シェリスとの会話後、二人ははやての病室に戻ると質問攻めにあった。

いきなり飛び出してどうしたのか、実はシェリスとは知り合いだったのかと聞かれることは様々。

だけどどの質問に対しても二人の答えは曖昧なもの。ただ頷くか小さく返事を返すか程度でしかなかった。

それというのも、理由はシェリスの言葉が、管理局が母を殺したという一言が頭に残り続けていたからだ。

だから答えも曖昧に思考の渦へと落ちてしまい、結果的にはその数分後へとお開きになる事になった。

そしてはやてのお見舞いを終え、一同の一人であるなのはは他の面子と別れて帰路へとついていた。

 

「…………」

 

クリスマスが近いということで街は多少なりと賑わいを見せる。

だけどなのはの顔からは街の様子とは異なり、僅かばかりの陰りが見え隠れしていた。

いつもならそこで心配して声を掛けてくれるユーノも傍にはいない。だから彼女の陰りも消えることはない。

 

「管理局が、シェリスちゃんのお母さんを……」

 

シェリスから言われた一言を頭に巡らせる内、自然と言葉に出てしまう。

そして言葉に出た彼女の言葉は新たな思いを生み出し、なのはの頭を再度巡らせる。

 

(リンディさんがアイラさんに謝ってた事って、この事なのかな……)

 

アイラの話からリースとシェリスの母親が彼女にとってどんな存在だったかが分かる。

自身の母親と思ってさえいるような話し方をされれば、誰だってその人が大切な存在なのだと分かる。

リンディもそれを知っていたからこそ謝るのではないだろうか。管理局員として、母を奪った事への謝罪をと。

そう思えばシェリスの言葉とリンディの謝罪が結びつく。だけど、なのはとしてはそれを信じたくはない。

管理局が、リンディたちがそんな事をする人たちではないと、私利私欲で家族を奪うような人たちではないと信じたい。

 

(でも、もし本当だったら……)

 

そのときはどうすればいいのだろうか。彼女たちとどう接すればいいのだろうか。

リンディたちに怒りをぶつけ、軽蔑すればいいのか。リースやシェリス、アイラに同情して泣いてあげればいいのか。

だけど考えたものはどちらもなのはには出来ない行動。前者は優しい故、後者は彼女たちが望まないと知っている故。

だから分からなくなってしまう。もし真実だったとして、自分は今後どのように接していけばいいのかが。

 

「…………」

 

良い方向から悪い方向へ、悪い方向から良い方向へと思考が無限にループする。

信じたいという思いと真実だったらという疑念の思いが交差して、考えがごちゃごちゃになりつつある。

そして結局何も考えが纏まらないままに、気づけば彼女は自宅の前へと到着していた。

 

「はぁ……」

 

彼女にしては珍しい、深い溜息を到着した自宅を見上げながらついた。

それは今の自分がどんな顔をしているかが分かるから。こんな顔で家族と顔を合わせたくはないから。

だからもう少し帰路が長ければなという意味合いを込めて溜息をつき、なんとか作り笑顔を浮かべて扉を開く。

そうでもしないと家族を心配させてしまう……その笑顔には、そういう意味の優しさが込められていた。

 

「ただいま〜!」

 

そんな笑顔を浮かべたまま開いた扉の音と同時に極力元気な声で口にする。

なのはの帰宅を告げるその声に反応したのか、家の中からはおかえりという声が響き渡る。

家族たちからのその声を聞きながらなのはは扉を閉め、今も考えそうになる思考を無理矢理中断して中へと入る。

今は聞けない答えを考えるよりも、家族たちに心配をさせまいとするほうが先決だと考えながら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔法少女リリカルなのはB.N

 

【第一章】第二十五話 巡り巡る思考の渦へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すずかやアリサと別れ、続けてなのはと分かれた後、フェイトは自宅マンションへと向けて歩く。

その間、彼女もなのはと同様に脳内で思考を巡らせ、表情に僅かな陰りをちらつかせていた。

思考することは当然の如くシェリスの言葉について。だけど、内容はなのはとは若干違っていた。

 

「お母さん、か……」

 

理由はどうあれ母親が死したという事実が、自分と似ている所かもしれない。

それがフェイトの考える事。フェイト自身も以前のPT事件のとき、母親を失っているから。

だけどそこには少なからず差異が存在する。互いの母親の失い方という差異が。

フェイトは目の前で母親であるプレシアが虚数空間へと落ちていったところを目の当たりにした。

それはプレシアが確実に死んだとは言えないものの、事実上はもう会えない事に変わりはない。

反対にシェリスの母親はリースやシェリスが物心つく前から死亡していたため、父親と姉的存在のみが家族であった。

だから母親というものがどういうものかも知らず、おそらくは死んだのだと聞いても悲しいという感情は薄かっただろう。

つまり二つの違いというのは――――

 

 

――母という存在が頭にあるかないかだ。

 

 

フェイトはプレシアに拒絶され、虚数空間へと落ちて会えなくなった現在も彼女が忘れられない。

それも当然と言えば当然の事。拒絶されようとも、フェイトにとってプレシアは母親だったのだから。

だけどリースとシェリスは違う。二人は物心がついたときからすでに母親という存在が傍になかった。

だから一緒に過ごした記憶などはもちろん、姿さえも残った写真などで見れたら良い方だろう。

故にこの部分で三人には違いが出てくる。だけど、反して同じ部分も存在してくる。

それは――――

 

 

――母親の愛情というものを知らないということ。

 

 

拒絶していたプレシアはフェイトが何をしても、愛情どころか褒める事さえもしなかった。

いや、むしろいつも彼女を無能だと言って怒りをぶつけ、多数の折檻をしてきたくらいだ。

だから愛情なんて知るわけもない。本人が求めていても、母親がそれを与えなかったのだから。

反対にリースとシェリスはそもそも愛情をくれる母親を知らず、おそらくはそれ自体欲しいとは思っていないだろう。

彼女たちが生まれて間もなくしてから死んだのだから、知らない者からの愛情なんて求めないのは当然だ。

 

(だからかな……あれを言ったときのシェリスが、平然としてたのって)

 

知らないからこそ平然としてられる。母の愛情を知らないから悲しみもない。

フェイトとしても愛情は知らないけれど、前者にしても後者にしても可哀想だと思ってしまう。

子供にとって母親とはなくてはならない存在だから、それを知らないという事実が悲しく思えてしまう。

 

(やっぱり失礼なのかな……リースやシェリスの境遇にこんな感情を持つのは)

 

他人の境遇を悲しいと、可哀想だと思うのは相手側や周りから見れば同情に他ならない。

だからこれは相手にとって失礼な事だと分かっている。だけど、一度抱いた思いは止まることを知らない。

特にフェイトは彼女たちと共通点があるからこそ、余計に悲しみという感情を抱かずにはいられない。

そして抱いた感情が溢れそうになる中、彼女の頭の中で多数の事実が結びつき、一つの真実へとなる

 

(……もしかして、シェリスがリースを求めるのって)

 

それは、シェリスがリースを取り戻すことに執着する理由であった。

アイラも姉的な存在である故取り戻そうとはしているが、リースを求める思いのほうが強かった。

この理由をフェイトなりに考えた結果、シェリスはリースに母性を感じ取っているのではないかと至った。

正直昔リースがどのようにシェリスと接していたかは定かではないが、そう考えると何となく納得がいってしまう。

 

(だとしたら、今のままって凄く悲しい事……だよね)

 

姉と妹が仲違いしているというだけでも悲しいのにそうなってくると尚更だ。

だから出来るなら仲直りして欲しいと思う。フェイトが知らぬ昔の二人に戻って欲しいと思う。

だけどそうするにはどうすればいいのか。なまじ敵対しているだけにそうさせることは非常に難しい。

それにフェイトとしてはリースはともかく、シェリスの事を知らな過ぎて方法が思い浮かばない。

故にか――――

 

 

(今度会ったら、もっとちゃんと話を聞いてみようかな……)

 

――――昔の自分がそうされたように、彼女とちゃんと話をしてみようと考えた。

 

 

ちゃんと彼女と話をして、彼女のことを多く知ってからでも、和解の手を考えるのは遅くない。

楽観的と見られるかも知れないが彼女にはこの手段しかなく、この手段しか考えられなかった。

だから全てはまた彼女と会えたときだとそう考えながら、彼女は帰路を歩き続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アイラは現在もアースラに留まっている。理由なんて特にはない。

ただ単に恭也たちの元に帰る気になれなかったから、挙げる理由とすればその程度だ。

そして今も滞在するアースラのとある一室、そこにあるソファーにてドカッと座り思いを馳せる。

昔の事を……自分にとっては途方もなく昔に思えるときのことを。

 

「アタシは、どうしたらいいのねぇ……」

 

ポツリと呟いた一言に答えは返ってこない。アイラとしても返ってくるとは思っていない。

ただ言葉に出せば答えが思い浮かぶかと思って、頭の中を回り続けるソレを口にしただけ。

そして当然の如く静寂が包む中で、ジェドの事やグレアムの事で自分は一体何をどうしたらいいのかを再度考える。

ジェドのすることを自分は止められなかった。それどころか、大切な人が残した子を傷つけて初めて過ちに気づいた。

だけどそれでも彼を止めようなどとは考えもせず、その子――リースを連れて彼から逃げ出してしまった。

しかし彼女を襲う事象はそれだけに留まらず、グレアムの事が現在悩みの種として彼女の頭に植え付けられていた。

こちらの事も今、止めようとするなら止められるだろう。だけど、その代償として自分はお縄につく事になる。

そうなるのが確実と言えるほどの罪をアイラは昔に犯しており、何年も経った現在でも公になれば管理局は許さないだろう。

 

「それだけは、避けたいんだけど……」

 

管理局に捕まってしまう事、それだけはアイラとしても避けたい事だった。

なぜならジェドを止めるのは自分の役目だと思っているから。捕まればそれが出来なくなるから。

だから捕まるわけにはいかない。だからこそグレアムと止めることが出来ない。

 

「はぁ……結局、アタシはどうしたらいいんだよ」

 

知らぬ内に口調が昔に戻り、ソファーの背凭れの上に首を預けて天井を見上げる。

そして思い描くのは二人の人物の事。ジェドの妻であるエティーナとリンディの夫でグレアムの親友であるクライドの事。

二人ならどうやって止めただろうか……そんな事を頭の中で考え、すぐに苦笑を浮かべる。

 

「アンタらならなんて、考えなくても分かることだったな……」

 

グレアムの罪悪感からの行動を見れば、クライドが珍しくも怒るということが想像できる。

彼の責任ではないと、偶然に偶然が折り重なって生まれた悲劇だと、怒りつつも彼を説得するだろう。

そしてエティーナがジェドにする説得もおそらくは同じ。違う部分といえば、怒らない所だろう。

クライドも怒りやすいというわけではないが、アイラとしてはエティーナが怒ったところを見たことがなかった。

ジェドと自分が過激なじゃれ合いをしても、自分が施設を滅茶苦茶にしても、ジェドが馬鹿な行動に出ても。

いつも彼女は笑っていた。笑いながら駄目だよと諭して、いつも自分たちの馬鹿な行動を抑えていた。

だから想像が出来る。今回のを見たらエティーナも悲しい表情を見せながら、それでも笑って諭してくれる様子が。

 

「でも、アタシにはそのどちらも出来ない……」

 

現在の状況故に怒って説得することも出来ず、笑いながら諭すという行動もアイラの性格的に無理だった。

だから悩むしか今は出来ない。時間が解決してくれるわけではないけど、今はそれしか出来ない。

 

「教えてくれよ……アタシは一体どうすればいい。どうしたらいいんだよっ」

 

悩みが苛立ちさえも生み、苦痛の声で天井に手を伸ばす。

その手は今はいない二人に答えを求めるため。自分はどうしたらいいかを聞くための手。

だけどその手を掴んでくれる存在もおらず、望んだ答えが返ってくる事も一切なく――――

 

 

 

――伸ばした手は、虚しくもゆっくりと下ろされた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なのはが帰る一時間ほど前から、恭也は縁側にてお茶を片手に座っていた。

講義も午前中で終わり、先ほど盆栽の手入れも終わって現在はゆったりと出来る時間。

だけど今ここにいるのは彼一人ではない。隣にもう一人となる小さな青色の宝玉が置かれていた。

 

《ねえ、恭也……一つ聞きたいんだけど、いい?》

 

「ん……なんだ?」

 

隣の宝玉――オリウスがふと声を掛け、恭也はそれに応じてお茶を床に置く。

その置かれる音を合図にしたのか、彼女は聞きたい事というのを同時に切り出した。

 

《恭也とアイラ以外は、私の事をリースって呼ぼうとするよね? 嫌だって言ってるのに、何でかな?》

 

「ふむ……」

 

切り出された質問を聞くや否や、恭也は空を僅かに仰ぎ見てしばし間を置く。

確かにオリウスと呼ばれる彼女が元はリースという少女だったということは彼女たちに話した。

そしてその際にリースと呼ばれることを拒絶し、自身のことは今までと変わらずオリウスと呼んでとも言った。

だけど彼女たちはリースと呼ぼうとする。変えようと努力してはいるようだが、反射的にはリースと呼ぶことが多い。

話すまではオリウスと呼んでいたのに事情を話した途端そうなるのはなぜか、彼女にはそれが分からない。

しかし恭也はその答えが分かっているため、空から目を外さず間を置いた後に告げた。

 

「お前を人間だと思っているかだろうな……デバイスのオリウスではなく、一人の少女であるリースだと」

 

《でも、現実に私はデバイスだよ? 確かに以前は人間だったかもしれないけど……》

 

「器は違うだけで人間じゃないとは思えないんだろう。実際、俺もお前の言うとおりにはしているが、本心はそうだからな」

 

そう言われて、彼女は何も言えずに黙りこくる。それに合わせて恭也もお茶を飲みながら考える。

心があるのに器が違うだけで人間じゃないと言うのは、そうなった人間に対してあまりに酷い事だ。

彼女のように本人が望んでいても、元が人間だったのなら器が違っても人間として接するべき。

きっとなのはやフェイト、そして他の誰もはそう考えているからこそ、反射的にでもリースと呼んでしまいそうになるのだろう。

それが彼女に拒まれ、怒りを買うことだとしても、そう呼んであげたいという思いのほうが強いのだ。

総じて言えることは、事実を知ってそう思える彼女たちは優しい人たちなのだということであった。

 

「まあ、今のお前には時間が必要だという事は理解している。だから無理に今認めろとは言わない……いつか、お前自身がそう思える日が来るまで、俺たちはずっと待ってるからな」

 

《……そんな日は来ないかもしれないよ? ずっと私はデバイスだって思い続けて、皆の思いをふいにするかもしれないよ?》

 

「そうなったらそうなったらで、俺たちもきっと後悔はしないさ。俺たち自身が決めてやったことなんだからな」

 

こう言われると彼女としても拒否は出来ない。駄目だという権利は自分にはないから。

そして恭也の言葉を最後にこの話題は打ち切られ、しばしの沈黙が二人の間に再び流れる。

だけど流れた沈黙は更に時間が経った後、彼女のほうから破られる事となった。

 

《本当に変わってるよね……恭也って》

 

「む……そうか?」

 

《そうだよ。魔導師としてもそうだけど、人としても全然変わってる……だって今まで私、そんな事言われたことなかったもん》

 

変わっていると言われて若干憮然とするも、続いた言葉に僅かな苦笑が漏れる。

先ほどの考えそのものが変わった人と判定する要素になるのなら、周りの人は結構変わっている人物が多くなる。

だけどそれを誰も口にしないのは聞かれてないからというのもそうだが、一番は言葉にするのが難しいから。

思うことは誰でも出来る簡単なことだけど、言葉にしようとすると纏まらずに戸惑う人が多いだろう。

だからこそ他の誰もが同じ事を口にすることがなく、結果的に恭也が初めて口に出来た人ということになる。

 

《でも……恭也のそういう変わった所、私は好きだよ。そこに恭也なりの優しさがあるんだって、ちゃんと分かるから》

 

「……そうか」

 

はっきりと告げてくる言葉に、苦笑していた表情が一変して変わる。

そしてその顔を見られまいとするためか、そっぽを向いてお茶をズズッと音を立てて啜る。

そんな彼の姿を見ながら彼女は僅かに笑い、そして珍しく真剣に、でも優しい声色で告げる。

 

《待っててね、恭也……いつかきっと、胸を張って自分はリースだって言えるようになるから。恭也たちがそう望んだように、ね》

 

優しい声色を崩さず放たれた言葉に、恭也は顔を向けないまま小さく頷いた。

そしてそれからなのはが帰ってくるまでの間中、二人はただ縁側にて静かに佇んでいた。

 

 

 

 

 

――こうして何もない日々の中、各々は様々な思いを馳せていく。

 

 

 

 

 

――そして日々は流れていき、各自の思いは自然と交差する事となる。

 

 

 

 

 

――それは忘れられない日となり、同時に誰もの心に深く刻み込まれる。

 

 

 

 

 

――終わりと始まりのクリスマス、と……。

 

 


あとがき

 

 

第一章はようやく終局へと動き出します。

【咲】 長いわね〜……まだ一章なのに。

いやいや、A’s編は非常に重要なものだからしっかりやっとかんとね。

【咲】 という割には所々端折ってる部分とかあったけどね。

……ま、まあそれは仕方ないということで。

【咲】 はぁ……で、今回は前話から続けての話で各々の様子が主な部分ね。

ふむ、ていうかそれしかやってないしな、今回は。

【咲】 確かにね。でさ、終わりの部分でクリスマス・イヴとか言ってるけど、一気に時期を流すの?

そうさな。主格となるべき人物たちの心情は語ったし、それが事件当日どんな影響を齎すかだ。

【咲】 ふぅん……ていうかさ、事件当日になる前にフェイトの高町家訪問がなかったかしら?

あるにはあるけど、原作と変わらん感じになりそうなので思い切って端折った。

【咲】 勝手ねぇ……で、時期を流すということで事件当日なのは分かったけど、どの部分まで飛ぶわけ?

ふむ、そうだな……おそらく、闇の書の覚醒辺りまで飛ぶと思うな。

【咲】 滅茶苦茶飛ぶわね、それ……。

クリスマス・イヴ当日はシェリスも事情ではやてに会いにいかんし、恭也たちも同様だからな。

詰まるところ、原作と差して変わる部分がないということだ。

【咲】 原作と変わらなければ飛ばしてもいいと考えてない、あんた?

そういうわけじゃないけど、書いていくと一章だけで五十話行きそうだしなぁ……。

【咲】 それはさすがに書きすぎだと考えての処置だと?

ふむ。そもそも原作は知ってる人も多いから、飛ばしてもあまり問題はない……と思いたい。

【咲】 どうかしらねぇ……闇の書が覚醒した理由とか、知らない人が見たら混乱するんじゃない?

かもしれんが、そうなったらそうなっただ。とりあえず、当初の予定通りで行こうと思う。

【咲】 ま、それでクレームが来ないことを祈っておきなさい。

そうさねぇ〜……じゃ、今回はこの辺にて!!

【咲】 また次回も見てね♪

では〜ノシ




それぞれが様々な思いを抱きつつ、時は流れていく。
美姫 「物語りもいよいよ佳境ね」
A's編としての終盤だな。さてさて、どんな風になるのかな。
美姫 「気になる次回は……」
この後すぐ!



▲頂きものの部屋へ

▲SSのトップへ



▲Home          ▲戻る


inserted by FC2 system