このSSはとらハ3と永ワ刻のクロスオーバーです。

主人公はALLエンド後でフリーという設定ですが関係あるかと問われれば不明です。

少しシリアスというかダークというような要素が含まれています。

そういったもののお嫌いな方以外で読んでみようと思う方はぜひお読みください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

永ワノ刻ヲ渡ル者

 

プロローグ

 

 

 

 

 

 

 

 

―???視点―

 

 

その日も僕は駆けていく。

キミのところに向かって。

自慢の四本足で急いで、急いで駆けていく。

少しでも早くキミに会いたいから。

少しでも長くキミと遊びたかったから。

だからかな。

今までで一番早くキミのところに来れた気がするよ。

 

「そうなんだ……いつもごめんね」

 

気にしなくてもいいよ。

キミはここから離れることができないんだし。

それより今日は何して遊ぶ?

鬼ごっこ?木登り?

キミのしたいことをしようよ。

 

「それもいいけど……今日はずっとこうしていたいな」

 

別にいいけど…。

ずっとこうしてても面白くないよ?

 

「そうかな? こうしてコン太とソラを眺めてるだけで私は楽しいよ」

 

ふ〜ん……。

キミがそれで楽しいなら僕はいいよ。

 

「見て……あのソラ、コン太みたいだよ」

 

そうかな?

僕にはそうは見えないけど、キミがそう思うならそうなんだろうね。

 

「風が気持ちいいね……」

 

そうだね。

少し眠くなってきちゃった…。

 

「眠ってもいいよ」

 

でも……それじゃあキミが退屈になっちゃうよ?

 

「大丈夫……コン太とこうしてるだけで楽しいから、ね」

 

そうなんだ。

じゃあ少し眠るね。

おやすみなさい……。

 

「うん……おやすみ、コン太」

 

 

 

 

 

 

 

 

―恭也視点―

 

 

そこで夢は終わり、俺は目を覚ました。

いつからだろうか。

見覚えのない場所で見覚えのない少女と共に過ごす。

どこか懐かしい感じられるそんな風景。

そんな夢を見始めたのは……いつからだっただろうか。

 

「いったい……なんなんだろうな」

 

思わずそう呟いてしまう。

夢は夢だと言われればそれまだかもしれない。

だが、心のどこかでその夢が引っかかっている。

 

「…考えても仕方ないか」

 

どうせ答えなど出ないのだ。

だったら考えるだけ無駄だろう。

そう思い考えをそこで打ち切ることにした。

 

「起きるか……」

 

布団から起き上がり鍛錬着に着替える。

そして着替え終わると鍛錬用の装備一式を持って俺は部屋を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

美由希と共に朝の鍛錬をし、自宅へ戻ってくる。

今朝の夢のことがまだ引っかかっていたのか危うく一本とられるとこだった。

美由希からも「どうしたの? どこか具合でも悪いの?」と聞かれたが十年早いといういつもの一言で一蹴しておいた。

 

「お師匠〜、今日の味付けはどないですか?」

 

「……」

 

「お師匠〜?」

 

「…ん? なんだ?」

 

「どないしはったんですか? 少しぼーっとしてはったみたいですけど」

 

「そういえば鍛錬のときもそうだったよね。 ほんとに大丈夫?」

 

「ああ、問題ない……」

 

他の皆も心配そうな目で俺を見ていた。

どうやら少し考えすぎていたみたいだ。

考えるのはさっき打ち切ったはずなんだがな……。

 

「ご馳走様……それじゃあ俺は先に出るから」

 

「ほんとに大丈夫なの、恭也?」

 

「ああ、特に体調が悪いわけでもない」

 

「そう……気をつけてね」

 

「ああ…」

 

母さんの言葉に俺はそう返して自室に荷物を取りに行き、自宅を出て大学に向かう。

さっきはああ言ったが少しいつもと違うというのは自覚できていた。

体調が悪いわけじゃない。

夢のことがずっと気になっているのだ。

夢の中では俺は狐の姿をしていて……。

狐の姿をしている俺をコン太と呼ぶあの少女。

見覚えのないはずなのに見覚えのあるような感覚にとらわれる。

そんな不思議な夢。

いったいあれは……なんなんだろうな。

 

 


あとがき

 

 

いつからだろうか…こうも衝動に負けてしまう自分になったのは。

【咲】 前からよ!!

へぶしっ!!

【咲】 次から次へと増やしては増やして……。

しょ、しょうがないだろ……。

【咲】 何がしょうがないのかしら…?

書きたかったんだもん。

【咲】 馬鹿者!!

あべしっ!!

【咲】 もう少し後先考えて書きなさいよ、え?

う、うう……。

【咲】 はぁ……ま、書いちゃったものは仕方ないけどね。

そ、そうそう。 何事も前向きにだな……

【咲】 あんたが言うな!!

はぐあっ!!

【咲】 まったく……では今回はこの辺で♪

うう……ほ、他のも遅れないように執筆していきますのでぜひまた見てください…。




という訳で新作の投稿〜。
美姫 「ありがとうございます」
で、例によってクロスしている作品が分からない…。
美姫 「無知ね」
む、無知とは違うと思うぞ。
美姫 「はいはい」
ま、まあ良いもんね。その分、展開が楽しみだし。
美姫 「そんなこんなでまた次回で〜」
ではでは。



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