はじめに、このSSは完璧ご都合ENDで通ってますwリリカル終わってOVA直前って感じでお願いしますw
後オリキャラやらオリジナル設定が出てきますwそういうのが嫌いな人は見ないで下さいw
そういうのは平気!!なんだって来いやごるぁ〜!!な人はスクロールしてくださいw
後、方言やら何やらがおかしい時がありますが笑顔でスルーしてやってくださいw








絶えぬ血〜御神の章〜

第十話 

















「流石は御神、といったところかしら?」
そう軽口を叩きながら女は近付いてくる。
「!?」
ざからと恭也が女を見ると、女は気にした風も無く、ただ淡々と言葉を紡ぐ。
「是が非でもほしい逸材だわ…そうそう…さっき其処でこんなモノ拾ったんだけど…。」
女の手には銀髪の女性…リスティ・槙原が抱ええられていた。
「リスティさん!!」
リスティは薄く目を開き…
「や…やぁ、恭也…sorry…やられた…。」
それだけを呟くと力尽きたようにリスティはガクリと力を抜いた。
「貴様ぁ…!!」
恭也が怒りを露わに小太刀を握り締めると、女は口を開く。
「まあまあ待ちなさいって…そこにいる子とこの子…交換しない?」
女の視線の先にはざからがいた。
ざからは女を睨み、女の手にあるリスティを見る。そして恭也の顔を見ると…
「…致しかたあるまい…。」
「ざから…。」
ざからは歯噛みし、恭也はざからを気にかける。女は冷笑を浮かべながら、リスティを抱えたままざからと恭也の前に立つ。
「…恭也…。」
ざからは女の横に立つ。女はリスティを恭也に放り投げると、ざからの首に首輪みたいな物を着ける。
「…もしもの時は迷わず我を斬れ。」
そう呟くと恭也にある物を放り投げる。
そして女とざからは消えるように何処かへと去って行った。
「ざからっ!!」
恭也の叫びは空しく壁にぶつかった…。










「う〜ん…間に合わなかったかしら…?」
何処から来たのか蒼夏が恭也の隣に立って呟いた。
「っ!?」
気配を察知できなかった恭也に蒼夏は苦笑を浮かべると紙片を渡す。
「…美沙斗ちゃんにこれ渡してあげなさい。」
蒼夏はそれだけを言うと何処かへと消えるように去った。
「あ、蒼夏…さん!?」
恭也は狼狽するも、今手に抱いている人物を思い出し、後始末を美由希に任せて体育館を飛び出した。










病院に着いた恭也はリスティをフィリスに預けると、一旦庭に出て美沙斗に電話する。
『どうしたんだ?恭也…』
「美沙斗さん…。」
『…何かあったのか?』
「…ええ、リスティさんが怪我をしました。」
『なんだって!?』
「今病院に居ます。そして…」
『…分かった直ぐに病院に向かおう。』
「お願いします。」
数十分後、美沙斗が病院にやってきた。恭也は美沙斗に近付くと、近くのベンチに座らせる。
「…美沙斗さん、これを…。」
差し出された紙片を手に取り、美沙斗はその紙片を開く。
「…恭也、これは誰から…?」
美沙斗の質問に恭也は口を開く。
「…御神 蒼夏と言う人からです。」
美沙斗は目を細める。恭也は続ける。
「…美影さんの従姉妹と言ってました。」
美沙斗はふぅ、と溜め息を着くと口を開いた。
「…恭也、騙されてるよ…。」
「えっ?」
美沙斗は苦笑を漏らすと話し出す。
「…御神 蒼夏と言う人物はこの世には居ないよ…。」
恭也は言葉を失う。
「…御神 蒼夏…それは昔の母さんの偽名だよ…。」
「え?それじゃあ…。」
恭也の戸惑いの声に美沙斗は苦笑を漏らすと答える。
「…御神 蒼夏は…御神 美影…つまり君の祖母に当たる人だよ…。」
恭也は脱力した。
「…そして母さんの手紙にはこう書いてある。」
美沙斗は渡された紙片を恭也に見せた。
「…これは…。」
美沙斗は頷くと立ちあがる。
「…そう、『龍』の日本支部の拠点…その場所が記されているんだ。」
美沙斗は携帯を取り出すと何処かへと電話する。恭也はそれを見送ると、自身も携帯を取りだし、美由希に連絡する。
美由希はわかった。と2つ返事で答えると一旦家に帰宅し、装備を回収してくれるとの事だった。
「…所で美由希。」
『何?恭ちゃん。』
「…学校を占拠していた男達はどうした?」
『……。』
「…美由希?」
『…ブツッ』
「おい!美由希!?」
嫌な予感が過ったが、どうせ美由希の事だ…ほったらかしにしたんだろうと適当に当たりをつけるとそのまま美沙斗の方へと向く。
「…ええ、隊長…はい、そうです…え?美由希がそちらに…ええ、分かりました…。」
恭也は頭を抱えた。








「さて、ここがそうだが…。」
美沙斗の言う通り、そこは廃棄研究所跡地であった。
「…地下に入るルートに私と恭也、それに美由希の3人が入ります。」
美沙斗の意見に香港警防隊日本支部隊長・速水 圭佑は顎に手をあて考える。
「…こっちが10人で突入となるが…やはりそちらに何人か着けた方がいいだろう…。」
圭佑は美由希と恭也を見遣るとそう意見する。
「…分かりました、では2人程着けていただけるとありがたいのですが。」
「…分かった。ならショウとコウを連れていけ。」
圭佑は頷くと2人の部下に指示を出す。
「上はこちらに任せてもらおう。…武運を。」
そう言い残すと圭佑達8人の警防隊員は散り散りに行動を開始した。
「…よし、ならこちらも行こうか。」
美沙斗の号令に四人は頷くと各々の武器を手に地下のルートに入り込んだ。









「…そろそろかしら?」
長い黒髪を揺らしながら蒼夏…実名・美影は街を歩く。足はある場所に向けられていた。
「…美沙斗ちゃん達を利用して悪いけど…こっちの仕事もしておかないとね…。」
美影は携帯を取りだし、ダイヤルを押す。数コール後、相手は電話に出た。
「こっちは準備おっけーよ♪」
相手は何かを美影に言うと、美影は笑みを浮かべながら相手に告げる。
「恭也ちゃんが心配なら貴方が助けに行けば良いじゃない。」
相手は押し黙ると電話を切った。
「ふふふ、心配性ねぇ…。」
呟いて美影は歩き出す。足の向くままに…









あとがき

完成ww
セリカ「おめでとうw」
蒼夏の正体は美影だった!!そして美影が電話した人物とは!?
セリカ「…それはs…」
だぁぁぁ!!言っちゃダメ!!
セリカ「…ん。」
…それにしても…エリカ…まだ帰ってこないか…。浩さんに迷惑掛けてないだろうか…?
セリカ「…ん。」
…ん?これは…(ショッキングピンクのジャムを手に取る。
セリカ「お姉ちゃんから…。」
ん〜?ラベルに何か書いてある…何々?『対浩さん用』…ちょっとまてぇぇぇぇ!!
セリカ「お姉ちゃん…一般人用と間違えて持って行った。」
な、なら良かった…多分浩さんに害は無いと思いますけど…
セリカ「……ん。(ジャムをスプーンにたっぷり掬って時雨に突き付ける」
せ、セリカちゃん…?それは…何のまn(パクッ)…ぎにゃああああああああっ!!!
セリカ「それじゃあ次回まで…。」
し、舌が…千切れる様に…痛い…それに…何か胃で…動いて…
セリカ「…ごきげんよう。」
でわ…で…わ…

セリカ「…(ひょいひょいと時雨の口にジャムを放る」
せ、セリカちゃ…辛い…というか甘い…いや、苦い…むしろ…殺して…?
セリカ「…まだもう1瓶ある…。」
…生き…殺…し…?
セリカ「…製作者:A&M+Nとか書いてる…。」
…愛さんあんど美由希ぷらす那美…か…?
セリカ「…あーん。(大さじ一杯限界までタップリ掬って」
殺せ!頼む!!もう一思いに殺して!!
セリカ「……あーん。」
…むぐっ!?むぐぐっ!!ボンッ!!(爆発





まさか、美影さん本人だったとは…。
美姫 「予想外の展開!?」
電話の相手は、多分…。
美姫 「とりあえず、それは今後出てくるのを待ちましょう」
だな。さて、龍の日本支部へと突入する訳だか。
美姫 「一体、どんな事が待ち受けているのかしら」
次回も楽しみ〜。
美姫 「それじゃあ、次回をお待ちしてますね」
ではでは。



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