第19話「事件後のある日の1日なの」






 
 平凡な小学3年生兼ミッドチルダ式魔導師高町なのはの朝は早い。
 起床時間AM4:30……これが毎日の習慣です。


≪Good morning my mastre≫
「うん……おはよレイジングハート」



 AM5:00 桜台 登山道。

「守護する盾、風を纏いて鋼と化せ、すべてを阻む祈りの壁、来たれ我が前に……」


 朝は野外で魔法の練習。
 指導者見学のもと心身ともに充実した時間を過ごします。
 朝食の時間まで約2時間のトレーニング。
 そして、家に帰って家族との朝食。
 お父さんとお母さん、お兄ちゃんとお姉ちゃんには魔法のことは内緒。
 友人であり魔法の師匠でもあるユーノくんもペット扱い。
 しかし、一見のんびりしたこの食事中も実は、身につけたレイジングハートがなのはの魔力に強い負荷をかけています。
 それにより、日常の一挙手一投足に魔力を消費するというユーノくん曰く、いわば『魔導師養成ギブス』的な効果を発揮します。
 並みの魔導師であれば立ち上がることすら困難な負荷の中、なのはは平然と日常生活を送っています。 
 通学や体育の時間などは、たいていこの状態です。 
 なのはの通う私立聖祥大附属小学校……。
 ここではなのはもごくごく普通の女の子。


「おはよ〜」
「なのはちゃん!」
「おはよー♪」


 授業中。
 もちろん授業は真面目に聞いていますが、実はこの間も訓練をしています。
 2つ以上のことを同時に思考・進行させるマルチタスクは戦闘魔導師には必須のスキル。
 高速移動・回避をしながらの攻撃防御をしつつ次の魔法の発動……これからは日頃の訓練量が明確に現れます。
 レイジングハートが送信する仮想戦闘データを元に心の中でイメージファイト。
 飛翔・策敵・攻撃・防御魔法を使用しての空戦は高度な戦略と高速な思考を必要とします。
 なのはの戦闘スタイルは多方向から襲撃する誘導操作弾と一撃必殺の魔力砲の2種類。
 レイジングハートからのイメージは、限りなく実戦に近い経験をなのはに与え、なのははそれを胸に日々戦闘経験を積んでいきます。
 最近は、すずかちゃんも同じ事をしているそうです。
 すずかちゃんと仮想戦闘をしているのですが一度も勝てません。
 すずかちゃんの強さは反則すぎです。
 なのはの一撃必殺を使わせてくれません。
 サービスで使わせてくれてもまったく通じません。
 まったくの無傷です。
 逆に私は、一寸でも隙を見せたらすずかちゃんに懐に入られお腹に重い一撃を入れられてゲームオーバー……。
 仮想戦闘とはいえ何度も血を吐くのイヤだよ。
 友達や家族とのひとときはさすがに休息しますが、それ以外の時間は暇さえあれば、なのははこの練習を続けています。


「それにしても、すずか凄くなっていない?」
「そうかな?」
「体育の度に怪我人出すんじゃないわよ」
 この日は、体育の授業があったようだ。
「(すずかちゃん、魔法使った?)」
「(使っていなよ、なのはちゃん)」
「(じゃあ、なんなのかな?)」
「アリサちゃんは、何か知っている?」
「なのはは、何も聞いていなの? すずかのこと……」
「すずかちゃんのこと?」
「この前、アリサちゃんには話したのだけど私は吸血鬼なの」
「その話なら聞いたけど……」
「わたしの家は、『夜の一族』と呼ばれる吸血鬼なの。アリサちゃんには此処までは話したよね」
「聞いたわ」
「私の家の秘密はそれだけじゃないの。『夜の一族』の王族でもあるのよ」
「王族って冗談よね」
「冗談じゃないよ。私は『夜の一族』の王族で吸血鬼の真祖なの」
 新たな秘密を語るすずか。
「冗談は止めてよね」
「冗談じゃないよアリサちゃん」
 冗談じゃないと言うすずか。
「もう秘密にしている事はないわよね」
「もう、秘密にしている事はないよ」
 だが、魔法の事は秘密にしている。



 塾や家の手伝いがない日は夕方も練習です。

「結界オッケー!」


 魔法の防護服バリアジャケットを装備して上空で魔法の実践使用。
 砲撃の実射は疲労もしますが重要なトレーニングです。
 宿題を終えたら夕食後も練習です。
 夜間は主に高速機動の訓練。
 高火力・重装甲ななのはは機動が重いため効果的な機動戦略を日々研究しています。
 ぐったりするまで練習して、お風呂に入って、PM8:30には就寝。
 全力での睡眠から目覚めると体力・魔力ともに完全回復。
 以下、日曜日以外、毎日これを繰り返し。



「いや……さすがにそれはやりすぎじゃないのか?」
 瀕死の重傷で任務を外されていたクロノが復帰していた。
 復帰と言っても完全復帰ではない。
『そうは思うんだけど……なのははどうも魔法の練習が楽しいみたいでさレイジングハートもなのはの成長に強力するのに燃えているみたいだし』
「よく体がもつねえ……さすがはなのはちゃんだ」
 感心するエイミィ。
「ユーノくんがもたないでしょ」
『それは……まあなんとか』
「まあ、やりすぎは良くないと一応伝えてくれ」
『ああ……それじゃ』
「若い子たちは元気でいいねえ……」
 年寄りみたいなことを言うエイミィ。
 其処へフェイトとアリシアが入って来た。
「おじゃまします……お茶、持ってきたよ」
 お茶を持ってきたフェイト。
「ユーノと通信してた? なのは、元気かな」
「元気一杯だって。毎日毎日、魔法訓練に明け暮れてるってさ」
「そっか……なのは、また強くなっちゃうのかな。クロノ、あとでトレーニング付き合ってね」
「ああ」
「ねえ、すずかちゃんと通信は?」
 アリシアが、エイミィに聞く。
「まだだけど」
「じゃあ、話させて」
 話させてと言うアリシア。
「今度、フェイトちゃんがなのはちゃんにビデオメールを送るからアリシアちゃんも送ったら? すずかちゃんに」
「うん。そうする」
「フェイトちゃん、お姉ちゃんとっしょに収録したら?」
「それよりも私も魔法の練習する」
「わかった……フェイトと一緒に面倒を見てやるよ」
「本当?」
「あぁ、本当だ」
「クロノくん、アリシアちゃんのデバイスってまだないんじゃ」
「そう言えば、まだなかったんだったな」
「ところでアリシアちゃん、どんなデバイスが欲しい?」
「フェイトと同じのがいい」
 即答するアリシア。
「バルディッシュと同タイプか……」
「作れるの?」
「全く同じのは、流石に無理が……」
「同じのがいい」
 わがままを言うアリシア。
 こうなっては手が付けられなくなるのだ。
 アリシアには吸血鬼の血が流れているからだ。
 その被害を一番受けているのがクロノだと言うのは別の話である。



「でね。スターライトブレイカーの発射シークエンスを少し変えてみたんだ。試射してみたいんだけどいいかな?」
「うん! でもブレーカーは目立つから強い結界を用意するね」
「あ、そうだね、お願い」 
「前に一度それで失敗して、さつきさんに助けてもらったからね……」
「そうだよね」
「発射法変更ってどんな風に変えたの?」
「うん……あれって発射が遅くて高速戦では使えないから」
「やっぱり高速化?」
「ううん、逆! チャージタイムを増やして威力を大幅アップ! 最大威力の強化を最優先してみたの」
 強化ではなく凶化になるのだ。
「そ……そう…………」
 ユーノは冷や汗が垂れる。
「広域結界展開ッ!」
 結界を張るユーノ。
「いいよ、なのは!」
「うん!」
≪Starlight Breaker Standby Ready≫
 カウントダウンが始まる。


「どうしたの? 何か調べ物?」
「いえ……。なのはに教導メニューを送ろうと思ったのですが、結界内でトレーニング中みたいで」
「なのはさん訓練に夢中みたいね。実力をつけるのはいいことなんだけど」
「……………………? あれ、なんだろこの反応」
 エイミィがなのはのチャージをキャッチした。


「むむ……! これは結構スゴイかも! ユーノくんがつんと来るから気をつけてね!」
「う……うんっ!」
「スターライトぉ……」
 なのはがレイジングハートを振り上げる。
「ブレイカーっ!」
≪Starlight Breaker≫ 


 衝撃的な光景に大口を開けるリンディとクロノ。
「結界、内側から破壊……えーと……なのはちゃんたちは……」
「なのは! ユーノ! 大丈夫か? 生きてるかー?」
 なのはとユーノの心配をするクロノ。


「単純魔力砲で広域結界を破壊? 『貫通』じゃなくて?」
「『結界機能の完全破壊』だよ。威力を高めようと改良した結果、付加効果がついたらしい。まったく、理論でなくて感覚で魔法を組む子はなんとも恐ろしい」
「でも、凄いよね」
「……まあな」
「それを言ったら、すずか達のほうが凄いんじゃ?」
「そう言うキミも凄い部類に入っているんだぞ?」
「わたしが?」
「魔法の勉強を始めたばかりの子が単純魔力砲で訓練室の結界ごとアースラの装甲を壊したんだぞ」
「それ本当なの?」
「あぁ、本当だ。下手するとアリシアに追い抜かれてしまうぞ!」
「(そのおかげで、始末書を何枚書かされたか……)」
「(く、クロノ、ご愁傷様)」
「二人で、コソコソ念話をしているの?」
「クロノ、アリシアに念話の仕方教えた?」
「教えていないけど……」
「ねえ、アリシア?」
「なに? フェイト?」
「念話、誰に教えてもらったの?」
「……………………」
「言えないのなら念話でいいから教えてくれない? 誰にも言わないから……」
「誰にも言わない?」
「言わない」
「(さつきとすずか)」
 フェイトに念話で教えるアリシア。
「(さつきさんとすずかに?)」
「(うん)」
「(その二人は、私の友達なんだ)」
「(フェイトの? フェイトの友達って、なのはって子だけじゃないの?)」
「(なのはは、私の友達だよ。でも、その人たちも私の大切な友達……)」
「(ふ〜ん。フェイトの友達なんだ……)」
「(ねぇ、アリシアも一緒にビデオメール録る? 紹介したい子がいるの)」
「(私を紹介したい子?)」
「(なのはの友達で、魔法とは関係のない一般人の子……。その子にアリシアを私のお姉ちゃんって紹介したいから)」
「(じゃあ、エイミィさんに準備してもらうね)」




「うう……失敗したー……」
「まあ、今日はゆっくり休んで……」


 そして、数日後……。
『(なのはちゃん、勝負しよう!?)』
「(すずかちゃん! 本気なの?)」
『(魔法の勉強をしているのは、なのはちゃんだけじゃないよ)』
 なのはに勝負を申し込むすずか。
「(イヤだよ! 仮想戦闘で何度もお腹殴られているから……実戦だと死んじゃうよ)」
『(お腹は殴らないからしてよ)』
「うぅっ……どうしようか? ユーノくん」
「やめた方がいいんじゃないかな?」
 やめた方がいいと言うユーノ。
「すずかちゃんの戦闘力は、少なく見てもなのはの数100倍……魔法戦は分からないけど、接近戦は100%勝ち目がない」
「(模擬戦の相手だけど、ユーノくんがダメって……)」
『(ユーノくん!? なのはちゃんと戦わせてくれないと今から血を吸いに行くから)』
 すずかは、ユーノに脅しをかける。
「(血って……)」
『(10秒以内に許可しないと本当に血を吸いに行くから)』
 ユーノは、冷や汗が大量に流れ出る。
「(わかった! 許可する! 許可するから血だけは……)」
「ユーノくん!」
「ごめん……なのは……」
『(勝負の日時は、ユーノくんが決めてね)』
「(あっ、ちょっと……)」
 すずかからの念話が切れた。




 そして、日時を決めたユーノはアースラにも連絡した。
「そう。すずかさんがなのはさんと」
『そうなんです。それで連絡をしたのです』
「それで、何時なのですか?」
『今度の土曜の早朝……フェイトとなのはが決闘をした所です』
 その場所は臨海公園だった。
「わたしもなのはさんとすずかさんの戦いを見たいのだけどいいかしら?」
「計測機器も設置させてくれると嬉しいんだけど」
『計測機器の設置はいいですけど……』
「いいけど?」
『結界の問題が……』
 なのはの結界破壊砲が問題だった。
「確かになのはさんのスターライトブレイカー+は問題よね」
『結界系の魔導師がいれば、数名出してくれませんか? かなり激しい戦いになると思うので』
「わかったわ。一応手配してみます」
『お願いします』





 週末の土曜日。
「クロノは、どっちが勝つと思う?」
「魔法戦に慣れているなのはが有利でしょう」
「ヒバリくんは?」
「私は、すずかさんですね」
「如何してそう思う?」
「もしも、高町さんのように魔法戦ができるようになっていれば、月村さんの優位は揺るぎません。それ以前に勝負は決まっています」
「そう? 今回は、なのはさんに合わせてすずかさんは、吸血鬼の力は使わないそうよ」
「エイミィ! フェイトとアリシアをブリッジに呼んでくれ」
「はいはぁい。フェイトちゃん、アリシアちゃん、至急ブリッジに来てください」
 エイミィがフェイトとアリシアをブリッジに呼ぶ。
「リンディ提督!」
「り、リンディさん」
「フェイトさん、アリシアさん。これからなのはさんとすずかさんが模擬戦をするのだけど見る?」
「なのはが?」
「すずかが?」
 この場にいる全員が凄まじい戦闘の目撃者となる。


「すずかちゃん、私からいくよ」
「何処からでもかかって来て」
「あれ? すずかちゃん、デバイス持ってたの?」
「うん。今までは、このジャケットだけ起動させていたから」
「じゃあ、魔法戦は不慣れだね。レイジングハート」
≪all right.≫
「最初から全力全壊の攻撃行くよ」
≪Divine buster≫
 すずかにデバインバスターが放たれる。
「この程度の攻撃、バリアを張るまでもないよ」
 すずかは、手をかざしてデバインバスターを防ぐ。




「えっ!! なのはちゃんのデバインバスターを素手で?」
「なのはのデバインバスターってどの位の威力があるの?」
「わたしのバリアを貫通する威力がある」
「それを軽々と防いだの?」
「それが、すずかちゃん防御魔法を使っていないみたいなの」
「防御魔法も無しになのはの砲撃を?」
「うん。今度は、すずかちゃんが攻撃するみたい」



「なのはちゃん、今度は私の番だよ」
「嘘っ!? わたしのデバインバスターが……」
「威力を大幅に抑えておくけど気をつけてね」
 すずかのデバイスがチャージを始める。
 それは、なのはのスターライトブレイカーとそっくりだ。 
「それじゃあいくよ。初撃で撃墜されないでね?」
「な、何とか耐え切って見せるよ」
「ブリュンヒルト、アルテミスブレイカー!」
≪Artemis Breaker≫
 すずかから紫色の魔力の塊がなのはに放たれる。
 なのは以上の圧縮率と威力を持ったそれがなのはに迫る。
≪Protection≫
 レイジングハートがバリアを張る。
「くっ、お、重い……防ぎきれない。レイジングハート、がんばって」
≪all right.≫
 なのはは、何とか耐える。
 その代償は、大きいものだった。



「うわぁ! なのはちゃんの魔力をごっそり削っちゃったよ」
 モニターに表示される数値がなのはの魔力がごっそり削られた事を示していた。
「今の魔法は?」
 すずかの魔法を分析するエイミィ。
「わからない。なのはちゃんのスターライトとは違うみたい」
 なのはのスターライトとは違うらしい。
「エイミィ、残りの魔力量は?」
「なのはちゃんの残り魔力量は12%。すずかちゃんは80%」
「この勝負、もう決まっているんじゃ」
「そうね。決まりかもしれないわね」



「なんとか、耐え切ったよ」
 だが、なのははふらふらだ。
「今度は、お返しの一撃いくよ」
≪Starlight Breaker≫
 なのはがスターライトのチャージを始める。
 レイジングハートの先に魔力が集まっていく。
 その中にはすずかの魔力も混ざっている。
「わたしの魔力まで……」
「コレが私の全力全壊!」
 全力全壊のなのはの攻撃がすずかに放たれる。
「スターライトブレイカー!」
 なのは、最凶最悪の魔法がすずかに迫る。
「これが、なのはちゃん最強の魔法……」
 すずかは、堪える。



「なのはちゃんのスターライトがすずかちゃんに直撃!」
 モニターで見続けている一同。
「えっと……すずかちゃんは?」


「凄い威力だったよ、なのはちゃん」
「うそ? 今のを耐えたの? 今の魔法はフェイトちゃんでも落ちたのに……」
「なのはちゃんにいい物を見せてあげるね」
≪Starlight Breaker≫
 すずかのデバイスの先に巨大な魔力の塊が現れる。
 防御の間に準備をしていたようだ。
「!?」
 その時、なのははバインドに囚われていた。
「ば、バインド?」
「見よう見まねのスターライトブレイカー!」 
 紫色の魔力の塊がなのはへ発射される。
 その砲撃は、なのはのものより数周り大きな砲撃だった。
「れ、レイジングハート!」
 なのはの願いも空しくあっという間にすずかのスターライトブレイカーに飲み込まれた。



「なのはちゃんの魔力残量0! 撃墜!」
「なのはが、負けた」
「なのはさん、負けちゃったわね」
「すずかちゃんの魔力残量58%」
「一方的な戦いになったわね」
「そうですね。魔力量に差がありすぎましたからね」
「でも、いい試合だった」
「今度は、フェイトさんも戦ってみる?」
「わたしは、すずかとはいいや」
 何故か敬遠するフェイト。
「じゃあ、私がフェイトと戦う」
「アリシアさんには、早いんじゃ……」
「戦うといったら戦う! フェイト!? 勝負よ」
「でも、アリシア! デバイスは?」
「今、製作中! 完成したら勝負だからね」
「フェイトさんとアリシアさんの勝負は置いといて……」
「置くな!」
「仕方ありません。アリシアさんのデバイスが完成したら相手をしてあげてくださいフェイトさん」
「わ、わかりました」
「デバイスの作り方がわからないから誰か教えて」
 アリシアは、デバイス作製の為、ブリッジから出て行った。
「なのはさんは?」
「えぇっと……無事です」


『(なのは? 無事?)』
「(うん。何とか……)」
「なのはちゃん、大丈夫?」
「だ、大丈夫……」
 なのはとすずかの戦闘は、すずかの勝利で終わった。
 すずかは、力を半分も出していなかったのである。


 次回予告

 フェイト「裁判を優位に進める為、受けることにした嘱託試験」

 フェイト「実戦訓練の相手がクロノ……」

 アルフ「病み上がりが大丈夫なのか?」

 なのは「フェイトちゃんの試験結果は?」

 なのは「次回『魔法少女リリカルなのは〜吸血姫が奏でる物語〜』第20話『フェイトちゃんの嘱託試験なの』」


いやー、すずかもとんでもなく強くなっちゃって。
美姫 「素手で防ぐものね」
流石に驚くはな。すずかが力を付けたことでこれからどうなるのか。
美姫 「とりあえず、次回はフェイトの試験みたいね」
だな。こちらは何事も起こらずに無事に済むのかどうか。
美姫 「今回はこの辺で」
ではでは。



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