時間を戻して夕方の学園。

誰もが夕食やら夜の冒険に向けての準備やらをするその時間帯、保健室のベッドで寝込んでいる人物がいた。

 

「く……まだ体の節々が痛いぞ……あのゴスロリ女め」

 

「あなたも、ほんと懲りないですね……」

 

「いや、今回のは確実に俺のせいじゃ――っ!」

 

「はいはい、わかりましたから……おとなしく休んでてください」

 

溜め息をつきつつ横にいる女性―フィリスは愚痴を喚き続ける裂夜の上体をベッドに無理矢理寝かす。

しかし寝かされても尚、上体を起こして愚痴を口にしようとする裂夜にフィリスはほとほと困り果てていた。

ちなみに裂夜が保健室……というかフィリスに世話になる頻度はかなり多かったりする。

というのも、何か失敗、もしくは悪戯が判明してミラによってお仕置きという名の雷撃を受けることが多いからだ。

そしてお仕置きを受けるたびに保健室行きになり、結果としてフィリスの世話になる頻度も増すというわけだ。

 

「それで、裂夜さんを追いかけていた生徒というのは夕べのですよね? どうでしたか、様子のほうは?」

 

「あれだけ元気に走り回れるならなんら問題はないだろうな」

 

「いえ、体のことじゃなくて……」

 

「ん? ……ああ、昨日のことに関してか」

 

「はい。 それで、どうでしたか?」

 

「そちらに関しても特に問題はないと思うぞ。 見た感じ、昨日のことを引きずっているようにも見えんしな」

 

「そうですか……なら、いいんですけど」

 

若干まだ不安そうにしながらもそう言い、フィリスは椅子から立ち上がって机のほうへと向かった。

その後姿を見ながら裂夜はしばし間を置き、ふと思い出したかのように疑問を口にする。

 

「昨日のことに関する会議で……今後の方針は決まったか?」

 

「はい……その場凌ぎものばかりですけど」

 

「ふむ。 まあ、あの魔物の素性がよくわからない現状では……それも仕方ないだろうな」

 

魔物の構成物質と目的と思われることは判明しているが、結局はそれだけしかわからない。

一体どこから現れたのか、なぜ闇の魔力を持つものを狙うのか、そしてなぜ再びゲシュペンストが現れたのか……わからないことは山積みだった。

そして問題が山積みであるからこそ、今はその場凌ぎの対策しか取りようがないのだ。

 

「また、何かが起ころうとしてるんでしょうか……あのときのような、何かが」

 

「わからん……だが、少なくとも何も起こらないということはないだろうな」

 

裂夜の返答がフィリスの不安を更に増長させることとなる。

十数年前に起こった事件……死の女神が齎した災いと同等のことが起こるかもしれない。

それはフィリスだけならず、その事件の関係者全員が抱いてしまう不吉な予感だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メンアットトライアングル!2〜永久に語り継がれし戦士たち〜

 

第二十四話 賢者の力を取り戻せ!! 前編

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイナへと相談したカールは後にいろいろと話し合った結果、図書室へと向かうことにした。

というのも、図書室には膨大な書物があり、歴史、地理、魔法などと様々な分野の本が多くある。

その中でもしかしたら塔に行く方法が載っているものがあるかもしれない、そうでなくとも解決の糸口となることがあるかもしれない。

そう考えるや否や、二人は事が事だけに少し早足気味で図書室へと足を運んだ。

しかし図書室へと来たのはいいが、あまり足を運ばない場所なためその膨大な量に圧倒され若干の眩暈を感じる。

 

「この数の中から探すの……?」

 

「あ、あははは……」

 

感じる眩暈に額を押さえて呟くレイナにカールは乾いた笑いを浮かべる。

正直、そのあまりに膨大すぎる本の量に二人は現実逃避するか回れ右をしたくなる。

しかし、そうも言っていられないのが現状であるため、とりあえず手近な棚から一冊の本を取り出し読んでみる。

 

「……これ、何語?」

 

が、普段本などを読まない上にちょっと頭が悪いレイナには難しすぎたようだった。

レイナを知っている人間からすると当然と言えば当然のその反応にカールは若干苦笑して横から本を覗き見る。

そしてその表情は苦笑から困ったというようなものへと変わり、少しだけ言いにくそうに口を開く。

 

「レイナ……これ、歴史の本なんだけど」

 

「え?」

 

カールに言われ、本の表紙と開いているページを交互に見た後しばし固まる。

そして無言で本を閉じて棚へと戻し、何事もなかったかのように奥へと歩き出した。

そのとてもレイナらしい行動にカールはもう一度苦笑を浮かべつつ追いかけるように歩き出す。

 

「……ん?」

 

歩き出して少しすると、図書室の隅のほうに二人の少女を発見する。

内一人はカールもレイナも知っている夜の冒険メンバーの一人であるリゼッタ。

だが、もう一人の猫を抱えている少女のほうは二人とも知っている人ではなかった。

その二人も知り得ない人と珍しく親しそうに話しているリゼッタに二人とも驚きを浮かべる。

入学式のとき、代表として答辞を述べていたリゼッタはその凛々しい姿から必要以上に慕われ、女子生徒の間ではお姉さまとまで呼ばれている。

本人は自身がセイレーンであることからかあまり他者と関わりたくはないのだが、慕ってくれている子達を無下にすることもできずに最近でも困っているところをよく見かける。

そんなリゼッタが他の女子生徒と話すときの余所余所しい雰囲気ではなく、まるで気の知れた友人といるかのようにその少女と話しているのだから驚くのも無理はない話である。

 

「あ……カールさんにレイナさん」

 

驚きを浮かべつつ、邪魔するのも悪いなと考えた二人は早々にその場から去ろうとした。

しかし、それよりも早くリゼッタと目が合い、去るに去れなくなった二人は若干笑みを浮かべながらリゼッタへと歩み寄る。

 

「こんばんは、リゼッタさん……それと」

 

「ああ、こちらの人は――」

 

カールの挨拶に軽く会釈してリゼッタは隣の少女を紹介しようとする。

しかし、それを遮るように少女は猫を抱えつつ立ち上がり、カールへと歩み寄ってまじまじと視線を向ける。

その視線にカールが少し戸惑い気味な表情を浮かべる中、少女はふっと笑み浮かべて一歩後ろに下がり口を開く。

 

「初めまして、私はリエル……リエル・クロムハートです。 リゼッタさんからあなたたちのことは聞いてますよ、カールさん、レイナさん」

 

「聞いている……どんなことをですか?」

 

「えっと……とても優しい方だと。 それとカールさんについては――」

 

「リ、リエルさんっ!!」

 

少女―リエルの口にしようとしたことを今度はリゼッタが叫ぶことで遮る。

リゼッタが叫ぶことなどほとんどないためか、カールとレイナは少しだけ唖然としてしまう。

そして若干沈黙で自分の行動を思い起こしてリゼッタは顔を赤くし、リエルはクスクスと笑って再度椅子へと腰掛ける。

 

「そ、それで、カールさんたちはどうしてここに?」

 

「え……あ、ああ……ちょっと調べ物をしに、ね」

 

「調べ物、ですか? 具体的にどのようなものをですか?」

 

「え〜と……」

 

そこでカールはこれを言ってしまっていいのかと少しだけ悩む。

元々自分一人で解決しようと思っていたものをレイナに助けてもらう羽目になったこと。

それをまた違う人に相談して手助けをしてもらったら、意味がないのではないかと悩む。

しかし、図書室の主と呼ばれるほどに図書室に入り浸っているリゼッタの協力があれば心強いのも確かなこと。

その二つの葛藤にしばし悩み、考えに考えた末……

 

「実は……」

 

カールは事の次第を説明し、助力を得ることにした。

変な意地を張ることよりも、今は早く事を解決するほうが先決だと思ったから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明を終えると、リゼッタも同じく隣で聞いていたリエルも少しだけ驚きを浮かべた。

しかしカールの説明を素直に信じたのかそれもほんの一瞬、すぐに元の表情に戻って心当たりがないか考える。

そしてしばし悩んだ末、心当たりを思い出したのかリゼッタは静かに口を開く。

 

「確か……そんな魔法が記載されている本をあったと思います」

 

「ほんとに!?」

 

「はい。 ちょっと待っていてください」

 

そう言ってリゼッタは立ち上がり、更に奥のほうへと姿を消していく。

そして姿を消した数分後、リゼッタは一冊の本を持って三人のところに帰ってきた。

 

「確か、これだったはずですけど……」

 

椅子へと座り、持ってきた本をぺらぺらと捲ってそれを探し出す。

その間、カールもレイナも若干の緊張を走らせつつリゼッタの言葉を待つ。

ちなみにリエルは……

 

「暇ですねぇ、猫さん」

 

「にゃぁ……」

 

先ほどから妙に元気のなくなった子猫と会話をしていた。

その後更に数分の時間が経ち、本を捲っていたリゼッタの手があるページで止まる。

 

「ありましたよ」

 

そう言って開いたまま本を差し出し、受け取った二人はそのページに視線を向ける。

そのページの冒頭にはこう書かれたいた。

 

【潜水魔法ブリージングについて】

 

題を見たと同時に、二人は食い入るようにそのページを読み始める。

そこにはブリージングについてのほとんどが記載されており、もちろん使用方法も書かれていた。

しばしして、ページの内容を読み終わった二人は顔を見合わせて喜びを浮かべ、リゼッタへとお礼を口にする。

それにリゼッタは少しだけ照れたような笑みを浮かべ、お役に立てたなら何よりです、と返した。

 

「にゃー! にゃー!!」

 

「わ、ちょ、猫さん!?」

 

そんないい雰囲気の中、猫の鳴き声とリエルの焦り声が図書室に響き渡る。

聞こえたそれに三人が一斉に視線を向けると、そこには再度暴れだした子猫を抑えながらも動揺するリエルの姿があった。

そんな光景に一体何ごとだ、と三人が思う中、子猫はリエルの腕の中で必死にもがき暴れる。

そこで、カールはその子猫について今気づいたかのように小さく声を上げる。

 

「その猫……もしかして」

 

「知ってるんですか、カールさん?」

 

「あ、うん……たぶん、この間恭也先生と一緒にいた猫じゃないかなぁ」

 

「恭也先生と?」

 

「うん。 あと、もう二匹……子猫と、たぶん親猫だと思う猫がいたかな」

 

リエルと子猫を余所に三人がそんなことを話している間も子猫は暴れ続ける。

だが見た目以上に力が強いのか、いくらもがいてもリエルの腕から逃れることが出来ない。

 

「もう……おとなしくして、猫さん!」

 

「にゃ、にゃー……」

 

暴れ続ける子猫にリエルはちょっと声を荒げてそう言う。

それに子猫はビクッと振るえ、しぼんだような鳴き声を上げて大人しくなる。

やっと子猫が大人しくなったことにリエルも、他の三人も安著の溜め息をつくが……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

瞬間、ボンッと音を立てて子猫が煙に包まれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「!?!?」」」」

 

いきなりのことに四人例外なく驚きを浮かべる。

そしてそんな中、子猫を中心に立った煙は徐々に晴れ、数秒後には完全に目視できるようになる。

だが目視できるようになった後、そこにあった光景に四人はまたも驚きを浮かべる羽目となった。

 

「っ……ぐす」

 

なんと煙が晴れた後にそこのあったのは子猫の姿ではなく、小さな女の子の姿。

そして、その女の子はリエル以外の誰もが知っている子だった。

 

「「「あ、綾菜(ちゃん、さん)!?」」」

 

子猫がいきなり綾菜へと変わったことにリエル以外の三人は特に驚く。

だが、リエルも含めてそれよりももっと驚くべきことが他にもあった。

珍しく単独行動をしていることとか、いつもはストレートな髪が三つ編みになってるとか。

そんなことが思考の隅に追いやられてしまうくらいに一同が驚いたこと。

それは……リエルの膝に座る綾菜がなぜか、全裸だということだった。

 

「え、え?」

 

元々綾菜という子を知らないリエルはただ子猫が全裸の少女になったことに疑問符を浮かべてオロオロするだけ。

しかし他の三人は違い、今の状況がもしミラに知られでもしたらという想像を頭に描いていた。

 

(((まずい……非常にまずい(わ、です)……)))

 

この状況をミラに見られる、もしくは知られたとしたら……間違いなく制裁という名の雷撃が落ちかねない。

いや、もしかしたらそれだけでは済まない可能性も高い。

ならば、それを避けるためにどうしたらいいのか……そんなことは考えるまでもなく分かりきっていた。

いち早く綾菜を宥めて落ち着かせ、内緒にでもしてくれるように綾菜に頼むしかない。

その考えに至った三人は互いに目で会話をして頷きあい、すぐに考えを実行すべく動き出そうとする。

しかし、運命というのは時に残酷なもので……

 

「何を……してるのかしら?」

 

行動を起こす前に当の本人であるミラに見つかる羽目になってしまった。

声が聞こえた瞬間、ギギギと音がしそうなくらいぎこちなく首を動かしてミラに顔を向ける。

顔を向けた三人の目に映ったのは、数冊の本を抱えながら引きつった笑みを浮かべているミラの姿。

抱えてる本を見る限り、ミラがここにいる理由はおそらく黒魔法の講義に使う資料集めだろう。

 

「っ……」

 

ミラの声を聞き、姿を見るなり綾菜はリエルの膝から飛び降りて駆け寄り抱きつく。

抱きついてきた綾菜にミラは抱えていた本をすぐ近くの机に置き、少し屈みこむようにしてあやすように頭を撫でる。

そしてすぐに顔を四人へと移し、怖いほどの無表情で口を開いた。

 

「上着……貸しなさい」

 

「へ……?」

 

「上着を貸しなさいって言ってるのよ……」

 

「は、はい!」

 

気を抜けば震えそうな無表情に加え、凄まじい威圧感を放つミラにカールは驚きの速度で上着を脱ぎ、ミラへと渡す。

上着を受け取ったミラは特に礼を言うこともなく、綾菜に受け取った上着を羽織らせて再度優しげな笑みを浮かべながら撫でる。

約一分後、撫でられ続けて若干落ち着きを取り戻した綾菜にミラは柔らかい声であるはずなのにどこか怒気を含んだような声で尋ねる。

 

「綾菜、今度は誰に酷いことされたのか……お母さんに教えてくれる?」

 

「……あの人」

 

尋ねられたことに綾菜は後ろ向きで指を差すことで答えを示す。

なぜ後ろ向きでなのか……まあ、おそらくは先ほどのことでリエルを見るのがちょっと怖いのだろう。

が、言ってしまえばそれが彼の災難だったと言えよう。

 

「へ……ぼ、僕!?」

 

指を差した方向にはちゃんとリエルがいたのだから間違ってはいない。

しかし、後ろ向きだったためちゃんと確認せず指を差したため、上着を持ってきたカールがその前にいることに気づかなかった。

 

「そう……今度はカールが酷いことをしたのね」

 

「ちょ、ぼ、僕じゃ!」

 

自分ではないと誤解を解こうとするが、その口はミラから漂う怒気と殺気で閉じられることとなる。

まあ言葉を最後まで言ったところで、カールと綾菜のどっちを信用するかと聞かれれば目に見えてはいるのだが。

 

「……ふふ、ふふふふふ」

 

笑いと共にバチバチと紫電を纏い始めるミラ。

それにだらだらと汗を流しながら、カールは最後の頼みの綱とばかりに他の三人へと顔を向ける。

しかし、顔を向けられた三人は向けられたと同時にサッと顔を逸らしてしまった。

カールも大事だが、どうやら自分の命のほうが惜しいらしい。

 

(そ、そんな……)

 

内心で愕然とする中、ミラの纏う紫電は増していく音と共に強まっていく。

威力的に言えば、今まで落とされてきたものよりもはるかに強いものだろう。

そんなものを纏うミラを前にカールはまるで蛇に睨まれた蛙の如く動けない。

 

「カール……」

 

振り上げられた腕と同時にミラは呟くように口を開く。

そして、またも振り下ろされる腕と共にその言葉は放たれた。

 

「お仕置きよ」

 

その言葉を放ったミラの顔にはうっすらと怖い笑みが浮かんでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日、図書室を中心に学園の隅から隅まで聞こえるほど凄まじい雷音が響き渡った。

被害者が誰なのか、それは一部を除いて知るものはいなかったが、加害者が誰なのかは誰も容易に想像がついたという。

そしてその雷音からしばしして、保健室に本日二人目となる黒コゲの物体が運び込まれたそうな。

 

 


あとがき

 

 

【咲】 うじうじ悩むカールに見かねたミラが雷撃を落としました。

いやいやいや、全然違うから!

【葉那】 でもさ、一応シリアスな場面のはずなのにこんな締め方してよかったの?

う〜ん、まあ次回はこんなのがないからいいかなってさ。

【咲】 つまり、次回は真面目なお話ってこと?

そゆこと。

【咲】 ふ〜ん……で、その次回はどんなお話なの?

ふむ……まあ、今回のが前編ということで分かると思うけど、次回はこれの続きだな。

古の塔に眠る賢者の石の元へ久しぶりにカールも含めた面子が向かうという話だ。

あ、ちなみにその面子の中に綾菜は入っていないので。

【葉那】 なんで〜?

まあ、それは次回を見てのお楽しみだな。

【咲】 ヴァルと代行者の戦闘に鉢合わせ……とかは?

それも次回のおたのげばっ!!

【咲】 そればっかりじゃつまんないわよ!!

む、無茶を言うでない……これ言ったら面白みがなくなる、かもしれないだろ。

【葉那】 かもしれないなんだ〜。

実際面白いかどうかは見た人によるしな。 じゃ、今回はこの辺で!!

【咲&葉那】 また次回ね〜♪




カール、ご愁傷様。
美姫 「間違いなのに、あんな強烈なお仕置きを喰らうなんてね」
ま、まあ、夜に向けて丁度良い休息になったんじゃないかな。
美姫 「あれを喰らって休息と言えるかどうかは微妙所か間違っているような気もするけれどね」
ともあれ、賢者の石のありかへと向かう方法は手に入れたわけだ。
美姫 「次回はいよいよ賢者の石の眠る塔に!?」
一体、そこで何が待っているのか。
美姫 「次回も待っていますね」
ではでは。



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