“炎髪灼眼の討ち手”との二度目の邂逅から数日。

恭也は三度目の邂逅を為さぬままに、ただ廃ビルに滞在していた。

本来ならば、今まで自身の姿を見た者は、紅世の徒や王、フレイムヘイズ問わず討滅してきた。

その理由は、自分がフレイムヘイズだと知ったからというただそれだけ。

正体が知れ、自分の素性が公になれば警戒されていろいろと動きを取り辛くなる。

故に今まで誰彼区別なく打滅してきたため、今回のように打滅せずに生かしておくというのは酷く稀。

というか、初めてのことではないかと相方にして恭也と契約する紅世の王、ケイトルファは思っている。

最初見逃したとき、なぜそんなことを今回に限ってしたのかと聞いた。

すると恭也は、ただ“炎髪灼眼の討ち手”が垣間見せた守りたいという意思がそうさせたと言った。

そのときはケイトルファもそれで納得した……元々守る者だった恭也が、その意思を見せられて心を動かされないはずはないと。

だが、その後も不可解なことがまた続いた……二度目の邂逅となったあのとき、恭也はあの二人を狩ろうとはしなかったのだ。

それに関しては恭也も、わからない、狩る気になれなかったと、明確とは到底言えない返答しか返さなかった。

一体どうしてしまったというのか、一体あの二人が恭也にどんな影響を与えてしまったというのか。

過去の“闇刃の狩り手”と比べても、敵と認識した相手に対して一際非情になれるはずの恭也が、まるで小さな存在にも見えてしまう。

だが、だからといって何度問いかけても、恭也が語るそのときのことについての解答はまるで変わることはなかった。

そしてそれから更に数日が経ち、まったく何の動きを見せようとしない恭也にケイトルファはとうとう痺れを切らした。

 

『恭也……なぜ、奴らを討ちにいかない? 姿を見た者はすべて消すと、お前は言ったはずだろう?』

 

「……気分が乗らない。 だから行かない……それだけだ」

 

『気分が乗らないから討たない、と? ふ……今までにない発言だが、そんな言葉で私が納得すると思うか?』

 

「……」

 

その言葉に恭也は返さず、ただ寝転がった身で寝返りを打つだけ。

その様子は本当に気分が乗らない、その気がしない、そう見える姿でもある。

だが、長い間契約の元で相方をしてきたケイトルファにはわかる……その様子から、恭也が迷いを見せているということが。

“炎髪灼眼の討ち手”が見せた、あの“ミステス”を守ろうとする意思の篭った瞳。

それが昔の自分を思い出させ、同時に迷いを抱かせている。

大切なものを守ろうとしていたときの自分を、しっかりとした信念を持って刃を振るっていた自分を、思い出させようとしている。

そして過去の自分が今の自分を否定し、過去の自分が今の自分を非難し、今の恭也そのものに迷いを抱かせている。

復讐に走った鬼が、再び人に戻ろうとしている……それは、ケイトルファにとってあまりいい事ではなかった。

鬼が人に戻ること、それは恭也自身の終焉……恭也という存在が、この世から消えることを意味する。

今までにない良い主を、一緒にいることが初めて心地よいと感じることができる主を、この程度のことで失うわけにはいかない。

ならばどうする……そんなものはとても簡単、復讐する理由を思い出させてやればいい、復讐の方法を提示してやればいい。

 

『……前も私は言ったな? もうあの頃には戻れないと』

 

「……ああ」

 

『そしてお前はこう答えた。わかっている、日常を奪った“白戒”を許さない、と……そのときの憎悪を、復讐の念を、忘れてしまったのか?』

 

「そんなことは……」

 

『ない、か? ならばなぜ動かない……なぜ今までどおり動こうとしない?』

 

「今は……そのときじゃない」

 

『そのときじゃない? ではいつならばそのときなのだ? 一週間後か? 一年後か? それとも――』

 

「うるさいぞ……少し黙れ」

 

しつこく問われたことに苛立ちを覚えたのか、怒気の含んだ声でそう発する。

だが、ケイトルファはそれで怯むような玉ではない……伊達で“闇の獣神”などいう真名を名乗っていない。

 

『いや黙らぬ。今の恭也は、見るに耐えんのだ。 契約当初の復讐に走った鬼が……まるで恐怖を抱く幼子のように、小さくなってしまっている』

 

「……」

 

『何がそうさせた、何がお前を変えた、そんなことは今更聞かぬ。 だが、お前はこのままでいいのか? このまま、仇を討つこともできずにただ存在し続けるだけでいいのか?』

 

「……なら、俺にどうしろと言うんだ、ケイトルファ?」

 

ようやく掛かった、ケイトルファは問い返してきた恭也の言葉でそう思った。

そして餌に掛かりさえすれば後は簡単だ……自分が考えている手段とやらを提示してやればいい。

如何に迷っていようとも、先の会話で“白戒”に対する憎悪がまだあるのならば、この手段には必ず食いつく。

そう確信しているケイトルファは短く、簡単に、その手段を述べた。

 

『簡単だ……“炎髪灼眼の討ち手”を討ち、あの“ミステス”を手元に置けばいい』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

復讐に狂う黒衣の鬼神

 

第三話 深淵の闇を歩む者

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

御崎高校からの帰り道、そこを歩く少年と少女の二人組み。

言わずもがな、それは悠二とシャナなのだが、その二人は揃って難しそうな顔をしていた。

というのも、数日前にタイヤキの屋台前で会って以来、忽然と姿を消した青年―恭也について悩んでいたのだ。

次に会えば殺す、そう堂々と布告して去っていったにも関わらず、今の今まで何のアクションも起こしてこない。

明らかに不可思議という他なく、布告された者であるこの二人が悩むなというのも無理な話である。

 

「……駄目だ、全くわかんないや。シャナは?」

 

「私も……アラストールは?」

 

『如何せん情報が少なすぎる故、我にも奴らの意図はさっぱり読めん』

 

盥回しの如く聞いていき、結果として全員がお手上げ状態。

まあそれも仕方ないだろう……恭也に対する情報が少なすぎるのでは浮かぶものも浮かばない。

ケイトルファについてはアラストールが過去を知っているが、それも関係ないだろうの一点張り。

故に、恭也が何を考えて姿を見せないのか、何をしようとしているのか、その理由はさっぱりわからない。

 

「マージョリーさんにも聞いてみようか? もしかしたら、恭也さんのことを何か知ってるかもしれないし」

 

「それも期待薄だけど……何もしないよりはマシかな」

 

『ふむ……』

 

マージョリーならば知っているかも、というのは確かにシャナの言うとおり望み薄だ。

アラストールが少しだけ語った“闇刃の狩り手”についての話によると、“闇刃の狩り手”は元来闇を歩む者だという。

というのも、動き出すのはいつも明かりのなくなる夜であり、人知れず現れ人知れず対象を狩ることで有名なのだ。

それ故に対象となった者の大概は生きてはおらず、“闇刃の狩り手”を直に見て生きている者というのは至極稀らしい。

そのため、如何にマージョリーといえど知っている可能性は限りなく低いと言えるだろう。

しかしまあ、これもシャナの言うとおりなのだが、何もしないで相手のアクションを待つよりは少しでも動いているほうがいい。

 

「じゃあ決まり。 えっと確か、マージョリーさんは佐藤の家のバーにいるんだっけ?」

 

「知らない。 会おうと思って会うことなんてまずないし」

 

「ん〜……じゃあ、とりあえずそこに行ってみよう。 いなければいないでまた別の場所探せばいいわけだし」

 

短く返すシャナに悠二はそう言い、進路を変更して佐藤家向けて歩みだした。

そしてそれに若干遅れながらも、隣をキープするようにシャナも同じく歩き出すのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歩き出して数十分程度、悠二たちは佐藤家へとやってきた。

そして来るや否や、お邪魔しますといって門を潜り、裏へと回ってバーを目指す。

 

「あ、あれかな……」

 

バーを目指して歩むこと間もなく、それらしき建物を悠二は発見して呟く。

そして呟くと同時にそこへ歩み寄り、バーらしきそこの扉をコンコンと叩いてからゆっくりと開いた。

すると、扉を開けたそこからはお酒の匂いがそれなりにし、カウンターらしき場所には一人の女性の姿があった。

その女性は扉を開けた主である悠二たちにちらりと視線を向け、すぐに興味なさげに逸らす。

そんな女性に、悠二たちは中へと入ってゆっくりと近づいていき、小さく声を掛ける。

 

「こ、こんにちは、マージョリーさん」

 

「ん……珍しいわね。 あんたはともかく、おチビちゃんがここに来るなんて」

 

『ヒッヒッヒ、確かに珍しいやな! おチビの“炎髪灼眼の討ち手”と堅物の“天壌の業火”が揃って、我が偉大なる飲んだくれマージョリー・ドーに会いに来るなんざぁな!』

 

『相変わらず耳障りな声を上げてくれるな、“蹂躙の爪牙”』

 

マージョリーに続いて声を上げたマルコシアスに、アラストールはうんざりしたように言う。

だが、それでもマルコシアスは若干下品といえる笑いを上げ続け、そしてマージョリーに蹴られる。

 

「うっさいわよ、バカマルコ。 話が進まないじゃない」

 

蹴りとその一言で黙ったマルコシアスを合図に、マージョリーは何の用かと目線だけで問う。

それに一瞬意図が読めずに呆然とした悠二だったが、すぐに慌てた様子で聞こうと思ったことを尋ねた。

若干の期待を抱きつつも、やっぱり知らないかなと思いつつ、恭也のことを語って尋ねた。

すると意外にもマージョリーは心当たりがあるのか、ああ、と呟いて一口お酒を口にする。

 

「し、知ってるんですか、恭也さんのこと!?」

 

「ん……知ってるも何も」

 

『そりゃあ、俺らと殺り合ったことのある“闇刃の狩り手”のこったぁな』

 

「「……はい?」」

 

心当たりどころの話ではない一言に、悠二だけならずシャナまでもが呆けた声を上げてしまう。

それにマルコシアスは可笑しそうに笑い、マージョリーはもう一口お酒を口にして再び口を開いた。

 

「殺り合ったのよ……私と、“闇刃の狩り手”はね。 いつだかは、もう忘れたけどね」

 

「えっと……それじゃあ、そのときのことを、出来たら教えてもらえませんか?」

 

「別にいいけど……話を聞いた所で、今のあんたたちにどうこうできる相手じゃないわよ?」

 

『ヒッヒッヒ、なんてったって、我が愛しの殺し屋マージョリー・ドーが防戦一方になるような相手だからなぁ』

 

その一言に、またしても二人は驚かされてしまう。

戦闘狂として名高いマージョリーほどの者が、防戦一方になってしまう。

それだけで、相手の戦闘能力がかなり高いという風に認識できてしまう。

だが、それは当たりであって、当たりではない認識だとこの後呟かれた一言でわかることとなった。

 

「うっさいわね……あんな反則紛いの自在法使われちゃ、それ以外ないじゃないのよ」

 

「反則紛いの自在法って……どんな自在法使われたのよ」

 

聞き返す言葉にすぐには答えず、マージョリーはそのときのことを思い出して苛立ちを隠せない様子でお酒を一気に飲み干す。

そして近くのボトルを手にとって再びコップに注ぎつつ、やはり不機嫌そうにそれを語った。

 

「……簡単に言えば、自在法を封じる自在法よ」

 

「自在法を封じる……」

 

「自在法?」

 

「ええ。 封絶のような広域範囲での結界を張り、その中で動く者すべては自在法を使用できなくなる……そんな自在法よ。 たくっ……あの契約者が自作した自在法か、“闇の獣神”独自の能力かは知らないけど、性質が悪いったらないわ」

 

「? でも、動く者すべてってことは、その自在法を使ってる本人も使えなくなるんですよね? だったら、条件は五分五分なんじゃ……」

 

「普通に考えたらね。 でも、あいつは自在法を使えないという状況下でも戦闘力はまるで衰えないのよ。 たぶんあいつ自身、自在法をあまり行使しない戦い方だからでしょうけどね」

 

そこまで言い終えて、マージョリーは再びコップを傾けて一気に飲み干す。

そして、そこまで聞き終えた悠二とシャナはというと、語られたことの凄さを再確認していた。

自在法を封じる自在法、そして自在法なしでも衰えない戦闘力……語られたその二点だけでも脅威と言える。

自在法を封じるというフレイムヘイズや紅世の徒、王にとって不利と働くはずの条件化を逆に利用して戦うフレイムヘイズ。

一風変わったと言えると同時に、そのとおりならば確かに自在法を駆使して戦うマージョリーとは相性が悪すぎる相手と言えるだろう。

 

「そういえば、マージョリーさんが襲われた理由って……やっぱり、僕たちと?」

 

「同じよ。 “白戒”に聞き覚えはないか、そう聞かれて知らないと答えた途端に襲い掛かってきたわ」

 

「そう、ですか……でも、ほんとに“白戒”ってなんなんだろ」

 

「さあね。 真名であるということはわかるけど、まったく聞いたこともないんだから答えようもないわ」

 

話題が変わって、恭也のことから今度は“白戒”のことについて悠二は考える。

というのも、恭也の目的は“白戒”なのであって、本来は自分たちじゃない。

そのため、どうにかすれば恭也と自分たちが争わなくても済む方法があるのではと考えているのだ。

“白戒”探しを手伝うという申し出は屋台前でのときに断られたし、シャナ自身も恭也と関わることを激しく嫌がっているように見える。

しかし、だからといって戦わなくてもいい相手と戦う必要がどこにあるというのだろうか。

少なくとも、悠二は戦いたいとなど思ってはないため、どうにかして恭也を止めて和解する方法を探す。

だがまあ、協力するというとても単純な和解方法はすでに切り捨てられているため、そう簡単に方法が浮かぶわけもない。

故に、悠二は佐藤家からお邪魔したまでも、家へと帰る間も、家に帰ってからも、しばらくそのことを悩み続けるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

街の一角、人気のほとんどない路地裏にて、恭也は立っていた。

地面に視線を向けつつ立つ恭也の右手には、愛刀である八景とはまた違う真っ黒な短刀が握られている。

その柄から刀身まで真っ黒の短刀を、恭也は息を吸って吐いた後、切っ先を地面へと突き立てる。

突き立てられた切っ先は地面に触れると複雑な陣を描き、その刃の半分ほどを地面に侵食させる。

そして、刃がきっちり半分ほど地面に沈んだのを見て、恭也は柄から手を離して小さく息をつく。

 

「ふぅ……あと何本だ?」

 

『あと一本だな。 場所は……そうだな、ここより東に少し行った辺りでいいだろう』

 

「まったく……本当に面倒だな、この自在法は」

 

『仕方あるまい。 四方陣なしでも構成は可能だが、なければ酷く脆いのだからな』

 

愚痴を溢す様に呟く恭也にケイトルファはそう返す。

現在この二人が宿代わりの廃ビルを出て町を徘徊し為していること、それはとある自在法の下準備。

それは恭也も言うように面倒なことではあるのだが、しなければしないで面倒な事態にもなる。

そのため、恭也は面倒だと思いつつも、町の中でなるべく人気のない場所を探して準備をしていた。

 

「しかし……正直“炎髪灼眼の討ち手”だけならば“深淵の監獄”を使わずとも、“闇刃”だけでどうにでもなるのではないか?」

 

『あ奴だけならばな。 だが、この町にはあ奴だけでなく、“弔詞の詠み手”もいるようだからな。 準備しておくに越したことはないだろう?』

 

「“弔詞の詠み手”が? ……そんなこと聞いていないが?」

 

『言ってないからな。 動こうとしなかったお前に言っても意味がないであろう?』

 

「……はぁ」

 

溜め息をつきつつ、反論しても無駄だと悟って恭也は無言で歩み続ける。

それにケイトルファは少しだけ可笑しそうに笑い、取り繕うように言葉を続けた。

 

『まあ、言わなかったことについては一応謝罪しよう。 だが、今知ったからと言って後戻りするわけにはいかんぞ?』

 

「わかっている。 どの道、“深淵の監獄”はあと一本で完成する……後戻りなど考えんさ」

 

『ふ……それを聞いて安心したぞ。 迷いやなんやで一時はどうなることかと思ったが、お前の復讐の念は消えてなどいないことがこれではっきりした』

 

「迷ってなどいられるものか。 これが成功した暁には、“白戒”を呼び寄せることができるかもしれんのだからな」

 

それが、迷いを見せていた恭也を動かした一言だった。

“白戒”を呼び寄せることができる、そのただの一言だけで、恭也は動き出すことを決めたのだ。

何を根拠にケイトルファがそう言ったのか、それは後の説明で恭也は理解し、可能性は十分にあると判断した。

ならば自身の過去がどうのなどと迷ってなどいられない、“白戒”の討滅は自身が今も生き続ける意味なのだから。

 

『襲撃はいつにするのだ? 明日か? 明後日か? それとも――』

 

「今日だ。 今日の夜、奴を狩り、“ミステス”をこの手に」

 

『そうか……くっくっくっ』

 

その会話、そのケイトルファの笑いを最後に、二人は日の沈みゆく町へと消えていった。

 

 


あとがき

 

 

ちょっち短いね。

【咲】 ちょっとじゃなくてかなりね。

ぐ……ま、まあ、久しぶりに更新したということで許してちょ。

【咲】 はぁ……まあ、いいけど。 で、なんで久しぶりに更新しようなんて思ったわけ?

いや〜、この作品って意外に見てる人いるんだなぁって思ってさ、だったら久々に更新しようってのが半分。

【咲】 もう半分は?

これに触発されて、浩さんがシャナとのクロスを更新してくれるよう祈ってというのだな。

【咲】 リリカル恭也&なのはで忙しいんだから難しいでしょうに。

いや、でもな、浩さんのあれは実のところ凄く楽しみにしてんだよ。 あの続きが激しく気になるんだよ!!

【咲】 はいはい、鬱陶しいから興奮しない。

げばっ!!

【咲】 まあ、つまりは読者を思ってのことと、浩に更新を迫るっていう私欲で書き上げたわけね。

ま、まあな……まあ、さすがに無理にと言っているわけじゃないが。

【咲】 無理に言ったら図々しいにもほどがあるわよ。

まあねぇ。 だから無理にじゃなくて、できたらってわけ。

【咲】 つまり、控え気味に言うことでよりプレッシャーを与えようと?

なんで君は物事を悪い方向に考えるかな……。

【咲】 ま、それはさておき、シャナのストーリー以前にオリジナルな事件が動き出しそうな感じね。

だな。というか、シャナで起こる事件を先にすると、恭也が乱入してごっちゃになるし。

【咲】 それを避けるために、恭也が起こす事件を先に持ってきたと?

そういうことだな。 ただまあ、原作の事件に比べると控えめな感じではあるな、これは。

【咲】 まあ、狙ってる対象が限られてるからねぇ。

反対にシャナ側、というか悠二は戦う気がナッシング。 和解の方法を探してるからねぇ。

【咲】 片や殺る気満々、片や戦意なし……さて、どうなることやらね。

まあ、次回以降をお楽しみに、だな。

【咲】 まったくもっていつも通りね……じゃ、今回はこの辺で!!

また次回も見てくださいね〜ノシ




あうちっ! プ、プレッシャーで、潰れそう……(笑)
美姫 「これを切っ掛けに書けば」
いやいや、物事には順序がですね。
美姫 「遂に動き出す恭也。危機が迫っているとも知らず、悠二は未だに和解できる策を考えているみたいね」
お、おーい。
美姫 「マージョリーも参戦してくるのかしら」
あ、それはすっごく気になるな。どうなるんだろう。
美姫 「次回が待ち遠しいわね」
うんうん。次回も待ってます!
美姫 「待ってますね〜」



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