『An unexpected excuse』

    〜エリザ編〜









「俺が、好きなのは…………」

その場の時が止まった、と思うほど静まり返った。

皆誰しもが自分である事を望みつつ、更なる言葉に期待を膨らませていると―――

「―――あらあら」

ゆっくりとした場違いな声が其処に響いた。

「楽しそうな事をしてるわね、忍」

其処から歩いてきたのは―――

―――誰もが目を向けるような美しい肢体。

―――綺麗な白銀色の髪を腰まで伸ばた美しい女性だった。

「エッ、エリザ!何で此処に居るの!?」

忍は自分の叔母に当たる彼女が此処に居る事が不思議でしかないと言う口調で尋ねた。

「あら、自分の愛しい男性の傍に居る事がおかしいかしら?」

エリザと呼ばれた女性はさも当然かのように答えた。

「い、愛しいって、エリザその歳でいたの?」

忍はその言動がどう言うものかを考えず自分の大事な叔母に尋ねた。

「忍?それはどういう意味かしら?」

バックにゴゴゴゴゴッ!と言う怒りのオーラを纏ったエリザは素敵な笑顔で自分の大事な姪に尋ねた。

「エッ!?いやぁ、そのー………」

忍は自分の言った事がどう言うものかやっと理解し、窮地にたった。

「まぁいいわ、忍コレはいったい何事なの?」

忍はエリザに事の出来を説明した。

「ふ〜ん、で恭也くんの好きな人はいったいだれかな〜?」

またしてもエリザは怒りのオーラを纏い、尋ねた。

「あ、あれ?え、エリザ?なんか怒ってない?」

忍はまたしても何か言ったかと思いエリザに尋ねた。

「いいえ、忍は何も言ってないわよ?ただ恭也くんの好きな人は誰かなーなんて思っただけよ?」

静かに炎を纏いながらエリザは諭すように言った。

(絶対に違うと思う)

忍は今まで経験か、はたまた先刻のが懲りたか、今度は口に出さず心の中で呟いた。

「何か言った?忍?」

「いいえ!め、滅相もありません!」

忍はブンブンッと首を横に振った。

「で?恭也くんは何時までこんなにもの女の子を侍らしているのかな〜?」

「いっいえ、侍らしてるとかそう言う訳じゃ無くてでしてねっ」

恭也は焦りながら目の前の女性に焦りながら言い訳を始めた。

「じゃあ好きな人はいるの?いないの?」

「好きな人は………います。」



「大事で………愛しくて、ずっとその人の傍に居たいと思っています。」



「うんうん、じゃあその人はだぁれ?」

先程とは打って変わったご機嫌な様子のエリザ。

その様子に不思議なでしかないFC+α。

「俺が好きな人はあなたですよ………エリザさん。」

「え〜本当〜?」

「本当ですよ。」

「ん〜、信じられないな〜」

恭也はイジワルな愛しい人の姿に苦笑して。

「じゃあ、どうすれば信じてくれますか?」

「行動でしめしてっ」

「行動ですか………」

恭也はフムッと頷き、。

徐にエリザに近づき、

顔を自分に向かせて、

そして、顔を近づけていき―――

「「「「「あぁーーーーーーーーー!」」」」」

唇は重ねた。

「………ん、っんはぁ、」

「―――コレで、信じてくれますか?」

「ん〜もうちょっとしてほしいけど………」

エリザは恭也の耳元に顔を寄せ………

(続きは………………ね?)

その言葉に恭也は静かに頷いた。

そしてそのままエリザは恭也の手を引いて校門へ向かって行った。

「あっそうそう、忍、後はお願いね?」

そのままエリザと恭也は呆然とするFC+αを置いて行った。














<おわり>











あとがきと言う名の懺悔


やーーーー!!(何事?
いやーとうとう終わりましたよエリザ編、どうも堕神刹那です。
前回(琴絵編)の時とはテンション違うんじゃないかと思うでしょうが、ちょっと切り替えてるのでまた読んでくれたりする人は慣れてくだされば幸いです。
開始早々いきなり”書くは良いけど、エリザって、誰?”でしたからねぇ
これもエリザと言う役を書いてくれている二次創作作家の皆様のおかげです。
まぁ早いけど今回はこれでお開きにしようと思っています。
では、今回はこの辺で、次回また読んで下されば幸いです。
またお会いしましょう、さようなら。





エリザ編〜。
美姫 「名前は出てくれど、詳しい設定はないからね〜」
大人、な感じですな。
美姫 「さしもの忍も頭が上がらないみたいだしね」
確かに。あははは〜。
これまた投稿ありがとうございます。
美姫 「それではこの辺で〜」



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