はじめに、このSSは完璧ご都合ENDで通ってますwリリカル終わってOVA直前って感じでお願いしますw
後オリキャラやら何やらが出てきますwそういうのが嫌いな人は見ないで下さいw
そういうのは平気!!なんだって来いやごるぁ〜!!な人はスクロールしてくださいw






絶えぬ血〜御神の章〜

第4話 文化祭そして刺客






「俺の負けか…。」
「いや…俺の負けだよ…。」
赤星の斬撃を受け止め、直純の木刀は砕けた。しかし赤星の木刀も直純の斬撃と赤星自身の力によってその命を断った。本来なら木刀を変え、再戦をするものだが、赤星は肩で息をし、直純は涼しい顔で赤星にタオルを投げやっていた。赤星は苦笑を浮かべ、礼を言い、タオルで汗をぬぐった。
道場内では他の生徒が打ち込みや型をしていた。直純は胴着と防具を借り、それを身に着け、軽く素振りを始めた。
「1、2、3、4…297,298,299,300!!」
素振りを終わらせると、赤星が…
「…三百回までしなくていいぞ?」
と苦笑しながら言っていた。直純はそうなのか?というような顔をして…赤星と切り返しを始める。







「あの…赤星先輩…。」
部活が終わり、一人の生徒が赤星に近づく…赤星はその生徒と2、3言会話を交わし、別れた。
「どうかしたのか?」
直純は赤星に聞く。赤星は苦笑しながら、
「いや…文化祭の事でね…ウチのクラブは剣舞をするんだが…毎年剣舞じゃつまらないと思ってな。」
そう言った。
「それで?」
「ああ、だから今年は剣舞以外の何かをしようと思ったんだが…。」
はぁ、と赤星は溜め息をつく。
「これがなかなか思いつかなくてな…。」
「…なら赤星…」
「なんだ?」
直純は赤星に耳打ちをした赤星は驚いたが、すぐにニヤリと笑うと承諾した。






〜学校・中庭〜
「しまったな…。」
剣道部入部から数日後、俺は木にもたれながら独白する。文化祭の日時を聞くとあまり時間が無かった。文化祭まであと2週間…どこまでできるか心配だったが練習では上手くなってきた。…たまに赤星を蹴り飛ばしてしまうが…。
「しょうがない…自分でまいた種だ…」
俺は一人ごち…睡魔に身を委ねた。








血塗れの部屋で女は立ち竦んでいた。

部屋一面の赫…女の目の前には赫に染まった肉片が転がっていた。

女は座り込み、一つの肉の塊を抱く。

その眼には慈愛の光が宿っていた。

女は肉塊に語りかける。

その肉塊は答えず…

それでも女は微笑んでいた。








「…み!!…お…い、直純…!!」
「ん?…ああ、赤星か…。」
直純は赤星の呼び声で目を覚まし、時間を確認する…既に午後の授業は終わっており、直純は頭を掻いた。
「…あ〜…ま、いいか…。」
滅多に見ない夢を見ていた直純はその夢の内容を思い出そうとしたが、どうしても思い出せずに開き直り、赤星と一緒に剣道場へと向かった。赤星はよく立ったまま寝られるな〜…。と言っていたが…。




文化祭まで残り2週間。








「ただいま。」
俺が帰宅すると既に時間は7時であった。もうみんな晩ご飯は食べ終えた頃であろう、と思いリビングに向かう、すると廊下でフィアッセと会った。
「あ、直純〜おかえり〜。」
パタパタと俺に近付くフィアッセ、俺はただいま。と返して荷物を置きに部屋へと向かった。
「あ、おかえりなさい。」
着替えてリビングに顔を出すとなのはちゃんがいた。なのはちゃんはトテトテと俺に近付くと手を握った。
「ご飯はみんなで一緒に食べましょう〜。」
そういいながら俺を引っ張って行く。
「あ、ちょっ…なのはちゃ…。」
なのはちゃんは有無を言わせぬ無邪気さで俺を引っ張って行く。俺は仕方なくされるがままになのはちゃんに連行される。
「おかーさん、直純さんが帰ってきました〜。」
桃子さんはこちらを見て箸を止めて手招きをする。
「ふふふ…家族が増えるのは嬉しいわぁ♪」
桃子さんの何気ない呟きに不覚にも俺は少し嬉しいと思ってしまった。しかし、それと同時に寂しさも覚えていた…
「…直純?」
恭也は箸を咥えたままこちらをみていた。
「…ん?どうかしたか?」
俺はできるだけいつも通りに振舞って恭也に返す。恭也はじっと俺を見、何も聞かなかった。
「いや、なんでもない…。」
恭也は煮物に箸を進めた。






「それじゃあ行くか。」
恭也は装備を整え、玄関に立つ。俺も付き合うために同じような装備を持つ。
「で、何処にむかうんだ?」
俺は質問をした。恭也はああ…。と言って焦らすように秘密だ。と言った。
「着いてくれば分かるさ。」
そう言うと駆け足で駆け出す。…あいつ持久走何分だよ…。

最後の階段を登り切った先には神社があった。そこで恭也達は準備運動をしていた。
「恭也…お前…は…早いぞ…。」
少し息を荒くさせて俺は中腰になる。恭也は呆れたように溜め息を着くと…
「お前は今までどんな鍛錬をしていたんだ…。」
「ん?ああ…まぁ、お前の親父と似たような事と言えばわかるか?」
俺がそう答えると恭也は納得したように頷き、
「つまり道場破りをしていたと…。」
そう答えた。
「ああ、結構破ったぞ〜、破った先に泊めてもらったり…次の道場を教えてもらったり…。」
俺が其処まで言うと恭也はもういい。と言い、鍛錬を始めた。





「よし、こんな物だろう…。」
恭也が呟くと鍛錬は終わった。美由希ちゃんは飛針を片付けに、恭也は鋼糸を片付けに行った。俺?俺は…
「……。」
「直純、いつまで寝ている。」
恭也と美由希ちゃんにリンチ食らってましたw
「…2対1は…酷いだろ…。」
幾ら闘えば勝つの御神と云えども同門の、それも全く練習量の異なる者達が相手では流石に負ける。しばらくして、痛みが少し引くのを待ってから俺は立ちあがる。
「さて、俺達はすこし早めに帰るが…お前はどうする?」
「…そうだな…ま、そこら辺の地理覚えながら帰る事にする。」
そう恭也に告げると恭也はわかった。と言い、美由希ちゃんを伴って家路に着く。俺は一人神社に残され…
「さて、其処で隠れてる奴…さっさと出て来い…。」
大きい神木の上に立つ人物を睨む。
「…。」
神木の上から飛び降りてきた人物・(見た目は女)は俺の目の前に現れると同時に小太刀で俺に斬りかかる。
「…っと。」
俺は頭をすこし反らし、それを避けると腰の小太刀に手を伸ばす。
「…ふっ!!」
女は飛針を投げると俺の動きを牽制する。俺はバック転で飛針を避け、仕方なく小刀を取り出すと女に突き出す。
「せりゃっ!!」
俺の突きを半身を捻る事により避け、更に斬撃を繰り出す女。
「ちっ!!」
斬撃を繰り出す女に俺は小刀だけで斬撃を撃ち落す。女はもう一刀の柄を握り…
御神流 奥義之壱 虎切
「なっ…!?」
虎切を繰り出す。俺は神速に入ると、小太刀を一気に抜き放つ。
御神流 奥義之陸 薙旋
1撃目で虎切を叩き落し、2撃目は女の胴を狙う、その時女も神速の領域に入ると2撃目を避ける。3撃目を放つ直前に女は一旦距離を開け、構える。3撃目を外した時点で俺は薙旋を無理矢理止める。そして俺も構える。
「…。」
「…。」
俺達の間に静かに風が通りすぎ…目の前に葉が舞い散る。
「せぇいっ!!」
「はぁぁっ!!」
俺達の小太刀が悲鳴を上げる。
俺の小太刀が砕け…女の小太刀にヒビが走る。俺は女の眼を見据え、
「…いきなり何をする蒼夏」
蒼夏と呼ばれた女は俺に小太刀を突きつけ、
「うるさい!!黙って私に斬られろ!!」
そう叫ぶなり俺に斬りかかろうとする。俺はふぅ、と溜め息を着き、腕を上げる。
「えっ…?きゃあああっ!!」
鋼糸を周りに張り巡らして相手を縛る技、『縛』実際にやるのは難しい物の…慣れたら簡単なものだ。
「お、降ろせ〜!!降ろしなさいよ〜!!…むぎゅっ!」
俺はジタバタと暴れ出す蒼夏を当身で気絶させるとどうしようかと考える。
「…取り敢えず一人で帰るか…?」
しかしこのまま蒼夏を置いて行くと後々面倒な事になりかねなかった。仕方ないので恭也の携帯に連絡を入れる。
1コールもせずに電話に出る恭也…まぢで人間か?
「…恭也…すまんが居候が一人増える。」
『…は?』
いきなり素っ頓狂な俺の言葉じゃ流石に分かってくれんか…そう考え直し言い直す。
「いや、だから…居候となる奴がまた一人増える。」
そう言うと恭也は
『…つまりお前が一人連れ込むと?』
あ、もしかして少し怒ってる?
「…まあ、そんな感じだな。」
そう答えると恭也は
『…まあこの事は家に帰ってからだ。』
溜め息混じりに電話を切る恭也。俺は苦笑しながら伸びてる蒼夏を小脇に抱えて、装備を片手で持つと、ダッシュで家に帰った。



家に帰ると恭也が待ち構えていた。
「ただいま。」
「ああ、おかえり。」
恭也は短く答えると俺の小脇の物体を見る。
「で、これが新しい居候か?」
俺は頷き、小脇に抱えている蒼夏を恭也に放る。
「お…と…。」
恭也は蒼夏を危なげなく受け止めると、俺の方を見る。
「ああ、俺が居たら暴れかねないから俺は暫く何処かに行く。まあ朝までには帰るさ。」
俺はそう言い、恭也に蒼夏を押し付けるととそそくさとその場を去った。










あとがき

やっと完成〜w
エリカ「おめでと〜w」
今回もまた滅茶苦茶な…w
エリカ「またオリキャラなのね…。」
Yes♪
エリカ「…まあ、いいけどね…。」
エヘ♪
エリカ「ふふふ…今宵私の刀は血に飢えて…」
わーーーっ!!ちょいまち!!
エリカ「ちっ。」
ちっ。ってなにぃーーーーーっ!?
エリカ「…まあそれは置・い・と・い・て〜♪」
置くなぁーーーーっ!!
エリカ「次回はどんなの?」
うぅ…YM○Aに訴えてやる…次回はまあ、オリキャラが恭也に惚れるトコ…かな?
エリカ「YM○Aは青年福祉保護団体でしょwって惚れるの…?」
そ、惚れるの〜w
エリカ「…そう…。」
な、何?その某有名同人ゲームの黒髪が赤髪に変わる妹のような笑みは…(ガクガクブルブル
エリカ「ええ、なんでもありませんわよ?」
口調までかわ…グチャ。(鋼鉄釘バットで撲殺。
エリカ「えいやぁ〜。」
グチャ、ズチャ。
エリカ「ん〜…あんまりやり過ぎると次回に響くから今日はこの辺にしてあげますわ♪」
………(ピクピク
エリカ「それじゃあまた次回に〜でわ〜w」





蒼夏という新しい居候も誕生〜。
美姫 「果たして、次はどんな風に話が流れていくのか」
うんうん、非常に楽しみだな。
美姫 「そうよね〜。そして、彼女も御神流を使うみたいだし…」
果たして、彼女は何者なのか!?
美姫 「うーん、姉とか妹とかかしら?」
いやいや、分からんぞ。何せ、命を狙ってたし。
美姫 「ほら、それは愛情の裏返しよ〜」
物騒だな、おい。
美姫 「兎も角、次回も楽しみに待ってますね」
ではでは。



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