第82話「代行者」






 復興が進む海鳴市……。
 短期間で、瓦礫が撤去され綺麗になっていく。



 吸血鬼の城……。
「閣下、選民共が閣下の為の城を造りはじめました」
「そうか。初めから提供しておればよかったのだ!!」
「選民に閣下の威光が分かろうはずがありません。痛い目に遭わないと分からない愚民なのです」
「選民共に死を」
「「「「選民共にしを!!」」」」
「選民共を正しく導けるのは選ばれし我らなのだ」
 自分たちは選ばれた存在だと言うブラウンシュヴァイク。
「思い上がった選民に自らの立場を思い知らせてやる」
 選民嫌いのブラウンシュヴァイク。
 簡単に人を殺せる力を持っていながら嫌っているのだ。
「それでワシの城は何時完成するのだ!?」
「密偵の知らせによれば半年後とのことです」
「よし。そうか、半年後にはワシの城が完成するのだな?」
「はい」
「杯を持て!! 前祝だ!!」
 全員に杯を持たせる。
 杯の中は血だ。
 一同は杯の血を飲み干す。
 血を飲み干すとグラスを床にたたきつけて割る。
 それが彼らの勝利を祝う儀式のようだ。
「閣下の勝利は約束されたようなものです。しかし、更なる領土の拡大をなさいますか?」
「当然だ!! 周辺の選民共を数百人ほど攫ってこい。誰が主か教えてやる」
「其れよりも領主を攫っては如何でしょう? そして痛い目に遭わせてやれば閣下に領土を差し出すでしょう」
「よし。オフレッサー、周辺の領主を攫ってこい!!」
「何でしたら領主の選民も同時に攫って来ますが」
「選民は、他の者に攫わせる。オフレッサー、貴様は領主の捕縛の身に集中せよ」
「わかりました」



 次の日……。
 周辺の市役所にオフレッサーが襲撃した。
 市長室へ突き進む。
「止まれ!!」
「五月蠅いぞ選民!!」
 阻止しようとする警備員たちを蹴散らしす。
 邪魔をする者は張り手で壁に叩きつける。
 叩きつけられた人は顔が潰れミンチになる。
 オフレッサーを誰も止めることが出来ない。
 既に数名がミンチになっていた。
 そして市長室のドアをけ破る。
「君は誰だ!?」
「貴様がこの町の領主か?」
「確かに私がこの町の市長だ」
「その首、我が主に捧げてもらう」
 市長の身柄を拘束するオフレッサー。
「離せ!! この狼藉ものめ」
「この場でミンチにしても良いんだぞ」
 市長を脅迫する。
「脅しだと思うなよ。その眼で見ればわかるだろう……」
 オフレッサーは、身近な人を壁に押し付けた。
 それだけで頭が簡単にミンチになった。
「何ってことを……」
「これでわかっただろ? 逃げようとしても無駄だと言うことが」
 目の前で人がミンチにされては逃げる気もうせてしまった。
「どこで何をすればいい?」
「我が主の御前で献上証明書にサインしてもらう」
 肩を落としオフレッサーに連行されていく市長。
 最早、オフレッサーに近寄ろうとする者は居なかった。
 連れて行かれる市長を見ているだけだった。
 助けようと言う者は一人も。
 助けようとしても殺されるのは明白だからだ。




 連絡を受けて警察が到着する。
 そこにはオフレッサーによる凶行の跡が生々しく残っていた。
 頭部を潰され死んだ職員の死体があった。
「惨い……」
 鑑識が死体の周辺を調べる。
 犯人の痕跡が無いか……。
 現場は、規制線が敷かれる。
 刑事が現場指揮を執る。
「確認するが市長が誘拐されたのは間違いないな?」
「はい」
「それで、犯人は、恐ろしいほどの怪力を持つ男で間違いないな」
「人をヒトとも思わない化け物です」
「緊急手配は?」
「周辺署にも応援要請をしました。市街に逃げたとしても網に掛かるのは時間の問題かと」
「仏の数は?」
「十人以上です」
「海鳴大学病院に司法解剖の手配を」
 海鳴大学病院は、この周辺で一番大きい病院だ。
 当然、司法解剖も行える規模の病院だ。
「ったく、先日の捜査も終わっていないのに……」
 海鳴市で起きた猟奇事件の捜査は現在も継続中なのだ。
 そして今回は、市役所での殺人と市長の拉致である。
「我々の町は呪われているんでしょうか?」
「仕事中に不謹慎だぞ!!」
「すみません」
「刑事、仏ですが頭部は完全に潰されています」
「そうか……。って、吐くな!!」
 現場の惨状に耐えきれずに吐く鑑識官。
「鑑識が自分で現場を荒らして如何する!? 吐くならトイレに行って吐け」
 そう言われて口を押えトイレに駆けっていく鑑識官。
「刑事、現場を荒らしてすみません」
「しかたない。このような現場を経験したことが無いからな」
「そう言う刑事もですね」
「数年前も同じような猟奇殺人事件があった」
「あの迷宮入り事件ですか?」
「あぁ。犯人の消息がある日、突然途切れたきりだ」
「今回の事件、あの殺人犯が帰って来たんでしょうか?」
「似ているが違うだろう。数年前の時は、体の血が無い死体が発見されたが今回は……」
「ミンチにもしている」
「恐らく別の犯人だ!! 鑑識には、前回の事件との相違点も調べてもらう」
「大仕事ですね。決定的な物証が出てくればいいですが」
「期待しているぞ」
 鑑識は、物的証拠を探す。
 だが惨状は広範囲だ。
 市役所の中は肉片と血の海だ。
 市長の誘拐犯の捜索もしなければならない。
「警部!!」
「どうした?」
「マスコミが押しかけてきてきました」
 事件を受けてマスコミが大挙して押しかけてきたらしい。
「マスコミを抑えろ!!」
「無理です。市役所の中まで入り込んでいて手に負えません」
 マスコミの抑え込みに失敗したようだ。
「現場を荒らされては敵わん。圧力を掛けろ!!」
「でも、圧力を掛ければ……」
 マスコミから叩かれるのは明白である。
「ここは、あの人にお願いするしかないな」
「あの人とは?」
「あの家に喧嘩を売るマスコミは居ないだろう」
 ガクガク震える鑑識。
 地元の有力者で逆らえばどうなるか分からな鑑識ではない。
 先日、悲惨な目に遭った事例があったばかりだからだ。
 金成の息子が良い例である。
 公前で喧嘩を売って制裁を受けたのだ。
 金成の息子が支払うことになった代償はとてつもなく大きなものだったのだ。
 金成の息子は建設作業に従事する羽目になったのだ。
 それも親の助けなく自腹でだ。
 その場にいた者たちは語り継ぐ。
 月村とバニングスだけは敵にするなと……。
「海鳴市で月村とバニングスを敵に回したら終わりですからね」
「いや、日本と言った方が良いかな?」
「それでマスコミは?」
「さらに数が増え続けています」
「圧力を掛けるのが間に合わなかったか……」
 月村とバニングスに圧力を掛けてもらうのが間に合わなかったようだ。
 マスコミが誘拐殺人の報を一斉に流す。
 市長が何者かに連れ去られたことは海鳴市近隣に知れ渡った。
 市役所の機能は完全にマヒである。
 幹部級職員がオフレッサーに殺されたからだ。
 最高責任者である市長は拉致されている。
 現在、職務代行者が居ない状態だ。



 そして、月村邸……。
「すずか、さつきは居らぬのか?」
 アルトルージュが、すずかに聞く。
「仕事が忙しいみたいで帰ってきません」
「この状況になるまで気付かなかったから怒られると思っているのかしら?」
「この状況は、忙しさにかまけて放置した、さつきの責任だ!!」
「今度、再教育する必要があるな」
「その前に、死徒狩りをしませんとね」
「じゃあ、『月落とし』をすれば簡単じゃない」
「之ほどの霊地を地図上から消す気か? アルクェイド」
「あはははっ。ここは、すずかちゃんの土地だもんね。消したら流石に怒るか」
 アルクェイドは、相変わらずお天気だ。
 ネジが緩んでいるとでも言うべきかも知れない。
「真祖の姉ちゃんたちは死徒狩りせんのか?」
「ケロちゃん、おやつお預けしてほしいの?」
「それだけは堪忍や!! すずか様ぁ!!」
「じゃあ、喫茶『翠屋』のデザート、1ヶ月お預け!!」
「何でや!? 何でお預けになるんや?」
「喫茶『翠屋』、営業休止中なの忘れているでしょ」
「そうやったけ?」
 ボケをかますケルヴェロス。
「主!!」
「レッド・ムーン」
「上空からの偵察で吸血鬼どもの城がわかった」
「場所は?」
「山の地下に城はあるようだ」
「そう……」
「攻城戦か……。不味いでこれは」
「ぬいぐるみ、知っておるのか?」
「知ってる。攻城戦は、攻め手は守る側の3倍以上の戦力がいるんや」
 何故か攻城戦の話を始めるケルヴェロス。
「そんなの関係ないわ。私たちがその気になれば城の一つや二つ簡単に落とせるわよ」
 どうしても大戦力に突撃しようと言うアルクェイド。
「カレー星人が居れば、楽が出来るんだけどなぁ」
 楽をしたいアルクェイド。

「誰がカレー星人ですか!?」
 カレー星人が現れた!
「この場で、三匹纏めて葬ってあげます」
 カレー星人の攻撃。
 カレー星人は、黒鍵を投擲した。
「シエル、あまり人の家で暴れたらどうなっても知らないわよ」
「そんな事、私には関係ありません。私の仕事は、すべての世界の吸血鬼を殲滅することです」
「貴女は、ここを誰の家だと思っているんですか?」
「黙りなさい吸血鬼!! 城を建てていることが何よりの証拠です。どうせ城の中に死者を隠しているのは明白です」
 城の中に死者を隠していると決め付けるカレー星人。
「ポルカミゼーリア!」
「どうやら貴女は、本当に死にたいらしいですね」
 カレー星人は、新たな黒鍵を取り出す。
「すずかちゃん、シエルの前でその言葉は命取りだよ」
「私の家で暴れた責任を取ってもらわないといけませんから」
「その思い上がり、串刺しにして差し上げます」
 シエルは、連続で黒鍵を投擲した。
 だが、すずかに黒鍵が刺さることはなかった。
 だが、高級絨毯に刺さり燃やす。
 何度も黒鍵を投擲するシエル。
 その都度、月村家の調度品が壊されていく。
「あの者、後で大変だぞ」
「姉さん、大変って」
「あの者が壊している調度品、幾ら位すると思う?」
「さぁ? 私には関係ないけど」
「簡単に払える額ではないことは確かだぞ」

「逃げてばかりでは私には勝てませんよ」
「それよりも全て弁償してくれるんですよね?」
「弁償? それは、吸血鬼である貴女が負うべきことで、私が追うことではありません」
「ポルカミゼーリア!! ここは、私の家ですよ」
 にっこり笑うすずか。
「また言いましたね」
「何度でも言いますよ。賠償金を払うまでわね、ポルカミゼーリア!」
 シエルに油を注ぐすずか。
「どうしたんですか? 顔が青いですよポルカミゼーリア」
 シエルの顔は、某ガミラス人のように青くなっていた。
「シエルの顔、真っ青だ」
「いくらなんですか?」
「いくらだと思いますか」
「ですから、いくらなんですか?」
「合計で5億以上ですよ」
 金額を聞いて更に青ざめるシエル。
「すみません。持ち合わせがありません」
 シエルには、持ち合わせがなかった。
「すずか、どうするのだ?」
「代金分、働いてもらおうかな? あそこは、人手が足りないし」
 シエルは、月村家メイド軍団に取り押さえられている。
「この我のものとなれカレー星人」
「断る!」
「本当に断るんですか?」
「断る!」
「ダメか?」
「ダメ」
「絶対か?」
「絶対」
「交渉の余地はないのか?」
「ない」
「断れば、働き口の斡旋はしませんよ」
 すずかの口撃。
 それは、すずかによる最後通告だった。
 断れば自分で探して借金を返せと言うものだった。
 シエルはダメージを受けた。
「拒否権は?」
「あると面ますか?」
「拒否権を行使します」
「各方面に手を回して働き場所を無くすことも出来ますよ」
「卑怯ですよ」
「卑怯でも結構ですよ。それから、之は請求書です」
 シエルに渡される請求書。
 請求書を見て固まるシエル。
 シエルは、死んでしまった。
「ねぇシエル、見せて」
 シエルの請求書を覗き見るアルクェイド。
「シエル、頑張って返してね」
「もう一度言う。この我のものになれシエル」
「借金の返済が終わるまで貴女のものになります吸血鬼」
「では、契約成立ですね」
「不本意ですが」
「では、明日からこの場所へ行って働いてくださいね」
 シエルに就労場所の地図を渡すすずか。
「明日から、この場所ですね」
「確り働いて返してくださいね」
「返済までの私の住まいは?」
「月村の名において保証します。使用人としての食住は……」
「では、私の食事は毎回カレーを」
 ここでも『カレー命』のシエルである。
「シエル、カレーばかり食べているとそのうち周囲にカレー臭を撒き散らすわよ」
「私は至って清潔です。絶対にカレー臭など撒き散らしません」
「あまりカレーばかり食べてカレー臭が染み付いたら志貴に嫌われるわよ」
 アルクェイドの口撃。
 シエルはダメージを受けた。
「わ、私は……」
「すずかちゃんも臭うよね、カレー臭」
「はい」
 シエルは、ダメージを受けた。
「カレーばかり食すのを止めるがよい」
 シエルは、ダメージを受けた。
「それにカレー以外のもの食べたら?」
 シエルは、ダメージを受けた。
「私にカレー以外のものは必要ありません」
「じゃあ、お風呂もカレー?」
「当然です! って、何言わせるんですか!!」
 シエルは、少し回復した。
「串刺しにされたいようですね」
「シエル、暴れたらまた借金が増えるわよ」
 シエルは、ダメージを受けた。
「シエルさん、家の備品を壊したら、給金から引きますよ」
 シエルは、大ダメージを受けた。
 シエルは、死んでしまった。


 シエルをツンツンするアルクェイド。
「シエル、起きろ!!」
 シエルは、死んだままだ。
「起きないのなら、給金を減らすだけです」
 シエルの給金を減らすというすずか。
「どのくらい減らすの?」
「諸々の経費を引いて10万は出そうと思ったんですが止めます。これでは休んだ分を引かないといけません」
「全額引くがよい。その女、死なない体なのだから、食わす必要なかろう?」
「じゃあ、契約不履行のカレー星人さんには『O・HA・NA・SH』が必要ですね。食前の運動でもしましょう」
「賛成!!」


 月村家地下大闘技場……
 シエルは、床に転がされている。
「シエル、何時まで寝ているつもり!?」
「もう、夕餉は終わったぞ」
 シエルは、死んでいる。
 すずかによる『O・HA・NA・SH』の破壊力は凄まじかった。
 その上、アルクェイドとアルトルージュの肉体言語も加わったのだ。
「わ、私は……」
 シエルが目を覚ました。
「夕食は?」
「もう終わったわよ」
「じゃあ、私のカレーは……」
「あるわけないじゃない。すずかちゃんの所の使用人が食べたわよ」
 シエルは、ダメージを受けた。
「カ、カレーが……」
「シエル、明日の朝までお預け決定っ!!」
「真祖、死にたいようですね」
「暴れたら、借金が増えるわよ」
 シエルは、黒鍵を投げるのを踏みとどまった。
「外へ出たら背後に気をつけるんですね」
 背後から黒鍵で串刺しにすると宣言するシエル。
「其れよりもシエル、貴女には仕事があるらしいわよ」
「その仕事とはなんですか?」
「当然、吸血鬼退治に決まっているじゃない」
「吸血鬼退治という事は貴女も含まれていると判断します」
「私たちじゃないわよ」
「では、どこに居るんですか? その吸血鬼は……」
「海鳴山の地下」
「そうですか、早速出向いて処刑しましょう」
 直ぐにでも飛び出そうとするシエル。
「アホか!? 攻め込んでも逃げられたら如何するんや? 逃げ道でもあったらどないするんや」
「確かに縫いぐるみの言う通りかもしれませんね」
「誰が縫いぐるみや!! ワイは封印の獣、ケルヴェロスや!!」
「あの縫いぐるみがここにも居たのですか」
「あの縫いぐるみとは誰の事や!?」
「『クロウの後嗣』のです」
「納得いったわ。最初、誰の事か分からんかったわ」
 言っていることが分からなかったケルヴェロス。
「カレーの姉ちゃんは、しっかり働いて働いてもらうで」
「死にたいようですね」
「あら? お客ですか?」
 アンゼロットが現れた。
「誰ですか!? 貴女は」
「わたしは、アンゼロットです。貴女は?」
「わたしはシエルです」
「カレー臭がうつるから近づかない方が良いわよ」
「カレー臭ですか?」
「アルクェイド、変なことを言わないでください」
「それから、すずかちゃんの家来よ。だから、扱き使ってもいいわよ」
「では、これからする私のお願い“はい”か“イエス”でお答えください」
 アンゼロットの攻撃。
「はぁ?」
「もう一度言います。私のお願いに“はい”か“イエス”でお答えください」
「拒否権を発動します」
「貴女に拒否権を与えた覚えはありません。よって貴女に拒否権はありません」
 シエルに拒否権はない。
「シエル、断れば大変なことになるわよ」
「大変な事ってなんですか!?」
「知っていても教えるわけないであろう? 代行者」
 シエルで遊んでいるアルトルージュ。
「私のお願いを聞いてくれないのでしたら考えがありますわ」
 シエルは嫌なことが浮かんだ。
「今後一切カレーを食べないと制約しますか? “はい”か“イエス”でお答えください♪」
「それは……」
「早くお答えください」
「……………………」
「シエル、どうしたの?」
 シエルは、答えられない。
「答えないので、代わりに私が決めました」
 アンゼロットの口撃。
「一生カレーを食べることを禁止します」
 シエルは、ダメージを受けた。
 シエルは、死んでしまった。


 次回予告

 シエル「カレー禁止……」
 アンゼロット「私のするお願いに“はい”か“イエス”でお答えください♪」
 シエル「断る!」
 アルクェイド「私の言う事を聞きなさい」
 シエル「断る!」
 すずか「ポルカミゼーリア」
 シエル「殺す」


 すずか「次回『魔法少女リリカルなのは〜吸血姫が奏でる物語〜』第83話『海鳴大血戦』」


 すずか「この我のものとなれ」



シエルまで登場。
美姫 「行き成りの登場ね」
しかも、即効で下僕としての位置に。
美姫 「少し不憫だわ」
さて、海鳴の吸血鬼にはシエルも当たるとして。
美姫 「他にどんな動きがあるのかしらね」
それではこの辺で。
美姫 「それじゃ〜ね〜」



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