第25話「吸血鬼殺人再びなの」






 
 AM6:30
 八神家 はやて部屋

 目覚まし時計が起床時間を告げる。
 はやての隣では、ヴィータが寝ている。
 そんなヴィータに布団をかける。

 シグナムは、ソファで眠りこけている。
 シグナムの足元ではザフィーラが眠っていた。


 AM 6:35
 海鳴市桜台林道

 なのははユーノの指導の下、リハビリーに励んでいるようだ。
 ピンク色の光の玉が一瞬出来るが、すぐに消滅してしまう。
「はぁっ」 
 ため息をついて、落胆する。



 AM 6:41
 海鳴市市街地 ビル屋上

 フェイトとアリシアは、棒のような物で素振りをしている。
 それをアルフとリニスは見つめてる。


 その頃、はやては朝食の用意をしていた。
 シグナムとザフィーラには毛布が掛けられている。
 はやてが掛けたようだ。
「ごめんな、起こした?」
「あっ、いえ……」
「ちゃんとベットで寝なあかんよ? 風邪ひいてまう」
「すみません」
 シグナムは毛布を畳む。
 ザフィーラも器用に畳んでいる。
「夕べもまた、夜更かしさんか?」
「あぁ、その……少しばかり」
「うふ」
 シグナムが、部屋の電気をつける。
「シグナム! はい」
 はやてが温かい飲み物を入れてきたようだ。
「ホットミルク……暖まるよ」
「ありがとう御座います」
「ザフィーラにもあるよ! ほら、おいで」
「すみません。寝坊しました」
 其処へシャマルがおきて来た。
「おはよう。シャマル」
「おはよう……。あぁん、もう……ごめんなさい! はやてちゃん」
「えぇよ」
「おはよ」
 眠そうなヴィータが起きてきた。
「めっちゃ眠そうやな」
「もう……顔を洗っていらっしゃい」
「ミルク飲んでから……」
 眠そうな目を擦る。



「さて、皆さん。実は、先週急に決まったのですが、今日から新しいお友達がこのクラスにやって来ます。海外からの留学生さんです」
 担任が廊下のほうを見て言う。
「アリシアさん、フェイトさん、どうぞ」
「「しつれいします」」
「あのフェイト・テスタロッサと言います。宜しくお願いします」
「フェイトの姉のアリシア・テスタロッサです」


 休み時間にフェイトとアリシアの席に環が出来ていた。
 質問攻めを受けているようだ。
「ねぇ、向こうの学校ってどんな感じ?」
「私、学校には……」
「すげぇ急な転入だよね? なんで?」
「そ、その……いろいろあって……」
「日本語、上手だね! 何処で覚えたの?」
 上手で当たり前だ。
 ビデオメールでなのは達と交流していたからである。
「前に住んでいた街ってどんな所?」
「えっと……あのっ……」


「フェイトちゃんとアリシアちゃん、人気者だね」
「アレは、ちょっと大変かも……」
「はぁっ。しょうがないわね」
 助け船を出すアリサ。
「はいっ。はい!! 転入初日の留学生をそんなにわやくちゃにしないの!」
「アリサ!」
 腕組みをするアリサ。
「それに、質問は順番に……フェイトとアリシアが困っているでしょ」
 見かねたアリサが司会を始めた。
「はぁい! 俺の質問から」
「はい、いいわよ」
「向こうも学校ってどんな感じ?」
「え! えっと……私は普通の学校には行っていなかったんだ。家庭教師と言うか……そんな感じの人に教わってて……」
「へぇ〜そうなんだぁ!」
「はぁい」
 アリサの制止も聞かずに我先に質問しようとする級友たち。



『クロノくん!? 駐屯所の様子はどう?』
「機材の運び込みは済みました。今は、周辺探査とネットワークを……」
『そう。ご依頼の武装局員一個中隊はグレアム提督の口ぞえのおかげで指揮権を貰えたわよ』
「ありがとう御座います。レティ提督」
『それからグレアム提督の所の使い魔さん達が逢いたがっていたわよ? 可愛い弟子に逢いたいって……』
「リーゼ達ですか……。その、適当にあしらっといてもらえますか?」

 エイミィは、冷蔵庫の中を漁っている。
「おぉっ、クロノくん! どう? そっちは……」
「武装局員の中隊を借りられた。捜査を手伝ってもらうよ。そっちは?」
「よくないねぇ。夕べもまたやられている」
 夕べも襲撃事件があったようだ。
「今までよりも少し遠くの世界で、魔導師が十数人、野生動物が四体」
「野生動物?」
「魔力の高い大型生物」
 大型生物を投影する。
「リンカーコアさえあれば人間でなくても良い見たい」
「まさになりふり構わずだな……」
「でも、『闇の書』のデータを見たんだけど、なんなんだろうね? コレ……」
 クロノはオレンジジュースに目を向ける。
「魔力蓄積型のロストロギア……。魔導師の魔力の根源となるリンカーコアを喰ってその頁を増やしていく」
「全頁である666頁が埋まるとその魔力を媒介に力を発揮する時限干渉レベルの巨大な力を……」
 クロノは、オレンジジュースに手を伸ばす。
 それをエイミィが制す。
「んで……本体が破壊されるか、所有者が死ぬかすると白紙に戻って別の世界で再生すると……」
 オレンジジュースを諦めるクロノ。
「様々な世界を渡り歩き、自らが生み出した守護者に守られ、魔力を喰って永遠を生きる」
 話しながら冷蔵庫を漁るクロノ。
「破壊しても何度でも再生する。停止させることの出来ない危険な魔道書」
「それが『闇の書』……。あたし達に出来るのは『闇の書』の完成前の捕獲」
「そう。あの守護騎士達を捕獲して、さらに主を引きずり出さないといけない」
「うん」


 私立聖祥大附属小学校では午前中の授業が終わり昼休みを迎えていた。
「フェイトちゃん、アリシアちゃん! 初めての学校はどう?」
 すずかは、フェイトとアリシアに聞く。
 すずかは、後ろ向きに歩く。
「歳の近い子がこんなに沢山いるの初めてだから、なんだかもうグルグルで」
「あははははっ」
「まぁ、すぐに慣れるわよ! きっと!」
「だといいな……」



「それじゃあ、はやてちゃんの病院の付き添いお願いねシグナム」
「あぁ。ヴィータとザフィーラは、もう?」
「出かけたわ」
 シャマルは箱を開ける。
 箱の中には何かが入っている。
「カートリッジか……」
「うん。昼間の内に作り置きしておかないと」
「すまんな。お前一人に任せきっりで」
「バックアップは私の役目よ。気にしないで」
 カートリッジを作るシャマル。



「起立! 礼」
 下校時間のようだ。


 捜査は順調に進んでいる。
 キミとフェイトとアリシアは、こちらから要請するまでは普通に過ごしていてくれ。
 なのはは、まだ魔力が戻っていないし、レイジングハートとバルディッシュとヴァルディッシュは修理中だ。
 非常時は、素直に非難するように。
 追伸1。3機の修理は、来週中には終了するそうだ。
 改造中のブリュンヒルト美姫もだ。
 追伸2。フェイトとアリシアに寄り道は自由だが夕食の時間には戻ってくるように伝えてほしい。




「氷村、本当にやるのか?」
「あぁ、決行する」
 何かを企んでいるようだ。
「これからする事を誰にも話していないだろうな?」
 用心深く確認する氷村。
「よし。ターゲットは、こいつ等だ」
 氷村は、ターゲットの写真をみせた。
 写真の人物は……。
 なのは、すずか、アリサ、フェイト、アリシアだった。
「こいつ等を攫って如何するんだ?」
「お前達にも楽しませてやるよ。溜まっているんだろ?」
「俺達にもヤラせてくれるのか?」
「攫うのに成功したらな……」
「それなら早く攫いに行こうぜ! ちょうど下校時間だろう?」
 なのは達に危機が迫っている。



「う〜ん。あんまり成果が出ていないかな〜」
 はやては、診察を受けているようだ。
「でも、今のところ副作用も出ていないし、もう少しこの治療を続けましょうか?」
「はい。おまかせします」
「おまかせって……自分のことなんだから、もうちょっと真面目に取り組もうよ」
「いや。その……私、先生を信じてますから」
 はやてが、治療室からでる。
 それを確認して切り出す。
「はやてちゃん、日常生活はどうです?」
「足の麻痺以外は健康そのものです」
「そうなんですよね。お辛いと思いますが、私たちも全力を尽くしています」
「はい」
「今はなるべく麻痺の侵攻を緩和させる方向で進めています。これから段々、入院を含めた辛い治療になるかもしれません」
「はい。本人と相談してみます」



 その頃、なのは達は……。
「おらぁ!!」
 どすっ!!
「う゛ぅっ!!」
 誘拐されてお腹を殴られていた。
 全員が裸にされ両手を鎖で縛られ吊るされている。
 そして、その足元には昼食の残骸が吐き出されえていた。
 胃の内容物を吐き出すまで殴られたようだ。
 全員の腹が黒く変色している。
 何度も殴られて痣が出来ている。
「寝るのは、まだ早いぜ!?」
 そう言って、なのはの背後に回って胸を揉んだ。
 洗濯板みたいな胸に爪を立てて……。
「おい、俺にもその娘のを揉ませてくれよ」
「コイツは俺の獲物だからダメ」
「ケチ」
 全員が全員、楽しんでいる最中のようだ。
「目さまさんかぁ!!」
 ドボォッ!!
 鈍い音がした。
 その音に楽しんでいる面々が目を向ける。
 ツイていない男の膝がなのはの腹にめり込んでいた。
「おえぇぇっ」
 なのはが、胃液を吐く。
 一度だけでは済まず、何度も膝をなのはの腹へ入れる。
「おいっ!! 殺す気か?」
「うるせぇっ!!」
 ズン!!
 その蹴りは、なのはの腹に深々とめり込んだ。
 膝がめり込んだままの状態を維持する。
「がはっ」
 なのはの口から血が溢れれる。
 度重なる膝蹴りで内臓が破裂したようだ。
「血を吐いたぜ」
「マズイですよ。氷村さん」
「うぅぅん」
 気を失っていたフェイトの意識がもどる。
「こ、ここは?」
 ボーとする意識で状況を確認する。
 そして、血を吐いてグッタリしているなのはが目に入る。
「な、なのは!?」
「ちっ、コイツ、目を覚ましやがった」
「なのはっ!!」
「うるせぇ!!」
 ズンッ!!
 フェイトの腹に氷村の取り巻きBの拳が深々とめり込む。
「かはっ!!」
 フェイトの口から胃液が吐き出される。 
「な、なのはに……なのはに何をした」
 腹が痛む為、濁った声だ。
「満足できなかったから、血袋にしたんだよ。お前もそいつに血袋にしてもらいな」
「その後で氷村さんに血をもらえば、お前達も俺達と同じ吸血鬼になれる。吸血鬼になった後は、氷村さんの言うことを聞けば可愛がってくれるさ」
 彼らは知らない。
 すずかとアリシアが吸血鬼だということを……。
 すずかが、真祖の王族だということを。
 アリシアが、その血を受けているということも……。
 その証拠にすずかとアリシアは然程ダメージを受けていない。
 いや、すずかは受けてすらいない。
 強力な幻術で大ダメージを受けているように錯覚させていた。
「残りの奴等も血を吐くまで痛めつけろ!!」 
 氷村が命じる。
 それを受け、フェイト、アリサ、すずか、アリシアの腹を此れでもかという位、力を込めて殴りつける。
 殴られるたびに呻き声がする。
 一発ごとに拳が腹に深々とめり込んでいく。
「う゛ぇっ!!」 
 最初に耐えきれずにアリサが血を吐いた。
 次にフェイトが血を吐いた。
 グッタリしてゲロと血の海に沈んでいるなのはも腹を靴で踏み付けらる。
 踏みつけられると血の混じった胃液が口と鼻から噴射される。
 ダメージが増えていくにつれアリサ、フェイトとグッタリしていく。



 その頃、帰宅しないこと不審に思ったなのは達の両親は、連絡を取っていた。
 なのはの友達の月村家、バニングス家、そしてリンディのマンションだ。
 この時、誘拐されて暴行を受けているとは、思ってもいなかった。
 だが、誘拐されたことに気付くのに然程時間は掛からなかった。
 すずかとアリサが頻繁に誘拐されていたからだ。
「俺、一寸、忍の所へ行ってくる」
「恭ちゃん、わたしも一緒に行こうか?」
「いや、俺一人で言い。美由紀は家に残っていてくれ」






「ケスラー様!!」
「今宵も、勢力を拡大する」
「策敵部隊の報告では、時空管理局なる組織が活動しているそうです」
「して、管理局の動向は?」
「はっ。『闇の書』とか言う魔道書の捜索を行っています」
「よし。管理局の監視網に引っかからないよう気をつけろ!!」
「先日、我々が襲って手下にしたことも気付いている屋もしれません」
「それと、ヴォルケンリッターと証するやからに死者が数十人倒されています」
「管理局とヴォルケンリッターの目を盗んで手勢を増やすのは至難の業だ」
「如何なさいます?」
「危険を冒してでもやらねばならね」
 ケスラーは、勢力拡大を画策する。
 それには、障害がある。
 時空管理局の駐留部隊とヴォルケンリッターの存在だ。
「さぁ、大いに血を吸え!! 管理局の連中の血も吸え!!」 
「「「「「「「「「「おおおおぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!」」」」」」」」」」
 ケスラーの城から死徒と死者が血を求めて夜の街へ繰り出して行った。
 再び海鳴の地を恐怖に陥れる吸血鬼事件の幕が上がった。





 そして、氷村のアジトでは……。
 執拗な暴行が続けられていた。
 小学生の女の子が耐えられる限界を遥かに超えていた。
 時間と共にダメージと痣が増えていく。
 冬の寒い空気の中、裸の状態だ体温もどんどん奪っていく。
 腹部を何度も痛めつけられているため体力も殆ど残っていない。
 生命活動が停止するまで時間が殆ど残されていない。
 時間が進むに連れ呼吸が弱くなっていく。
「全員、虫の息だ」
 全員が、死に掛けている。
 最後まで残ったすずかも痛めつけられて身動きが出来なくされていた。
「結構時間が掛かったが、コイツも大人しくなったな」
「何度殴っても効かなかったもんな」
「逆に俺達の手が痛くなっちまった」
「金属バットで殴った時の音と表情は溜まらんかったな」
「バットで腹を殴るたびに小学生とは思えない胸がエロく揺れてたし」
「氷村さん、すんげぇ楽しんでるな」
 すずかの胸は、氷村の手で色んな形に変わっていく。
「面白いように胸の形が変わってるな。そいつ、本当に小学生か?」
「氷村さん、俺達にも揉ませてくださいよ」
 すずかの胸を揉ませてと要求する取り巻き達。


 すずかの精神世界。
「誰か、助けて」
 だが帰ってくる声はない。
「苦しいよ……お腹が痛いよ……」
 精神世界のすずかも苦しんでいる。
「このままじゃ、なのはちゃん達が死んじゃうよ」
 悲痛な叫び声をあげる。
「なのはちゃん達を助けたいよ」
「そんなに、大切か?」
 不意に聞こえる声。
「えっ?」
「そんなにも大切か?」
「貴女は、誰?」
「我は、月村すずか」
「『月村すずか』は私だよ」
「我も『月村すずか』だ」
「どう言うこと?」
「我は、その方が使っていない『力』の具現……その方が力を求めたが故、その方の前に現れた」
 すずかの前の人物もすずかのようだ。
「わたし、呼んだ覚えは……」
「その方の『友』を助けたいと言う心の叫びが我を眠りから覚ませた」
 すずかの心の叫びがもう一人のすずかを目覚めさせたと言う。
「本来なら我が目覚めることは無かった。だが、外でその方の身体を痛めつけ欲求を晴らしている輩のせいでその方の心の叫びが我に届いた」
「じゃあなんで私の前に居るの?」
「何もなければ私とお前はこうして会うことも無かった。それが、そとで好き放題している輩のせいで逢ってしまった」
「私には、なのはちゃん達を助ける力がもう残っていないんです。助けたくても助けられない」
「お前は、簡単に友を救うことを諦めるのか? それでも『夜の一族』の吸血鬼の王族か? 何もせずに諦めるのか?」
「でも、お腹を何度も殴られて苦しんです。お腹が痛く身体に力が入りません。それにさっきから身体が……」
 外で本体が胸を揉まれているのも感じてしまうようだ。
「ずっと胸を揉まれていて……あん」
「如何やら、あの下種共は死にたいらしいな」
 このすずかは、キレるすんぜんだ。
「最早、猶予は無さそうだ」
「猶予が無いって?」
「その方の友、高町なのはとアリサ・バニングスとフェイト・テスタロッサの心臓が止まりかけている」
「なのはちゃんとアリサちゃんとフェイトちゃんが? アリシアちゃんは?」
「アリシアは、まだ生きておる。その方の血を受けただけあって無事だ」
「アリシアちゃんは無事なんだ」
「無事とはいっても魔力は底を付いておる。なのは達と共に急いで病院に連れて行かねば遅かれ死ぬ」
「嫌だよ、皆死んじゃうなんて」
「この場で助ける方法は一つだけだ」
「その方法って?」
「お前の血と魔力を送って吸血鬼にすることだ」
「吸血鬼にする以外に方法はないの?」
「残念ながらない。彼女達が助かれば今回の件で一族の秘密を話さねばならぬ。それに友がこの場で死んでも良いのか?」
「いや! なのはちゃん達を死なせたくない」
「ならば、彼女達を吸血鬼にするのだ。ダメージを負って弱っている居るお前にさせるのは酷だ! 我が不貞の輩を倒し友を救ってやろう」
「どうやって表へ出るの?」
「我は、お前だ!! 表へ出るのは造作ない。今は、内なる世界で休んでいるがいい」
「お願いね」
「安心して休んでいろ」
「うん」



 氷村の取り巻き達は代わる代わるすずかの胸を揉んでいる。
「おぉ、すげぇ柔らかい」
 すずかの胸を揉んでは各々に感想をいう。
 そんな彼らに天国の時間から地獄の時間へ転換する時が迫っていた。


 次回予告

 クロノ「誘拐されたなのはたちの捜索を行っているさなか襲い掛かってくる赤い目の集団」

 ユーノ「倒しても倒しても復活する怪物」

 アルフ「あいつ等、何者?」

 リニス「アリシア! 何処です? 今助けにいきます」

 ユーノ「次回『魔法少女リリカルなのは〜吸血姫が奏でる物語〜』第26話『奪還作戦なの?』」


何故、なのはたちが攫われたんだろう。
美姫 「裏で誰かが糸を引いているのかもね」
何にせよ、かなりピンチな状況に。
美姫 「すずかが目覚めるみたいね」
どうなるかな。
美姫 「それじゃあ、この辺で」



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