけ行かず後家確定やないかこれ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!」

Be Cool.(取り敢えず冷静になれ。)


――バゴン!!


ネロ君!?……え〜〜〜〜と、はやてちゃん生きてる?


「お、お花畑でお父さんとお母さんに再会しとったわ……ネロ君の悪魔鉄拳恐るべしやな……」


一瞬とは言え死に掛けてた!?と、取り敢えず暴走状態から戻って来たみたいだね?
改めて言うけど、私とネロ君は彼氏彼女とかそう言う関係じゃないから!!あまり下世話な事はしないでほしいなぁ……


「ホンマにそうなん?……何やがっかりやわぁ……」

「なのはとネロはお似合いだと思うんだけどね、私から見ても。……だけど、付き合ってる訳じゃないんだ……」


「何がどうなってそうなったか知らないが、俺となのはは付き合ってないぜ?言われて、俺も少しばかり焦ったけどな。
 まぁ、なのはの事を好きか嫌いかの二択で答えろって言われたら、そいつは胸を張って好きだって言えるが、それ以上でもそれ以下でもないさ。」

「私も其れに近いかな?
 好きか嫌いかの二択で言えばネロ君の事は好きだけど、今はそれが友愛なのか愛情なのかは分からない……かな?」



「「「……鈍感。」」」


ふえぇぇぇぇぇえ!?フェイトちゃんとはやてちゃんだけじゃなくてくーちゃんまで!?
此れでも勘は鋭い方なんだけど、其れなのに鈍感て言われると少しへこむかも……私は鈍感じゃない!絶対に鈍感じゃないからね!!!








――――――








Side:ネロ


騒がしいランチも終わって、午後の訓練も終えて、今日も一日ご苦労様ってな。
まぁ、午後の訓練よりもランチタイムでの一件の方が疲れた気がしなくもないけどな……俺となのはは付き合ってる訳じゃねぇってんだよまったく。

確かになのは可愛いし美人だし、一本芯の通った性格ながら気立ても良いから、彼女にするには最高かもしれないが、俺じゃあ些か役者不足だろ?
俺となのはじゃ、誰が如何見たって釣り合わないだろうし、大体にしてなのはの方にだって選ぶ権利ってモノがあるだろうよ……


ま、なのはと釣り合う奴が居るのかってのには甚だ疑問があるけどな。



――シャァァァァァァッァァァァァァ………



にしても、思いっきり動いた後での熱いシャワーは最高だな、疲れが一気に吹っ飛ぶぜ。


とは言っても、あんまし長く浴びるとかえって身体に良くないからそろそろ上がるか――って、誰か部屋に居るのか?
バスルームの横に在る操作パネルが、来客があった事を知らせてる……シャワーの音で気付かなかったって所だろうが、一体誰が?

取り敢えずズボンだけは穿いとかないと拙いよな………さて、何方様でしょうか?



「居ないのかな?……合同公開演習の模擬戦のコンビネーションとかうち合わせしとこうかと思ったんだけど……」

「なのは?」

「ふぇ、ネロ君!?」


まさか、来客がなのはだったとは……マッタク持ってトンでもないタイミングで来てくれたもんだ――あと1分遅く来てくれれば、着替えも終わってたんだが。
で、何の用だなのは?


「に……にゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜///!!
 其れよりも先ず、服着て!!より分かり易く言うなら、シャツを着てネロ君〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!」


どわぁぁぁっぁぁぁ!?ドンだけの絶叫だなのは!!
取り敢えず落ち着け!少なくとも俺は下は穿いてんだから、そんなに赤面するほどの事でもないだろうが!!


「ネロ君の鍛え抜かれた肉体が乙女のハートに直球ズギュン!!」

「OK、マッタク持って意味が分からねぇぇ!!!!!」

んで、結局なのはが落ち着いたのは、此れから10分後の事だった――なんか、妙に疲れる一日だと思ったのは、俺の気のせいじゃないよな絶対に……















 To Be Continued… 




休暇明け早々にジェスターからのちょっかいとか。
美姫 「どれだけ好かれているのよ、って感じね」
だよな。まあ、大した相手ではなかったみたいだが。
美姫 「ジェスターも挨拶代わりみたなつもりだったでしょうしね」
とは言え、その残骸をまさか上手く活用されるとまでは思わなかったみたいだな。
美姫 「久遠の執念みたいな物を感じるわね」
良いお小遣い稼ぎに。
美姫 「さて、本筋としては合同公開演習が行われるという所かしら」
うーん、どんな感じになるのか。
美姫 「次回も楽しみに待っていますね」
待ってます。



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