午前の講義が終わり、学園が賑わう時間である昼時。

そんな時間、昨日のこともあってか、体調不良ということで講義を休んだリィナは自室にいた。

 

「っ……あ……ぅ……」

 

ベッドに体を寝かしているリィナの表情には声と同じく苦悶の表情が浮かんでいる。

そしてその苦しさから逃げるように、掛け布団をギュッと握りつつもぞもぞと動いている。

しかし、その苦しみはリィナが何をしようとも、決して消えることはなかった。

 

『何者にも抗えぬ絶対の力が、欲しくはないか……?』

 

逃れられぬ苦痛と共に、男と思われる低い声がリィナに語りかけてくる。

苦痛自体は前々からよくあることだったが、この声が聞こえるようになったのはごく最近のこと。

ベルナルドに裏切られたときから、一人になると苦痛と共にこの声はよく聞こえてくるようになった。

それはどこか聞き覚えのある声だが、苦痛に苛まれるリィナにそれを思い出そうとするほどの気力などありはしなかった。

 

『終わりなき永遠の命が、欲しくはないか……?』

 

声が言うことは、基本的にいつもとほとんど変わることはない。

だが、聞き慣れたからと言って苦痛が晴れるわけでもないし、声に対しての不快感を拭えるわけでもない。

 

「はぁ……っ……はぁ……」

 

声が与える不快感は肉体を蝕む苦痛を強める。

それはまるでリィナの答えを急かすように、ゆっくりと苦しみを強めていく。

 

『それを望むのであれば、お前の中に流れる魔女を解き放つのだ……』

 

何度も聞こえてくる声に、リィナは何度も嫌だと言うように弱々しく首を振る。

しかし、声はその拒否を認めないというように、同じ言葉を何度も繰り返す。

 

「う……あ、ぅ……たす……けて……」

 

繰り返される言葉を耳に、助けを求める言葉を紡ぐ。

だがその言葉に対して誰かが返してくれることもなく、ただ周りには自分の苦しむ声のみが響く。

体を蝕む苦痛、不快を与える声、その二つにリィナの精神は徐々に弱まっていく。

そして、今だ聞こえ続ける声と体を襲い続ける苦痛を前に、リィナは弱々しい小さな声でそれを呟いた。

 

「っ……死にたく……ない……死にたく、ないよぉ」

 

その呟かれた声と共に、頬には一筋の涙が流れ落ちた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メンアットトライアングル!2〜永久に語り継がれし戦士たち〜

 

第三十三話 降りかかる吸血鬼疑惑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

午後の講義が始まる三十分ほど前、学園の会議室には各講師たちの姿があった。

机を挟んで座る恭也たちの表情は真剣そのもので、話している話題がとても重要だということがそれだけでわかる。

 

「では、フィリス先生は昨夜生徒を襲ったのは今までとは違う犯人だと思うわけですね?」

 

「はい。 肩にあった吸血痕、そして被害者が生存している……これらを見るとそう考えるのが一番だと思います」

 

フィリスが述べた事に、ジャスティンは納得するように頷き考え込む。

この二人の会話で分かるだろうが、この面々が話し合っていることは今噂になっている吸血鬼について。

ただの噂だけなら笑い話にもできるのだが、被害者が出ている以上学園側としては見過ごすことは出来ない。

更に言えば、この噂よりも前に生徒が数名殺されているということもあり、講師たちの表情はとても険しいものである。

 

「そういえば、被害者の二人は目を覚ましたんでしょう? その子たちには犯人についてもう聞いてみたの?」

 

「聞いてはみましたけど……どうやら、襲われた二人ともそのときのことをよく覚えていないみたいなんです」

 

「ふむ……それは襲われたときのショックで、ということですか?」

 

「いえ、その二人は犯人のことはおろか、その夜に自分たちが何をしていたのかさえ覚えていないみたいですので……おそらくは」

 

「記憶を操作された、ということね?」

 

「はい……その可能性が高いと思います」

 

記憶の操作……それは並大抵の者が出来ることではない。

この学園でもできるものと言えば、魔剣の精であるセリナとアーティの二人しかいない。

だがその二人がこの事件の犯人とは到底思えるはずもないし、現に二人には犯行時刻にアリバイがちゃんとある。

しかし、この二人ではないならば、学園内でそんなことを出来るものが皆無になり、謎は深まる一方であった。

 

「はぁ……事件の犯人を明らかにするには、やっぱり情報が足りなさ過ぎるわね」

 

「そのようですね。 ふぅ……では事件を究明するに当たって、前回と今回で調査する人を分けることにしましょう」

 

溜め息をつきつつ口にされたその言葉に、他の面々の視線はそちらに集中する。

その視線を一身に受けながら、ジャスティンは考えていた各調査に当たる者の名前を述べる。

 

「前回の事件調査を、ミレーユ先生、フィリス先生、そして今はここに居ませんが、裂夜さんとセリナさんでお願いします」

 

それに肯定するように、名を呼ばれた者は返事と共に小さく頷く。

呼んだものが頷いたのを確認すると、ジャスティンは続きを口にする。

 

「そして今回の事件調査を、恭也先生、ミラ先生、私の三名で行います」

 

「わかりました」

 

「私もそれで了解よ。 そういえばさっき名前が挙がらなかったけど、アーティはどうするの?」

 

「アーティさんはこちらに戻り次第、今回の事件の調査についてもらおうと思ってます」

 

問いに対してジャスティンがそう返すと、ミラは納得というように小さく頷く。

そしてそれと同時に講義開始の予鈴がなり、解散の言葉を合図に皆は会議室から退室していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同時刻、ハンター協会地下施設。

『研究&実験室』と扉に表記された室内にて、男の怒鳴り声が響いていた。

 

「ああ!? じゃあ、フロッティを過去に置いてきちまったってのか!?」

 

「ええ、そういうことになりますね」

 

怒鳴るように問う男―クローズとは違い、答えたほうには悪気のようなものは感じられない。

それはまるで、こうなることまで目の前の者がそういう反応を示すことも予測していたかのようだった。

 

「そういうことになりますねって……あんたなぁ、あれを作んのにどれだけ苦労したと思ってやがんだよ」

 

「さあ? 私は製作の現場に立ち会っていたわけではありませんので」

 

「はぁ……たくっ、あんたに渡した俺が馬鹿だったよ」

 

男の余裕振りを前に再び怒鳴る気力が失せたのか、クローズはドカッと椅子に腰掛ける。

そして腰掛けたと同時に足を組み、男に背を向けて机と向き合うと頬杖をついてぶつぶつと呪詛のように文句を呟く。

呟くような声ではあるが、室内には自分とクローズ以外誰もいないため、嫌でも聞こえてくるそれに男は苦笑を浮かべる。

 

「それで、私が留守の間に何か進展はありましたか?」

 

「んなこと俺が知るかよ。 聞きてえんなら情報部にでも行ってきやがれ」

 

「いえいえ、そっちではなく、あなたが管理しているほうですよ」

 

男がそう口にするとクローズは不機嫌なオーラを消し、真面目な表情を浮かべて振り向く。

振り向いたクローズと男はしばしの間見合った後、男はふっと小さく息をついて口を開く。

 

「進展はなし、ですか……」

 

「ああ……確かに肉体も出来てるし、精神状態も安定してる。 だが、それだけじゃ普通の人間と変わらねえ」

 

「そう、ですね。 やはりレプリカでは適合しない以上、本物をどうにかして手に入れなければなりませんか」

 

「ああ。 だがな……問題はそれだけじゃねえんだ」

 

「というと?」

 

そう聞き返すと、クローズは机の上から一枚の紙を挟んだバインドを手に取る。

そしてその紙に書かれていることに軽く目を通し、ほらよと言ってバインドごと男に投げる。

 

「――っと……ふむ、保有魔力の限界値ですか」

 

「ああ……それがな、予定していた数値よりもかなり下回ってやがる。 もし、このままアレを適合させたとしても……」

 

「使い物にはならない、ということですか。 これは困りましたね……元から作っている時間も、もう無いですし」

 

「だな。 だが、だからと言ってこのまま進めても必ず計画は破綻する。 正直、手詰まりなんだよ」

 

ボリボリと頭を掻き、クローズは再び男に背中を向けて頬杖をつく。

その後姿に男は手に持ったバインドを近場の台に置き、何を思ったのか小さく苦笑する。

 

「ですが……つまりこれは材料が揃えばこの問題は突破できる、ということではないですか?」

 

「あ? ……そりゃまあ、材料さえ揃えばどうにでもなるけどよ」

 

「なら、問題はありません。 近いうち、もっとも困難と思われる材料が手に入りますので」

 

「もっとも困難ってえと……魔女の血か?」

 

「ええ。 それさえ手に入れば、後は簡単でしょう?」

 

「確かに、な。 しっかし、それは確か悉く失敗してるんじゃなかったか?」

 

「ええ、確かに。 ですが、もうじき彼が目覚めます。 そうなれば、魔女の血を手に入れることなど容易い」

 

「彼……ねぇ。 あんたがそこまで信頼してる奴なんだから、よほど腕が立つんだろうなぁ」

 

その言葉に対し、男はまったく浮かべた笑みを消すことなく口を開いた。

 

「もちろんですよ……彼は、我らのリーダーなのですから」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時間が流れ、昨夜の犯行時刻のおよそ三十分前。

恭也とミラ、ジャスティンの三人は会議で決まった通り、事件究明のための見回りをしていた。

恭也が先頭を進みつつ気配を探り、ミラとジャスティンがそれらしい魔力を探りながら三人はゆっくりと廊下を進む。

 

「……いませんね」

 

「そんな簡単に見つかるわけないわよ。 これだけの事を仕出かす奴なんだから、早々尻尾を掴ませるようなことはしないだろうしね」

 

犯行のあった学生寮三階から一階をすべて隈なく見回り、三人は今、テラスを通って本館一階のロビーを見回っている。

だが、その間気を張りつつ気配や魔力を探っていても、犯人らしき者の反応はまるで見つからない。

 

「それにしてもこんな事件が起こったというのに、冒険を続けている生徒は結構多いな」

 

「まあ、生徒たちの間ではまだ噂の段階ですから、自分が襲われるかもという恐怖心が薄いのではないでしょうか?」

 

「そうかもしれないわね。 ま、十三年前のようになれば嫌でも恐怖心は抱くんでしょうけど」

 

冗談を言うようにミラはそう言うが、この場合それは冗談には成り得ない。

現に恭也もジャスティンも、冗談とはわかっていても笑みと呼べるものをまったく浮かべていないのだ。

十三年前の事件を体験している者だからこそ、この冗談に対して笑うことは出来ない。

むしろ、この事件もそうなる可能性がないとは言えず、三人の不安感を煽ることになってしまう。

 

「そんなことになる前に、一刻も早く犯人を見つけないといけませんね」

 

「……そうね」

 

そう言い合い、三人は小さな足音をコツコツと鳴らしながら本館二階へと上がっていく。

そして二階へと上がって歩くこと間もなく、五人ほどのグループとばったり鉢合わせする。

 

「あ、ジャスティ……それに恭兄とミラ姉も」

 

「……静穂、私は学園ではなんて呼ぶように教えたかしら?」

 

「あ、あははは……」

 

ちょっと呆れ気味で聞いてくるジャスティンに静穂は乾いた笑いで誤魔化した。

そんな静穂にジャスティンは小さく溜め息をつき、後ろの面々に顔を向ける。

 

「カールくんたちは、今日も冒険かしら?」

 

「あ、はい。 といっても、カールは久しぶりに、なんですけど」

 

「ああ……その辺りの事情はフィリス先生から聞きました。 ありきたりな言葉で申し訳ないけど……気を落とさないでね、カールくん」

 

「……はい」

 

少しだけ間を空けながらしっかりとした返事を返したカールにジャスティンは安著の笑みを浮かべる。

ちなみにこの会話が成されている間、もう一方では……

 

「蓮也を連れて危ないとことか行ってないでしょうね? もし行ったとして、蓮也に怪我でもさせたら……今度こそただじゃ済まさないわよ?」

 

と早口で捲くし立てながら怖い笑みを浮かべるミラに対し、恐怖心から人形のように首を縦に振るレイナたち。

そしてそんなミラとレイナたちの様子を見つつオロオロとしている蓮也と口を挟まず苦笑を浮かべている恭也。

カールとジャスティンが話をしている間、そんな光景が二人の後ろでは展開されていた。

まあそんなこんなで一同が軽く話をすること十分程度、見回りを再開するために恭也たちは話を切り上げようとする。

するとその直後、一同の耳に聞こえるほどの悲鳴がどこからか聞こえてきた。

その聞こえてきた悲鳴に皆は一様に驚き、最初に我に返り駆け出した恭也に続くように皆は廊下を駆ける。

そして、三階への階段を上がって左の廊下を走り、曲がり角に差し掛かろうとしたところで先頭を走る恭也は足を止める。

 

「っと……恭也?」

 

「……血の匂いだ」

 

突然止まったことに不思議そうな表情を見せるミラに、恭也は警戒するような表情で呟く。

呟かれた言葉にミラも、そして他の面々も驚き、集中して匂いを嗅いでみる。

すると微かではあるが、確かに血と思われる匂いがその場に漂っていた。

その匂いに皆が驚きを深めるのに対し、恭也は見回りということで持ってきた愛刀、八景に手を掛ける。

そして気配を探りながら警戒をしつつ、ゆっくりゆっくりと曲がり角へと足を進めていく。

 

「……」

 

足を進めていきながらも、恭也はふとおかしなことに気づく。

それは、先ほどここに駆けつけてからずっと曲がり角を曲がった辺りにある気配のこと。

気配からすると魔物などではなく、おそらくは人間なのだとわかるのだが、だとすれば妙だった。

ここに駆けつけたときの皆の足音、そして小さいとは言え発していた声。

それは気配の主にも聞こえているはずなのに、それはまるで逃げる様子を見せないのだ。

どんな者に会っても倒せると思っている自信家か、それとも何か目的があってのことか。

真意はまったくわからないが不審であることには変わりなく、恭也は警戒を強めつつ差し掛かった曲がり角を曲がる。

曲がり角を曲がり、八景を持つ力を多少強めると同時に目に入ったその人物に、恭也は驚愕する。

それはカールたちの冒険メンバーの一人でありレイナの妹である、寝巻き姿をしたリィナだった。

 

「……ここで、何をしてるんだ?」

 

八景に掛けていた手を下ろし、声を掛けつつ恭也はゆっくりと歩み寄っていく。

だが、掛けた言葉にリィナは答えることなく、焦点の合っていない虚ろな瞳で俯いていた。

その瞳と様子に恭也は不思議そうな顔をしつつ近寄り、ある程度歩み寄ったところで足を止めて再度驚きを浮かべる。

最初に姿を確認したときは距離もあったし暗いため分からなかったが、リィナの寝巻きには真っ赤な液体が付着していた。

その色からしても、漂ってくる匂いからしても、恭也にはそれが血だということが一瞬でわかった。

 

「っ……これは」

 

そしてそれを確認したと同時に恭也はリィナの足元にあるそれに気づいた。

学園の制服を身に纏い、ぐったりした顔色で地面に倒れる生徒の姿。

その光景に、恭也は驚きを浮かべたまま視線を戻すが、依然としてリィナの様子は変わらなかった。

 

「どうしたの、恭――っ!?」

 

「これ、は……」

 

遅れてついてきた一同は目の前の光景を目にすると一様に驚きを浮かべる。

そんな中、我に返った恭也は少しだけ警戒しつつリィナへと歩み寄り、肩に手を置いて声を掛けながら軽く揺する。

すると、リィナの虚ろだった瞳にゆっくりと光が灯っていき、その視線は恭也へと向けられる。

 

「恭也……先生?」

 

状況が理解できないのか、戸惑いの様子で発せられたそれに恭也は頷く。

そして頷いた恭也から後ろにいるジャスティンやミラ、カールたちへと順々に視線を移していく。

 

「なんで私、こんなところに……」

 

自分が居る場所を理解するが、なぜここにいるのかわからないというような顔を浮かべる。

そんな顔を浮かべたリィナにカールたちが言葉を掛けるため口を開こうとするが、それよりも先にリィナの視線は地面へと向かう。

 

「え……?」

 

地面に向けられた視線、その視線が捉えたそれにリィナは我が目を疑う。

だが、すぐにそれが現実であると理解し、同時に自身の服の違和感に気づくこととなった。

 

「これって……血? じゃあ、この人は……私、が」

 

服に付着する血、足元に倒れる生徒、その二つでリィナは状況を理解していく。

そして理解していくにつれてその表情は青褪めていき、声は震えるようなものへと変わっていく。

 

「いや……いやぁ……」

 

自分がやってしまったこと、それを信じきれずにリィナは地面へとへたり込む。

本来ならばすぐにでも事情を聞かないといけないのだが、リィナのそんな姿を見て今は無理だと悟る。

そして悟ったと同時に、ジャスティンは恭也とミラに倒れている生徒を保健室に運ぶようにお願いする。

その指示に二人は従い、生徒を抱き上げて少しだけ早足でその場を後にしていく。

二人の姿が見えなくなった後、ジャスティンやカールたちはリィナを宥めようとするが、その言葉はリィナには届かなかった。

しかしこのままここにいるわけにもいかず、一同はリィナに手を貸しつつ立ち上がらせ、ゆっくりとした歩調でその場を後にするのだった。

 

 


あとがき

 

 

事件は急展開、有力な容疑者が上がってきました。

【咲】 この状況から見ると、リィナが犯人という線がかなり強いわよね。

【葉那】 でもこういった誰かを犯人に仕立て上げるっていうのは事件物じゃよく聞くよ?

【咲】 そうね。 それも考慮すると、絶対にリィナが犯人だとは言えないわよね。

ま、とりあえずは事件の真相が明らかになればどうなのかがすぐにわかるのでお楽しみに、ということだな。

【咲】 いつも通りね。 ところで聞くけど、これはあと何話くらいで最終話なわけ?

最終話までか? ん〜……あと三、四話くらいかな。

【葉那】 それってもうすぐ終わりってこと〜?

まあ、そういうことだ。 前回と同じ形式になるから、物語自体はまだまだ続くけどな。

【咲】 そりゃそうよね。 じゃないとあと三、四話で完全完結なんて無理だろうし。

そゆこと。 さてはて、今日は次回予告にいく前に、オリキャラ紹介を一つやっておこうと思う。

【咲】 オリキャラ? リエルとか、ヘルとか?

んにゃ、敵側のオリキャラだよ。

【葉那】 なんか出てからずいぶん経ってるから今更な気がする〜。

う……ま、まあ、そうであってもとりあえずは載せておこうと言うわけだよ。

【咲】 敵側で登場した奴全部載せるわけ?

いや、今回はこの話で出てきたクローズだけだな。 ティルオスとかはまだ出来上がってないし、出てきてないときに紹介するのもなんだし。

【咲】 ふ〜ん……ま、だったらちゃっちゃとやりなさいな。

へ〜い。

 

 

 

名前:クローズ・ロックフェルト

クラス:代行者

ジョブ:錬金術師

性格その他説明:教団の代行者にして博士的存在。

           あらゆる物をその手で作り出し、模したものとはいえ神器すらも作り出す錬金術師。

           部屋にいるときも外に出るとこに常に白衣を纏い、素の肌は教団内であっても晒そうとはしない。

           性格はとても裏表の少ないさばけた感じで、見た目や喋り方からおやっさんと一部で呼ばれている。

           だが錬金術の研究に熱中しすぎるせいか、教団の予算を際限なく使いまくって意味不明な物を作るという困った一面もある。

 

 

 

【咲】 説明がなんか敵って感じがしないわね。

ま、教団もある意味では学園と変わらぬ雰囲気を持っているということだな。

【葉那】 ところでさ〜、今回出てきたあの男って、過去で出てきたアイツ?

ん、その通りだが?

【葉那】 なんで生きてるの?確かヘルに殺されたんじゃなかったっけ?

さあ、なんでだろうね〜?

【咲】 つまり秘密ってわけね。

そゆことだ。ま、いつか明かされるから楽しみにしてちょ。

【葉那】 ふ〜ん・・・・・・それで、次回はどんなお話なの?

次回はだな、有力な容疑者であるリィナが現実に苦しむ。

そんなリィナだが、カールたちや学園に訪問していた父親に慰められ、元気を取り戻した。

しかし、それと同時にどこからか囁かれた声がリィナに現実を呼び起こさせ、そして遂に・・・・・・。

というお話だな。

【咲】 遂に・・・・・・何よ?

それは次回のお楽しみだ。では、今回はこの辺で!!

【咲&葉那】 また次回も見てね〜♪




倒れた生徒の下にいたのはリィナ。
美姫 「果たして真相は!?」
うがぁぁ、気になる所で次回に!
美姫 「次回を待ってますね〜」
待ってます!



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