はじめに、このSSは完璧ご都合ENDで通ってますwリリカル終わってOVA直前って感じでお願いしますw
後オリキャラやらオリジナル設定が出てきますwそういうのが嫌いな人は見ないで下さいw
そういうのは平気!!なんだって来いやごるぁ〜!!な人はスクロールしてくださいw
後、方言やら何やらがおかしい時がありますが笑顔でスルーしてやってくださいw






絶えぬ血〜御神の章〜

第11話 絶えぬ血、それは御神


















「…ここが最深部か…。」
最深部に入るまでに戦闘は無く、拍子抜けした面々…しかし恭也と美沙斗は何かを感じ取っていた。
「…強いな…。」
美沙斗の言葉に恭也は頷くと歩を進める。広い、闘技場のような場所に出ると五人は身構える。
「…来たわね…。」
闘技場の中央にざからを連れ去った女が立っていた。
「…よく場所がわかったわね…まぁ、最近私達の周りをうろつく妙な連中の手引きがあったんでしょうけど…。」
女は微笑を浮かべると指を鳴らす。女の後ろの扉からざからを先頭に複数人の銀髪の少女が現れた。
「…。」
少女達の目は虚ろで、リアーフィンを展開させながら女の前に立った。
「…ざから…。」
恭也は呟き、『八景』の柄を握る。美沙斗も『龍鱗』を構え、美由希とショウとコウも各々の武器を構える。
「あらあら、喧嘩っ早いわね…まぁいいわ。…やりなさい。」
女が指示を出すとフィンを展開させた少女達が動き出した。
電撃が飛び交う中で、恭也と美沙斗は動じずに右に左に最低限の動きで避けながら動く。
美由希達は走りながら照準を合わせられないように動きつづけていた。
「…このままじゃ埒があかないな…。」
美沙斗は呟くと神速の領域に入り、少女達に斬りかかる。
バチィッ!!
火花が散り、バリアによって美沙斗の斬撃が弾かれる。
「…やはりバリアがあるか…。」
神速の領域から抜けた美沙斗は後退しながら思案する。
「…美沙斗さん!!伏せて!!」
恭也の叫びに反応するように美沙斗が伏せると長刀が美沙斗の頭上を抜けた。
「…ちっ!こいつが居たか…。」
美沙斗は毒吐くと一気に間合いを詰める。
「はぁっ!」
斬撃を放つ美沙斗、ざからはそれを難なく弾くと間合いを空ける。美沙斗も一旦後ろに跳び退くと、一瞬先美沙斗が居た場所に雷撃が撃ち込まれていた。
「…やり難いな…!!」
伏せてざからの斬撃を避けると再度跳び退く。
「せぇっ!」
恭也の斬撃をバリアが受け止める。先行して行っている美沙斗に追い付こうと焦りが生まれ、一気に抜けようと何度も斬激を叩き込む。
「くっ!」
目の前の少女は右手を恭也に向けて差し出す。
「ぐっ!?」
雷撃が恭也の右肩を撃ち抜いた。
焼けるような痛みに顔を歪めながらも恭也は左の『八景』を振るう。
バチィッ!!
バリアによって防がれ、至近距離で再度雷撃を食らう。
「ぐあっ!」
筋肉が痙攣し、膝から崩れ落ちかける。
「…くっ…。」
打つ手は無く、美沙斗の方を見ると防戦一方になっていた。
後ろでは美由希達が2,3人の少女に苦戦を強いられていた。
最悪の展開を考えながら、恭也は思考を巡らせる。
「…あの女を倒せば…。」
あるいはそれしかないのかもしれないと考えをまとめると、痛む右膝に鞭打ち、立ち上がる。
「…これしかないか…。」
呟くと射抜の構えを取り、
「…はぁ!!」
駆け出す。貼られたバリアを突き抜け、女に一直線に向かう。女は笑みを浮かべ、鋭く叫ぶ。
「ざから!!」
何時の間にか女の前に立つざから、恭也はざから毎撃ち抜くつもりで引き絞った右腕を伸ばしす。
「……なっ!」
恭也の右腕が伸ばされる瞬間を狙い、ざからは恭也の腕を掴み、壁に投げ飛ばす。
壁が崩れて恭也は生き埋めとなった。
「…狙いは良かったけど…まだまだねぇ…。」
冷笑を浮かべる女、しかしそれを否定するような声が響き渡った。
「そいつはどうだろうなぁ…。」
恭也達が入ってきた扉を潜り、三人の男が姿を現した。
「…誰っ!?」
女の問いに真ん中に立つ男は笑みを浮かべると答える。
「…俺か?俺は士朗…不破 士朗だ。」

















暗い意識の中で恭也は目を覚ます。
『…。』
目の前にはざからと直純が立っていた。
二人は何も言わず、各々の武器を構えて恭也に斬りかかる。
「ぐっ!?」
かろうじてそれを避けると恭也は叫ぶ。
「何をする!?ざから!!直純!!」
二人は応えず、武器を構える。
下唇を噛みながら恭也は手に持つ『八景』を掴み、構えた。
「…。」
斬りかかってくる二人の連携を『八景』の二刀で捌きながら恭也は隙を探る。
ギィンッ!キィンッ!!
幾度もの剣戟音が響き、恭也は防戦一方となる。
徐々に追い詰められていく恭也に二人は容赦無く斬りかかる。
ギィンッ!!
二刀の『八景』が宙を舞い、後ろの地面に突き刺さる。
恭也は諦めたかの様に目を瞑る。
「…?」
何時まで経っても下りて来ない白刃。恭也はおかしく思い、目を開ける。
ゆっくりと目の前に迫る白刃。そう、恭也は神速の領域にいた。
不思議と膝に痛みは無く、恭也は後ろに跳び退さり『八景』を掴み、地面から引き抜く。
神速の領域から抜け出し、恭也は『八景』を構える。
覚醒しきった意識で二人の姿を捉える。
其処には幾つもの光の筋が見えた。
光の筋を『八景』で振りぬく。四つの剣閃が二人の獲物を斬り裂いた。
「…御神流 斬式奥義之極 神斬(しんざん)」
厳かに呟くと『八景』を鞘に収めた。















士朗は手に持った小太刀を振るうと、美由希達が相手をしていた少女達が倒れた。
「…士朗さん、はっきり言って悪役っぽいですよ…その台詞…。」
右に立っていた男が何時の間にか美沙斗が相手をしていた少女達を気絶させていた。
「うるせぇ!静馬…なんだ?一臣…お前も何か言いたいのか?」
「いえ、そんな滅相も無い。」
左に立っていた男が首を横に振ると残った少女達を鋼糸で縛り上げていた。
「さて、俺の嫁と娘が世話になったようで…」
笑みを浮かべながら静馬と呼ばれた男が小太刀を構える。
「まぁ、待て静馬…俺もあのバカ息子が世話になってんだ…俺も混ぜろ。」
女を睨む眼は獲物を狙う鷹の様で、少しでも動いたら殺すと言っているようなものであった。
「…静馬…さん…?」
美沙斗は信じられない物を見るような視線を向ける。静馬は苦笑を漏らすと、美沙斗に向き直る。
「…後できちんと話をする…だから今は聴かないでくれ…。」
そう言うなりざからに向き直ると小太刀を構える。
「…士朗さん、こいつは俺が引き受けた。」
「ならこいつは俺に任せてもらおうか…。」
士朗は頷くと女に1歩1歩近付いていく。
「…。」
女は士朗が近付くたびに下がっていく。
「…まぁ、そう逃げなさんな…別に取って食おうとしてるわけじゃねぇんだからよ…。」
士朗の言葉に静馬と一臣は苦笑を浮かべる。
「よく言うよ…。」
「全くだね…。」
2人の意見に士朗はうるせぇ!と答えると再度女に向く。
「…さて、聞きたいことは山程あるが…取り敢えず2つだけ聞こう。」
「…何?」
女は怯えながらも士朗を見返し、気丈に振舞う。
「…まず一つ。『龍』のアジトは何処だ?」
女は答えず、ただ士朗を睨む。
「…次の質問だ。今静馬と対峙しているあの女は何者だ?」
女は冷笑を浮かべ、ざからの名を呼ぶ。
「…この子は私の可愛い実験体よ…。」
女は直ぐ近くまで来たざからの頭を撫でると、士朗を指差し指示する。
「…ざから、この男達をやりなさい。」
ざからは身の丈ほどの長刀を構え、士朗と対峙する。
「…おもしれぇ、お前等…手出しすんなよ?」
不敵に笑うと士朗は小太刀の柄を握った。

















あとがき

か、完成〜〜ww
セリカ「…おめでとうw」
現れた男・それは不破 士朗であったww
セリカ「…そして新たな技を振るった恭也。」
士朗はざからに勝てるのか?それとも…
エリカ「ただいま〜〜〜ww」
セリカ「おかえり〜〜〜ww」
エリカ「はい、御土産〜w」
セリカ「何々?」
エリカ「ふふふ…帰りの電車でトレインジャックがあってね?その犯人グループの一人が持ってた拳銃とかの銃器をかっぱらって来たのよw」
…なんちゅうもんを…。
セリカ「これなに?」
エリカ「ああ、それはコルトパイソンね…。」
セリカ「撃って良い?」
エリカ「いいわよ。」
PANG!!!
…あの〜…なんでボクの眉間を狙って撃ったんでしょうか…?(だくだくと血を流しつつ
エリカ「…ちっ。」
…舌打ちしてるし…。
エリカ「まぁ、気にしないw」
…まぁいいが…浩さんに迷惑掛けなかったよね?
エリカ「……。」
…なんだい?その沈黙は!!
エリカ「…時雨の癖に生意気だぞ!!」
な、なんだと!!大体エリカは…!!
エリカ「なんだよ!時雨の癖に!!」
なんだとぉ!!
セリカ「…取り敢えず次回まで。終わりそうに無いんで今日はここまでwごきげんよう。(ペコリ」







士郎だけじゃなく、静馬や一臣までとは…。
美姫 「流石に、そこまでは予想外だったわね」
ああ、予想外だった。
でも、これはこれで楽しみだな・
美姫 「確かにね〜。一体、次はどうなるのかしら」
それに、恭也が放っていた技も気になるし。
美姫 「うんうん、次回が益々楽しみね」
ああ。次回も楽しみに待ってます。
美姫 「それじゃ〜ね〜」



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